【今月のトピックス②】
『選べる』を訴求している宝くじ売場がありました。
■ タウンウオッチングの途中で宝クジ売場に立ち寄りました。ロト6の番号を記入していると、他のお客さんが「初夢宝くじをください」と来られました。すると宝くじ売場のおばさんが、「この中から好きな番号を選べますよ」と案内されている声が聞こえてきました。
● 声につられてふと見ると、そこには【写真】のような宝くじの陳列がなされているではありませんか。ほとんどの売場ではお客さんは連番かバラの指定しかしないのではないでしょうか?
● でも内心は好きな番号を選びたいという欲求をお持ちの方も多いと思います。私自身がそうなので、ロトやミニロトを買って楽しんでいます。番号を自分で選び決断するプロセスが楽しいんですね。誕生日や電話番号、車のナンバーなど足し算、引き算、掛け算、割り算の組み合わせです。
● しかし、いままで偶に1,000円しか当たったことはないんですが(笑)、自分で選んで結果を待つという楽しみは捨てがたいですね。
● この売場のようにすると、くじのフェイスが量感を出しているので近くを歩いている人に対する注目効果があがります。しかも要求しなくても選ぶという楽しさが味わえますよね。
● ちょっとした工夫ですが面白いと思いました。そこでおばさんに「面白いな、写真を撮らせてね」とお願いしてケータイでカシャッと撮らせていただいたのが上記の写真です。ただ連番とバラの区分が明確に解るように、色で識別できるようにするのと、番号は左側から①から⑤とした方が見やすいでしょう。
● ともかくこれもお客様の立場になって考えた売場の事例です。人々の選ぶ楽しみに応えるという売場の方の努力だと思います。こういう工夫は大好きですね。私の売場づくり事例ライブラリーがまたひとつ増えました。<完>
- 登録日時
- 2011/12/28(水) 15:43