【2017年6月の雑感①】病気備忘録と最近の状況
▲クレマチス:花名のクレマチスは、ギリシア語の「klema(つる)」に由来します。その名のとおり、修景用のつる植物として人気が高く「つる性植物の女王」とも呼ばれています。クレマチスは、花が大きく観賞価値の高い品種の総称になります。
クレマチスの花言葉は、「精神の美」「旅人の喜び」「策略」だそうです。
8回目の治療が終わったが食事が益々まずくなりました
■副作用のひとつ「味覚障害」がひどくなってきたようです。食いしん坊の私にとっては残念な状態です。食欲もなくなり体重が減ってきました。55㎏をキープしていましたがついに割ってしまいました。さてどうなることやら(笑)
●治療そのものには慣れてきてあまり不自由は感じなくなりました。鼻血が止まらないし喉も声が掠れるので6月6日には耳鼻咽喉科の診察を受けることになりました。予約をしていただいたのですがその後に状態が少し良くなってきました。これだと「アバスチン」という薬を再開することになるでしょう。
●アバスチンというのは癌が増殖するのを直接防ぐ薬らしいのですが、毛細血管にも影響を与えるので出血をすると血が止まらなくなるそうです。鼻血が毎朝起こる私には常用しない方が良いということで休止になりました。
●花粉症の季節が終わったので鼻水は止まりつつあります。ですが発毛が著しく低下しているので鼻毛が伸びません。そのせいでいろんなものが鼻から入って粘膜を刺激しているのでしょう。マスクをしないといけませんね。
■今朝(6月4日)は快晴で爽やかな朝でした。午前6時半に朝日を浴びながらラジオ体操をして散歩をしました。空気がひんやりしてとても気持ちが良かったですね。しかし足はだるくて力が入りません。ゆったりと歩きながらNHKのラジオを聴きました。
●「著者に訊く」というコーナーで『最強のプレゼン(2017年1月刊)』という本が著者の小峯隆生氏へのインタビューで紹介されていました。内容はプレゼンに演劇のノウハウを活用せよとの主旨でした。
●シェークスピアの「ブルータスとアントニー」、「ハムレット」のシーンを紹介しながら聴衆をいかに惹きつけ、伝えたいことを効果的に伝えるかのさわりを述べられていました。講師業をしていた私には興味深い内容です。ちょっと本屋さんをのぞいてみたいと思わせるプレゼンでした。
●今日は先月末に注文しておいたエドガー・シャイン先生の新著『謙虚なコンサルティング』の入荷連絡を受けていたので取りに行く予定でした。シャイン先生の著書は「プロセスコンサルテーション」「人を助けることはどういうことか」「問いかける技術」についで4冊目の購入です。
●現役は済んでしまいましたが過去の反省も踏まえて「コンサルティング」について考えてみたいと思っています。愉しみです。
■時間があるのでテレビを見るか本を読む時間が増えました。プロ野球、大相撲、競馬、格闘技などを観ますので結構時間を使います。他にはドラマも観ますが日本のドラマはあまり見ません。今シーズンは「緊急取調室」と「クロスロードⅡ」くらいですね。
●アメリカやイギリスのドラマを観ています。レンタルかBDの購入です。昨日BDの『パーソンオブインタレスト-シーズン1』が届きました。23話を観るのに1か月はかかりますね。(笑)他にはNHKの「ダウントンアビーシーズン6」韓ドラ「オクニョ」と消化が大変です。
●そのうえクラシック音楽番組を録画して観ますので時間が足りません。特にBSプレミアムの日曜の真夜中4時間のコンサート、オペラ、バレエには興味深いものが目白押しです。BDに録画しているので1回見るだけで貯まるばかりです。残された時間が少ないのに悪い癖は治りません。(笑)
●読書はビジネス書より小説を読む機会が増えました。最近は内館牧子さんの『終わった人』、安部龍太郎さんの『家康-1自立篇』、そして太田愛さんの『天上の葦』上下巻を並行して読んでいました。昨日ようやく『天上の葦』下巻を読み終えました。原稿用紙1800枚の長編でした。
●作者の太田愛さんはテレビドラマ「相棒」の脚本をよく書かれています。最新の劇場版もそうでした。小説は3冊目でしょうか、最初の「犯罪者-クリミナル」も読みましたが、長すぎるのが私には不満です。
●テーマは共謀罪や言論統制にたいするアンチテーゼだと思いますが、戦前の日本の状況も絡み、話が複雑になり過ぎだと感じました。一気にのめり込むことができないまま何とかゴールインという感じですね。疲れました。
●引き続き3冊同時読書を続けます。次の一冊は話題の直木賞作家、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』です。ピアノコンクールがテーマの内容のようです。クラシック音楽ファンの私にとっては興味深いものです。愉しみです。
●角川書店のPR誌『本の旅人』を愛読しています。連載の林真理子さんの
『西郷どん』と中路啓太氏の『ミネルヴァの旗を立てよ-宰相岸信介』を読むためです。「西郷どん」は来年のNHK大河ドラマの原作です。今年は私にとっては面白くないので来年に備えています。
●つらつら書いてきましたが、病の副作用に苦しみながらもいろんなことに好奇心を持って遊んでいます。決して充実した日々ではありませんが、私にとって穏やかに暮らすとはこういうことなのかもしれません。ではまた。<完>
- 登録日時
- 2017/06/04(日) 10:23