【2017年11月の雑感②】病気備忘録
▲昨日に引き続き紅葉です。近隣はほとんど落葉しましたがよく観察すれば紅葉やカエデの樹は最後に美しさを見せてくれています。自然の醸し出す美しい色は見事です。
癌よりも末梢神経障害に悩まされています。
■昨日は久しぶりに病気以外のことを書きました。役立ち情報として「事実と真実」の違いと人は事実に基づいて語るより自分の意見を優先するということを伝えたかったのです。このことはまた別の機会に掘り下げてみようと思います。
(人は出来事を自分の見たいように観る→ユリウスカエサル)
●10月24日(火)に抗がん剤投与再開。懸念する副作用として①白血球の減少②下痢の発症 ➂痺れの悪化 ④脱毛 などを確認しました。先生からは副作用を考慮して『SLV5FU2』という治療に変えるとのこと。具体的にはイリノテカンという薬を休止するということです。この薬を止めることで癌に対する効力は落ちるが、痺れの副作用は緩和されるということでした。
●また下痢も脱毛も起こらない、白血球は2週間後の血液検査で診ましょうとのことです。
●次回11月7日(火)までの経過は①3日間の在宅投与が終わって26日(木)に抜針をしてもらいました。翌27日(金)の朝、目覚めると手の指が腫れたようになりました。しかも疼痛もあってこれはえらいことだという気になりました。
●さらに家の近くの急な勾配がある坂道を昇って買い物に出かけた時、坂の上あたりで胸が痛くなりました。「わっ、心筋梗塞か」と思い、ゆっくり平地をあるいて胸の痛みが鎮まるのを待ちました。幸い帰りは下り勾配なので事なきを得ました。
●以前から抜針の後は、5日間ほどは副作用で体がだるくなったのですが、今回は翌28日(土)には楽になりました。痺れるという副作用もこの数か月と同じ状態に戻りました。下痢も脱毛もありません。また味覚障害も起きませんでした。
●ですが鼻血が出るようになりました。軽いのですが血液をサラサラにするイグザレルトという薬を飲んでいるので血が止まりにくいのです。鼻をつまんで5分間ほど安静にしてようやく治まります。ですが翌日にはかさぶたになったような鼻が出てきます。この繰り返しが続きました。
●痺れは続き、時々手と足の指に疼痛が生じます。しかも茶碗やコップを取り落とし割ってしまいました。スーパーのレジでは小銭が上手く出せず苦労します。少しずつ慣れて事前に準備をするなどの工夫をしています。
■11月7日(火)の診察結果は①白血球は3,900あるのでOKとのこと ②マーカーの数値も少し良くなっているとのこと。➂血液検査の結果は他も問題なし。④胸の痛みは心配なので急遽、心電図を撮る、後日循環器内科にて診察のため予約を取ってもらいました。
●後日循環器内科で再度運動時の心電図もとって診察してもらいましたが異常なしでした。針を抜いた後の体調不良が引き起こす症状だと思います。先生は関係が無いとおっしゃいますが、投薬完了直後に胸が痛くなるのは事実です。
■11月21日(火)に第14回目の投薬に行きました。ところが先生は15回目ですよとおっしゃいました。化学療法室の看護師さんにも確認しましたが15回目だと。私の勘違いでしょうか?いちど調べてみないとと思っています。
●7日の投薬以降、10日(金)は前回と同じように痺れとだるさは増しましたが翌11日(土)には元に戻りました。その後1週間は痺れとの格闘以外は平穏でした。ただ鼻血は継続しています。
●11月17日(金)に腹部に湿疹がでました。ヘルペスのような帯状になっているので気になりましたが後日診察の結果は経過を見ましょうとのことでした。数日後には症状は治まっています。同時に左手と左足の指の付け根に激痛が走りました。これもすぐに治まったので一時的なものでしょう。
●主治医の先生からは①湿疹は大丈夫でしょう、経過を見てくださいとのこと。
②鼻血はセバスチャンという薬の影響です、血圧にも影響しますよとのことですが、私の血圧は毎日測定していますが正常値の範囲内です。➂白血球は4,100で大丈夫 ④そのほかの血液検査の結果も異状なしでした。
●21日の投薬終了後、緩和ケアの医師と雑談をしました。足の神経の劣化対策には青竹ふみが良い、自宅でテレビを見ている時などには鍋掴みを傍に置いておいて暖を取ると良いとか、資料整理に手が冷たくなるなら病院で使っているパウダーフリーの使い捨ての手袋を使えば上手くいくでしょうなどいろいろ教えてもらい実行しています。
●転移した癌についての雑談から。5ミリのがん細胞の中には1,250万個の細胞がある、1センチだと11億個の細胞らしい。CTで映らない5ミリ以下のがん細胞が肺の中に潜んでいる可能性もあるので診えたものだけ手術で取ってしまえばおしまいというわけではない。
●免疫力と癌の関係も曖昧らしい、神経が医学では解明できていないのと同じでよくわからないことが多々ある。免疫が高すぎると肺炎や膠原病になるそうです。免疫療法も俗説で科学的根拠は薄い、ただオプジーポは効果があるとのことなど興味深い話でした。
●23日(木)に抜針に病院へ徒歩で向かいましたが途中でまた胸が痛くなりました。まだ針を抜いていませんが薬は全て体に入った状態なので早速何らかの反応を示したのでしょう。針を抜いてくれた当直の(当日は祭日でしたから)整形外科の先生に症状を伝えておきました。
●翌24日(金)は終日、安静にして過ごしました。その後は土曜日から今日の木曜日まで平常通りです。痺れと鼻血以外はさしたる副作用も現れず穏やかに過ごせています。
■今月ももう今日で終わりですね。明日からは師走です。世間はクリスマスムードへ。私の関心事は身辺整理の進捗と気温の変化です。早くほとんどの本や資料を捨てること。朝6時は真っ暗になりつつあります。体が冷えぬように注意しながら毎日欠かさず体操と散歩をしています。
●寝る時の毛布を変えてもらいとても快適で寝床から出るのが大変になってきました。しかも湯たんぽが寒さから守ってくれます。体を冷やすことなくこれから100日あまりを乗り切ります。
●スポーツ観戦は終わりましたが、まだまだ興味の対象はあって退屈しません。このままの状態が続くなら本欄への投稿も増やせそうです。12月には週刊で書くつもりです。無理せずにね。(笑)それと食欲が強くて困っています。あれもこれもと食べたいものが多くて。過ぎたるは危険です、自制します。ではまた。皆様も疲れをためぬようご自愛ください。<完>
- 登録日時
- 2017/11/30(木) 14:28