▲アメジストセージの花 花言葉は「家族愛」「炎のような情熱」
アメジストセージ (Amethyst sage)という花名は、花色が宝石のアメジスト(紫水晶)のようなセージという意味です。
セージは、ラテン語の「salvus(健康・治療)」が語源で、この種類の植物が薬用になることに由来します。
「salvus」は、フランスで「sauge」に、イギリスで「sage」に変化したそうです
【2016年10月の雑感②】
興味深かった記事の紹介
■午前6時の外は少しずつ暗くなり始めています。朝起きると(3度目の目覚めの場合が多いのですが…笑)今日も生きていたと実感する今日この頃です。昨夜は変な夢を見ました。自分がなぜか熊を飼っていて周りから非難されるのです。
処分するのはもう少し待ってくれと懇願するのですが、そこで目が覚めました。何なんでしょうかね。(笑)
■読書の秋ですね。今朝の朝日新聞で特集していましたが、私が愛読する本が朝日新聞で紹介されたことはほとんどありません。書評を読んでも読んでみようという気になることもありません。世の中は広くていろんな人がいろんな本を読んでいるのだなと事実認識をするだけです。
■相変わらず残り少なくなったプロ野球のテレビ観戦を楽しんでいます。MLBではクリーブランド・インデアンスとシカゴ・カブスがワールドシリーズを戦っています。下馬評はカブス有利ですが昨日の第1戦はインデアンスが勝ちました。私は判官びいきでインデアンスです。ですが投手力はカブスの方が優れています。さてどうなるのか楽しみです。(今日はカブスが勝ちました)
●日本シリーズは日本ハムが盛り返して2勝2敗のタイになりました。こちらも広島カープが有利なのですが、不利と思われる日本ハムを応援しながら観ています。勝負事はいずれかにシンパシーを持つ方が楽しめます。
■さて表題についてです。毎朝のネットサーフィンが日課ですが、最近興味ぶかかった2つの話題を紹介します。1つは先日(日曜日)の競馬、菊花賞のレース回顧に関する記事です。
●私は50年以上前の小学生のころからの競馬ファンです。競馬を馬券の対象として観るだけでなく、スポーツとして観戦するロマン派です。まず今回紹介するのはプロの記者「柏木集保氏」の重賞レース回顧です。下記をクリックすると記事が読めます。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=35351
●柏木氏の予想も毎週拝見していますがそんなに的中とはいきません。他の競馬記者も似たようなもので単なる参考程度にしかなりません。ですが済んだレースの分析・論評には一目置いています。
●今週の重賞回顧録は3歳クラシックレースの最後の3冠目、菊花賞です。レース結果は周知のとおり「サトノダイヤモンド号」が見事に優勝しました。今回は同じディープインパクトの産駒であるディーマジェスティ号との一騎打ちの感が強く、配当の妙味がないと馬券は購入しませんでした。
●ですが2歳時から期待されたディープ産駒3強のダービー馬マカヒキ号不在とはいえ最後の菊花賞での2強の争いには興味津々でした。個人的にはサトノダイヤモンド号の容姿と走り方が好きでした。当然応援していましたので結果には大満足です。
●専門家の柏木氏はこのレースをどのように分析・論評してくれたのか愉しみでした。ところがその内容に苦笑する場面がありました。それは「関東場が15連敗」という最近では懐古的な関東・関西意識です。
●プロ野球の世界では巨人(関東)阪神(関西)という意識は根強くありますが、実際は関東にも阪神ファン、関西にも巨人ファンが大勢います。競馬の世界では昔、おおかた昭和の時代には関東馬(美浦トレーニングセンター所属)と関西馬(栗東トレーニングセンター所属)の対抗意識はすごかったのです。
●私は子供のころから巨人ファンですが、競馬は関西馬ファンの意識が強かったですね。昭和30年代から50年代は関東馬の方が強くて、関西馬は時々優秀な馬が出るだけでした。
●昭和39年の関西馬シンザン号が三冠馬になり、翌年五冠馬になったときなど高校生だった私は溜飲を下げたのを覚えています。その後も関東馬の優勢は続き、当時テレビ解説をされていた故大川慶次郎氏の鼻につく関東馬贔屓には嫌悪感を覚えたものです。(ライアン、プロミスなどテレビ中継で我を忘れて絶叫していましたね‐笑)
●その点、詩人の故寺山修司氏は個別の馬を評価して、関東・関西意識は少なかったようで好感を持った記憶があります。独特のやさしい声で、品格を感じさせる解説でした。
●今回取り上げたのは柏木氏が私と同世代で、いまだに関東・関西意識を引きずって解説しているのかと思ったからです。最近の若い記者は馬券中心主義ですから(仕事で的中率が評価されるのですから当然ですが)あまり関東・関西をあらわにはしていません。
●柏木氏も他のレース回顧ではあまり関東・関西には触れられなかったので今回、多少の驚きとなつかしさが湧いてきました。菊花賞関東馬15連敗を案ずるよりも、今回のレースの置けるサトノダイヤモンド号の勝因分析をもっと掘り下げてもらいたかったですね。
●よほど腹立たしかったのでしょうか。予想が外れたからでしょうか。ちなみに私は今も関西馬贔屓です。ですから気持ちはわからんでもないのですがね。(笑)
久しぶりに昔の記憶を思い出させてくれる記事でした。
■もう一つは東洋経済オンラインの記事から「シャープが鴻海との交渉に失敗した理由」という記事です。
http://toyokeizai.net/articles/-/141492
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161027-00141492-toyo-bus_all
●世の中には会社を腐らせる病がある。それは一見、会社と関係ない組織にも起きる。著書『有名企業からの脱出 あなたの仕事人生が”手遅れ”になる前に』を上梓した経営共創基盤CEOの冨山和彦氏が世間を騒がせたニュースから、本質に迫る短期集中連載。第1回は経営不振から今年8月に鴻海精密工業(ホンハイ)の傘下に入ったシャープの「失敗」を読み解く。(本文より)
●この記事を読みながら最近読んでいる(途中です)ジェフリー・フェファー著の「悪い奴ほど出世する」と「権力を握る人の法則」を思い起こしました。
●リーダーシップはこうあるべきだ、こうすれば成功するという理論はいくつも発表されています。当社の池田代表の著書「基本からわかるリーダーシップ理論」(イーストプレス社刊)にも14の理論が紹介されています。
●ではこれらの理論を知れば自分のリーダーシップは磨かれるのかと言えばそうは簡単ではありません。この記事から学べるのは状況によって必要なリーダーシップは違うということと、私が信奉する「パワー理論」の応用が必要だという再認識でした。
●状況によって必要なリーダーシップは違うということを冷静に認識していれば、自分の価値観、人間性を突き放して必要な言動をとるべきだということがわかります。分かったならばそれを実行できるかということです。ここが第一関門です。これって難しいですよ。
●次にパワー理論とは影響力のことです。この影響力には6つあると言われています。それは①強制パワー ②報酬パワー ③正当パワー(公式の地位など) ④準拠パワー(あの人のようになりたいと思うこころ)⑤専門パワー ⑥情報パワー
●これらのパワーは受け手が影響を受ける(行動をする)ことによって発揮されるものです。
相手との相関関係のなかで発揮されるものです。これらのパワーも状況によって使い分けられなければならないことがわかりますね。
●本文の著者富山和彦氏は企業再生の専門家であり実践者だけに言わんとされることには共感を覚えます。但し、状況は企業が危機に瀕していてそこからの再生に必要な人材のリーダーシップ論です。
●あなたが小集団の長であるとか、平和な環境のチームの長である場合には本文の指摘から学ぶことは少ないでしょう。リーダーシップの基本を学び、あとは自分の属する組織で実践を試行錯誤しながら体得していくのがベターです。
●私の場合は第一線を退いたので過去を思い浮かべながら興味本位で読んでいるのです。<完>
■東京都の小池百合子知事が定例記者会見で紹介された『失敗の本質』(中公文庫)がまたぞろ売れ出しているようです。官僚的な組織の改革には適したテキストかもしれません。興味のある方は同書の続編『戦場のリーダーシップ篇』(ダイヤモンド社)も合わせてお読みになると良いでしょう。
- 登録日時
- 2016/10/27(木) 15:00