【2018年1月の今月の雑感④】病気備忘録
▲ペンギンの親子。知人からの贈り物です。以前にもアップした記憶があるのですが、近年ではなさそうです。親として子供を守り育てたころを思い出します。
楽しかったですね。
19回目の抗がん剤投与を終えました。そして『現状維持』について。
■1月23日(火)に第19回目の抗がん剤を投与してきました。25日木曜日まで在宅で残りの抗がん剤を投与します。寒波襲来なのに2日間風呂に入れないのが残念です。昨夜はこたつで体を温めてから布団に潜り込みました。午後10時半から午前2時過ぎまでぐっすり眠りましたが、その後がいけません。午前6時までうつらうつらしていました。今日は昼寝が必要です。
●1月15日(月)にCT検査を行っていましたのでその結果の診断も聴きました。結果、癌は『現状維持』とのことです。ポートの廻りにできた『血栓』もまだ残っていました。
●癌のサイズは『現状維持』とのことですが、私のメモでは1ミリから2ミリ大きくなっていると思います。数は変わらず右肺に2個、左肺に1個です。右肺の1つが1ミリ拡大、左肺の1個が2ミリ拡大でしょう。先生は『現状維持』でしょうと仰います。他の専門医が書かれたリポートを読まれてのことです。
●ま、これくらいなら大差がないということでしょう。「薬は効いているんですか」と尋ねたら即「効いていますよ、でなけりゃ大きくなっていますから」との返事。私の懸念は効いているなら少しでも小さくならねばと思うのですが、それ以上ツッコミはしませんでした。
●すると先生は何か感じられたのか、「副作用が軽減したなら休んでいる『イリノテカン』という薬の投与を再開した方が良いですね」とおっしゃいました。この薬を使うと、痺れはましですが、脱毛(頭がはげる)のと嘔吐、下痢の可能性が高まるのです。ですが癌に対する攻撃力は上がるでしょうね。すると癌の縮小の可能性が高まります。この辺りが私の体調(副作用)とのバランスを取らなければならないところです。
●実は15日のCT検査(造影剤投与)からいつもは楽なる体調が思わしくなく、20日(土)に西宮北口にある兵庫芸術文化センターの定期演奏会に出かけた夜に体調を崩し、足も痛くなったのです。ところが翌21日の日曜日は団地の役員をしている関係上、9時から正午まで年に1回の翌期の駐車場抽選会に出かけねばならなく、午後には、ぐったりと寝込んでしまいました。
●体調が良くないと看護師さんに伝えていたので先生も今日の投薬は延期しましょうかと仰っていただいたのですが、私はやる気満々なので「大丈夫です、おかしくなったらすぐに来ますから」といって実行してもらいました。
●血圧が上は130前後が多く下が90前後なのを懸念されました。使用している「アバスチン」という薬が鼻血を誘発するとともに、血圧を上げる作用があるそうです。先生からは「自宅で毎日血圧測定をするときに何時ごろですか」と尋ねられたので、「午前9時から9時半です」と答えると、「明日から寝起きに測定してください」と提案されました。寝起きが一番安定している状態だそうです。
早速今朝測ると、124/87でした。下は85までが正常値のようなのでもう少しですね。(今日木曜日は133/87でした)
●最後に大腸の内視鏡検査を2年ぶりに行いましょうと提案がありました。便の内容は目視では問題なさそうですが、私も気になっていたのでもう少し暖かくなり、体調が良くなれば即お願いしますと伝えました。
●次のCT検査は2~3か月後に血液検査のマーカーの状態で決めましょうとのことでした。今回の血液検査では全般に『問題なし』でした。ついでに2年半前の手術前に指摘をいただき両方の甲状腺に腫瘍があるので、専門病院の隈病院を紹介され検査をしてもらったのですが、良性でした。1年後に再診に行ったきりにしていたので今回のCT画像で確認してもらったところ良性ですとのことでした。現在の医師はその時はおられませんでしたので情報をインプットしておく必要があると思ったから持ち出しました。これって必要なことだと思います。
■今回の診察結果は『現状維持』でした。この言葉を先生から聴いたとき少しがっかりするとともになぜかMBSテレビの毎週木曜日午後7時から放映の「プレバト」の司会の浜ちゃん(浜田雅功)の昇級試験参加タレントへの『現状維持!』という声が甦りました。
●1ランク昇格か現状維持か降格かの判定は受験者にとっては努力の成果が問われるのでその反応は見ものです。特に俳句は梅沢冨美男、藤本敏史、東国原英夫の名人クラス三羽烏の接戦は、評価者の夏井いつきさんとの掛け合いも含めて興味深く観ています。
●ここでの『現状維持』は進歩なしとの判定です。判定されたタレントのほとんどががっくりしています。今回のわたしの気持ちもおそらく同じでした。病気の場合は悪化していないなら「良し」とすべきなのでしょうが、かすかな期待が裏切られたようで残念でした。
●私もまた昨日より今日、今日よりも明日と少しでも進歩することに価値を置くタイプです。「千里の道も一歩から」という言葉も好きです。私は努力することは厭いません。ですから『現状維持』では残念な気持ちに支配されます。
●ですが最近小中学校時代の学友からいただいた同窓会への誘いと激励のメールにあったタイトル、『take it easy』(気楽に過ごしましょう)を思い出し、「そうだ、いかん、いかん、気楽に」を忘れてはストレスが溜まると思い直し、本文を書くことで反省している次第です。
●同時に1週間ほど前の朝日新聞の記事でオペラ界の超新星、脇園彩さんが紹介されていました。今春の「大阪国際フェスティバル」でロッシーニの「チェネレントラ」に主演される脇園さんのインタビュー記事を思い出しました。今週中にはそのことも書いてアップします。前向きになる内容でした。<完>
■それにしても今朝も寒いですね。今年一番の寒波が襲来しているそうですが、みなさん気を付けてください。風邪をひかぬよう準備を怠りなく。私は今日、午前中に神戸医療センターに出向き、循環器内科の先生の診断を受け、といってもCT検査の結果、ポート周辺の血栓は消えていないので、「イグザレルト15」という血液をサラサラにする高い薬を処方してもらうだけですが。
●今日の質問は、血栓は最初にできたものがそのままなのか、減っていても次の血栓がポートの廻りに付着するのか?尋ねてみます。そして予防法はないのかと。
●その後は午後1時ごろに自宅で投与をしていた抗がん剤の完了に伴う抜針をしてもらう予定です。昼食は病院の食堂で薬膳を食べます。あとは動いたときに胸が苦しくならないか要注意です。顔は少しむくみ気味です。薬がまもなく入り切りますからね。今日は寒いので治療が終わればウロウロしないで即家に帰って静養します。今夜の久しぶりの風呂が愉しみです。(笑)
- 登録日時
- 2018/01/25(木) 09:08