▲ネモフィラの花畑
【6月のビジネスクイズ①】
携帯電話ショップの店長さんへ:課題解決クイズその4
■ まずは前回のクイズの解答と解説です。
2つの言葉の違いシリーズその2です。
それは『リーダーとマネージャーの違い』についての諸説、一般常識に関する問いです。
● リーダーとマネージャーの違いについて述べられた見解のうち、最も的確な表現をしているのはどれでしょうか?1つ選んでください。
①リーダーとは小集団組織の長のことである。マネージャーはいくつかの小集団を束ねる組織の長のことで、一般的にはリーダーより職位は上位に置かれる事が多い。
②リーダーとは組織の目的や進むべき方向を決め、そこにメンバーを引っ張っていく存在である。一方マネージャーはリーダーが決めた目的や進むべき方向に従い、メンバーをマネジメントして目標達成を積み重ねながらリードしていく存在である。
③自らの王国を築く夢と情熱、そして未知への強い意志を持ち、既存の環境からの逆風を克服する勇気と力を備えるのがリーダー。一方、既存の路線を着実に進むこと以上のことは求めない安全第一主義型がマネージャーである。
④マネージャーは部下1人ひとりの強みを発見し、それを有効に活用することに関心が強い。リーダーは組織の強みを見出し、未来に向かって明確な指針を打ち出すことに関心が強い。
⑤リーダー(エグゼクティブ)は株主から信託された経営者または管理人であり、1、取得権 2、処分権、3、清算権を持つ人のことである。
そのリーダーから委託された領域を維持、管理する責任はあるが、取得権以下の3つの権限を持たないのがマネージャー。
● いかがだったでしょうか?そもそもリーダーとマネージャーという区分が必要かという意見もあります。あるいは見解①のような考え方で多くの企業で実際に組織が編成されているところもあります。
● 私は区分をした方が良いという考え方です。理由はこれからの日本では多くの「リーダーの養成」が必要だと思うからです。今現在も若くしてリーダーの資質を発揮し能力も風格も身につけられる方もおられるのは事実です。
● ですが普通は組織の中で働く人は、ある一定の時期からマネージャーとなって任された組織の長としての役割を果たしている方が多いのが実態です。企業によってはリーダーになるチャンスを与えられて脱皮される方もありますが、殆どはマネージャーとしてベテラン化するだけです。
● リーダーとマネージャーでは求められるものの次元が違うという見解に立てば、マネージャーからリーダーへ進化することが可能です。企業で言えば管理者から部門経営者になることだと言えます。あるいはそこのトップになることもあります。
● 問題の②は私の見解です。③と⑤は小林剛先生の教えです。(人は鯨であってマグロではないなどの著書から引用しました)独特の表現、視点ですね。③は自分の考えに近いと思いましたが、⑤は意表をつかれました。
● ④はマーカス・バッキンガム氏の著書「最高のリーダー、マネージャーがいつも考えているたったひとつのこと」から引用です。著書の帯に、「リーダーは、情熱的でなくても、魅力的でなくてもいい。弁舌に長けていなくてもいい。どこをめざしているか、いま何をすべきかだけをはっきり示せばいい」こという言葉が的確です。
● このことは、日本国のリーダーにも求められることだと思います。
■ では今回の問題です。筆者が多く関わっている携帯電話ショップの店長さん向けのクイズです。課題解決シリーズの4回目です。
● 自店の商品展示ゾーンに若い女性のお客様がいらっしゃって、ある商品を手にとって見ておられました。そこに販売スタッフがさりげなく「何かお手伝いいたしましょうか?」と声をかけていました。
● このようなスタッフの行動を見てあなたはどのように思いますか?以下の思いのうちあなたの考えに近いのはどれでしょうか?1つ選んでください。
● ①□:お客様への声かけはマニュアルでも決めている基本行動なので、それが確実にしかもさりげなくできていて良いと思う。
②□:「そのケータイとてもよく似合っていますよ」といったセールストークでアプローチした方が良いと思う。
③□:「実際に動くものがありますから試してごらんになりませんか?」と行動を促すようなアプローチをした方が良いと思う。
④□:「お買換えを検討されているんですか?」と具体的な意向をお尋ねするアプローチをした方が良いと思う。
- 登録日時
- 2011/06/07(火) 11:17