【2017年6月のトピックス②】
▲夏の薔薇。知人からの贈り物です。バラは春と秋かと思いきや夏にも鑑賞できるのですね。
将棋、競馬、ゴルフ、プロ野球、そして読書から<Ⅱ>
■昨日の続き。自宅のおける抗がん剤の投薬は9時AM現在残り20%になりました。順調です。少し早めの午後2時ごろに完了するでしょう。気候が暖かくなると流れが速くなり3時間の短縮です。
●ですが副作用で味覚障害がひどくなりました。朝食は無理やり流し込んだところです。これから月曜日まではこの状態が続くでしょう。カップヌードルやカレーうどん、ライス、親子どんぶり、お茶漬けなどが対策食ですね。
●冷たいものも飲めなくなりましたから、常温に戻してのジュースはおいしくありません。コーヒーより暖かい白湯の方が美味しく飲めます。間食をする気が起こりませんから体には良いのでしょう。
■ゴルフの話題は全米オープンゴルフ2位の松山英樹選手のことでしょう。惜しいというより完敗です。ですが彼の進化は素晴らしいですね。他に日本人選手と比較すれば実力は抜きんでています。
●ではなぜ勝てないのでしょうか?それはメンタル面にあると思います。今回も2日目と最終日に好スコア、初日と3日目にバッドスコアでした。初日は緊張感もあったのでしょう。2日目に盛り返して「よしっ」となった気負いが3日目に伸び悩んだ要因でしょう。最終日は開き直って実力発揮です。
●このメンタル面のコントロールが若い松山選手の課題の一つだと思います。言うは易し、行うは難しですがぜひ克服して早くメジャータイトル優勝を果たしてもらいたいものです。2位ではだめなんです。1位でなければ。
●技術面では「サンデーモーニング」のスポーツコーナーでプロゴルファーのタケ小山さんが、松山選手のサウンドウェッジの5種類ぐらいの打ち方の変化を解説してくれていましたが、流石プロの技と感心しました。体力に恵まれ、技の磨きにも余念がない松山選手、20代でのメジャー制覇を期待します。
■プロ野球は面白くありませんね。(笑)応援するジャイアンツが沈没しているからです。おそらく今年はBクラスになるでしょう。セリーグの優勝は広島カープの2年連続で決まりでしょう。おそらく3連覇か5連覇まで行くかもしれません。そのうち私は死んでしまうかもしれませんね。(笑)
●ジャイアンツの失敗の要因は「ドラフト戦略、FA戦略(調達)のミス」「若手(育成)が進んでいない」「試合における選手活用の拙さ」の3点があげられるでしょう。
●どのような組織でも強くするためには人材の調達、育成、活用が基本です。ジャイアンツの人材調達のミスはひどいものです。ドラフトでは消極的な姿勢と弱い籤運で惨敗続きです。菅野投手以外失敗続きですね。
●FA戦略も実力と賞味期限の見極めが不十分です。今年も山口投手以外の森福、陽岱鋼は考えものですね。外人補強も今年はようやくマギー選手、カミネロ投手が及第点ですが、ギャレットやクルーズは失敗です。来年はマシソンもマイコラスも大リーグに帰るそうですから、本塁打を打てる助っ人を補強してもらいたいものです。
●首脳陣の入れ替えはやむを得いでしょう。鹿取GMの手腕に期待で。広島カープの3連覇は可能性大ですが、その先は混戦に持ち込んでもらいたいと思います。ライバルの阪神タイガースの方がチーム作りは進んでいると思われます。
●ちなみに今年のパリーグは楽天とソフトバンクの一騎打ちになるでしょう。最後まで暑い戦いを繰り広げてくれることを期待しています。尚個人的には今年のジャイアンツのテレビ中継はあまり見ないようにしています。どうしても体に力が入るのと負けた試合のストレスで病気に良くないと判断したからです。13連敗のおかげであきらめがつき、対象から遠ざかることで心を乱されることが無くなりました。(笑)
■最後に読書から。前々回に小説を3冊同時に並行読みしているとお伝えしました。今月初めまでに太田愛さんの「天上の葦-上下」を読み終えて、これから安倍龍太郎の「家康(1)」、内館牧子の「終わった人」、恩田陸の「蜜蜂と遠雷」読むと書きましたが、途中で寄り道しています。
●家康はあと2章残し、終わった人と蜜蜂と遠雷は手付かずです。なぜなら他に好奇心を刺激する本が入手できたからです。それは木下昌輝著「敵の名は、宮本武蔵」と原田伊織著「明治維新という過ち」の2冊です。
●これらの本は私が何冊も読んだことのある『宮本武蔵』に関する小説であることと、木下氏の切り口が斬新であることです。また『明治維新』については多くの方と同じように複数の作家の小説を読んできました。とりわけ司馬遼太郎氏の小説は多いです。
●ところが原田氏のこの著書は司馬史観と言われる明治維新と明治という時代の肯定的な捉え方に疑問を提示されています。その内容はまだ半分ほどしか読んでいませんが,刺激に富んでいます。これまでの常識と思われていた事柄に疑問を提示されると考えさせられます。原田氏の説に成程と思うこともあれば、そうでないこともあります。
●そこで講談社現代新書にある板野潤治、大野健一著『明治維新』2010年刊を購入しました。お二人は学者です。原田氏は歴史評論家ですからその立ち位置は違います。司馬遼太郎氏はいわずとしれた作家です。それぞれの立場で研究された仮説の提示ですから比較するのも良いでしょう。
●まず宮本武蔵ですが私の読書歴では吉川英治の「宮本武蔵」全8巻に始まり柴田錬三郎の「決闘者」、笹沢佐保の「宮本武蔵」全15巻、小山勝清の「それからの武蔵」、縄田一男の「武蔵」、加藤廣の「宮本武蔵」、小嵐九八郎の「悪武蔵」(未読)、井上雄彦の「バガボンド」未完などです。
●木下氏の小説は宮本武蔵を敵とした人の立場から書かれた連作短編集なのです。最初の有馬喜兵衛が13歳の武蔵に敗れる小説ですが、その内容はほうそういうこともありえるなと感心しました。今は吉岡憲法のところを読み始めましたが、剣だけではなく絵画や色の話題が出てきます。いずれも興味深い内容になっています。
●原田氏の著書は半分以上読みました。好奇心を刺激してくれます。早くも次の「大西郷という虚像」に興味があります。来年の大河ドラマ「西郷どん」の原作である林真理子さんの連載小説を「本の旅人」で読んでいるものですから。
●原田氏の新刊は「官賊に恭順せず 新選組土方歳三という生き方」だそうです。これにも興味があります。新選組も私はいくつもの小説を読んでいます。これも読みたいなァ、またまた脱線して読み残しの本が増えそうです。
エドガー・シャイン先生の本や金井壽宏先生、中原淳先生のビジネス書なども本棚に鎮座したままです。ちょっと頑張って読んで紹介できたらと思っています。
●手のしびれが強くなってきてパソコンの打ち間違いが多くなってきました。もう限界のようです。薬はあと10%ぐらいまでになってきました。ではまた。<完>
- 登録日時
- 2017/06/29(木) 13:03