【9月に読んだ新聞・本・見たビデオ③】
週刊ダイヤモンドの特集<心理入門>の紹介
● 久しぶりに週刊ダイヤモンド誌(9月15日号)を購入しました。きっかけは新聞広告のキャッチフレーズです。メインタイトルは「心理入門」。サブタイトルに「トップ営業マンはなぜ質問を3回繰り返すのか」「北島康介はなぜ名コーチから離れたのか」「大人気メンタリストはなぜ心が操れるのか」から
歌手・辺見マリはなぜ5億円を奪われたのか」まで、一般週刊誌なみの好奇心刺激型のキャッチフレーズです。
● すべてのサブタイトルに「なぜ」という言葉が使用されています。人間はなぜと問いかけられるとその答え(理由)を知りたくなります。テレビでもよく使われている手法です。CMの前に「なぜ」で終わったりしますね。
●「心理入門」と言われると、主に販売心理学(そのような学問は無いようですが・・・)を研究してきた身からも興味が湧きます。690円の雑誌ですから躊躇なく書店に出向きました。
● さすがダイヤモンド社ですね。上手にまとめられています。この種の雑誌の特集は、私の分類からすると「辞書型」の構成です。興味深いものをピックアップして、独自の分類に従って項目羅列型で紹介されます。この分類の仕方が上手いですね。
● 目次をスキャンして置きましたので上記の記号をクリックして確かめてください。同時に邪道ですが「知っておきたい20の心理の基本法則」のページも立ち読み(?)用にスキャンしてアップしておきます。
● 雑誌は辞書型で入門というより超入門、カタログみたいなものです。全体像を掴むメリットがあります。しかし実践するには力不足です。本格的に仕事や人生に取り入れるなら専門書を読むべきです。
● 例えば、「影響力の武器第2版」「影響力の武器 実践編」(いずれも誠信書房刊)の2冊です。本誌に出てくる法則などが詳しい事例とともに記述されています。分厚いですが読みごたがあります。そしていくつかは実践に役立つでしょう。
● もうひとつこの手の雑誌のメリットがあります。それは図表と配色です。パワーポイントで資料を作成される方にはとても参考になります。
● 最後に「心理学」を学ぶ目的は、人のこころを自分の利益になるよう操るために学ぶものではありません。人が騙されたり、操られたりしないように助けたり、間違ったこころの使い方をせぬように導き、よりよい人生を生きる手助けをするためのものだと思います。
● なにより自分自身がよりよく生きるために学ぶものでしょう。常に何かを得ようとするとか、学ぼうとするときに、「目的は何か」を考える習慣を身につけましょう。<完>
- 登録日時
- 2012/09/14(金) 16:15