▲蝉の声は鳴きやみましたが今年の夏に自宅前の木にあったセミの抜け殻です。この2匹は土の中で恋人だったのでしょうか?地上で夫婦になったのかと思いをめぐらしていました。(笑)長年住んでいますが初めて見た光景です。
【2013年9月の雑感】
ご無沙汰しております。充電していました。
■9月も3分の一が過ぎました。7月末にこの欄に記事をアップして以来筆が止まってしまいました。暑い夏だったのもありますが思うところがあって充電していました。ようやく涼しくなってきましたし、2020年の夏季オリンピックが東京に決まり、なぜか私もアウトプットがしたくなりました。
●特にオリンピック招致成功には感激しました。ワンセグで午前4時半ごろから寝床で見ていました。よくやりましたね。関係者の皆さんには敬意を表します。この事は、私の文章を書こうという気にさせるエンジンともなりました。
●感激の後の反応は「あと7年、自分は何歳かということ」と「それまで生きるぞ」という決意の確認でした。実はあと6年で72歳になる私はそのあたりが人生の潮時と考えていました。ですがもう一年頑張りたいと思いました。(笑)
●前回の東京オリンピックの時は17歳の高校生です。ほとんど覚えていません。(実は私は子供のころの記憶が少ないのです-笑)終了後に映画館で記録映画を見たことが記憶に残っているぐらいです。それもチャフラフスカさんの美しい体操のシーンという男ならではの記憶のみなんですよ。(苦笑)
●今回の招致成功は日本にとって国威発揚につがるでしょう。国民の多くが気分が前向きになると思います。経済効果も上昇するでしょうが、大事なのは先ごろ引退を発表されたアニメ映画の製作者、宮崎 駿さんが引退会見で言っておられた言葉だと思います。
●それは「映画制作の根幹を支えたのは『この世は生きるに値するという思い。それは今も変わらない。』」というものです。続けて『子供たちに、この世は生きるに値する世界だと伝えるのが大人の責任』ともおっしゃっていました。
●オリンピック招致に努力された方々はそれを実現された事例だと思います。これから7年、いろんな分野でいろんなところで東京オリンピックを梃子にして、さまざまな創意工夫、実現の努力が行われることを期待します。そしてオリンピックに出場可能な若者も、かかわることが可能な若者も生きるに値する価値を生み出していただきたいと願います。
●同時に、オリンピック以後の日本のあり方にも目を向けていただきたいですね。「やる前、やる時、やった後」の時系列発想でものごとを捉える人々が増えることを望みます。
●また、今回のことは東京都のインフラの充実につながるでしょうが、その他の地域は後回しになる可能性があります。福島の汚染水、東北の復興にも目を向けられるのは当然のこととして、他の地域は地方の努力にゆだねられると思います。
●「20VS80の原則」からいうとやむを得ないと思います。ですが地域を超えた日本の将来を左右する成長分野への取り組みは引き続き行われるものと思います。スポーツ以外の分野でも国の未来を左右するテーマはあります。着実に取り組んでいただきたいと思います。
●一方、財政面でのコントロールは重要です。お金を使うだけでなく収入が増えるような政策が必要です。消費税を上げるのは良いと思うのですが、先般の概算予算の要求など見ていると全体を考えずに部分最適を追求する政治家、官僚のみなさんをコントロールする必要があります。
●そういう私も、単なる傍観者、消費者生活を送るのではなく、自分が少しでも貢献できそうなことに取り組んで行きます。そこで今年の夏に充電していたこととは、「仕事の思考力と思考法」について考えること、「携帯電話ショップの売場づくり講座」他2点のテキストの改訂でした。
●前者は7月に本欄に書き始めた「能力の五角形」の内容を充実させるための再学習です。本を5冊ほど読み直して一冊ノートを創りました。分かっているつもりのテーマですが、あらためて勉強をし直してみるとあらたな学びができます。
●同時に自分の研修コンテンツを見直すことで新たな発見、進化ができました。もうこれで完成したなどと思えばそれで思考停止です。そこからは新たな創造は生まれませんね。私たちは気力、体力がみなぎっている間は歩みを止めずに研究的に仕事をすべきでしょう。
●東京オリンピックが開催されるまで、元気にこの世は生きるに値するものだということを伝えられるように精進したいと思う今日この頃です。<完>
- 登録日時
- 2013/09/11(水) 10:18