▲銀杏並木。いいですね秋の景色、もうすぐみんな散ってしまいますが。
【2014年11月の雑感①】
羽生結弦選手の衝突事故で思い出した私の体験
■しばらく本欄から遠ざかっていました。要は「書く気にならない」からです。(笑)。先月の記事の「後編」も仕上げてアップしなければと思いながら「やる気」が萎んだままです。
●そこで『自分のこと』を書いてエンジンをかけようと思いました。先日、外国映画「パッション」(ブライアン・デ・パルマ監督)をレンタルDVDで見ていて、心にひっかかったセリフがありました。
●登場人物である女性が、もう一人の女性にパーティで男性にアプローチするように勧めていました。そのセリフが「男は自分のことをしゃべらせておけばご機嫌なんだから」というもの。要は難しくないから行きなさいよと唆していたのです。
●そのとおりと共感しました。(笑)そこで今回は最近の自分のことを書いてご機嫌になろう、そうするとやる気がでるのではという魂胆です。ですから読者の仕事に役に立つ内容ではないと思います。興味の湧かない方はスルーしてください。
●それでも読まれる方はどうぞご笑覧ください。
■フィギュアスケートの羽生結弦選手が、グランプリシリーズ中国大会のフリー演技の6分間練習の時に中国選手と衝突して怪我をしました。さらに脳震盪のせいかフラフラしていましたが、彼は試合に出て演技をし終えました。
●解説のあの熱血男、松岡修造氏でさえ「すべるのはやめてほしい」と叫んでいました。私もそう思いました。結果は銀メダルでしたが凄い精神力と体力です。急ぎ日本に帰って精密検査をするそうですが大事にいたらないことを祈ります。(後日全治2~3週間というニュースが出ていました)
●この時思い出したのが自分のことです。(笑)今から40年以上前のことです。当時20代前半だった私は、同期入社の男女の仲間と大阪淀川の「ラサスケートリンク」に出かけました。
●どうやら私はそこのスケートリンクで誰かとぶっかって倒れ、脳震盪を起こして気を失ったようです。実は私には記憶がないのです。神戸の三宮駅まで行った事は覚えているのですが、気が付いたら寮のベッドで寝ていました。
●あくる日に医者に行って診察してもらいましたが異常がないとのことでした。「何かあったら尋ねてきなさい」と言われた記憶があります。スケートに同行した同期入社の女性から見舞いの電話をもらった記憶もあります。
●その人の話では誰かとぶつかり気を失ったが、医務室で安静しているうちに気がついたそうです。何か「ぶつぶつ」言っていたようですね。そこで仲間が電車で神戸の寮まで送ってくれたそうです。電車の中でも意識はあったようです。
●寮でベッドに寝かされて再び気を失ったんですね。私の記憶はスケート場へ行くのに仲間と集合したところまでと、ベッドで気が付いた後のことしかありません。誰かとぶつかったことも、気がついて帰ったことも全く思い出せません。その間だけがすっぽり記憶から消えているのです。限定期間記憶喪失ですね。(笑)
●ですからその後スケートが怖いと思ったことはありません。それからも練習をして上手く滑れるようになりました。気にしていた後遺症も出ずに今日まで無事に生き抜いてきました。
●初めてこういうシーンを見て、忘れていた自分の体験を思い出しました。実はこのことは誰にも喋っていないので初公開です。(笑)体験はいつまでも記憶していますが、失った記憶は蘇らないものですね。(笑)
■話を羽生選手に戻すと、VTRで見ると彼の衝突は凄まじいものでした。あれで気を失わず演技を続けるなんていうのは考えられません。ボクシングならKOでしょう。
●彼はフィギュアスケート界にとっては珠玉の人材です。しっかりと診断をして、治療と静養をしてから復帰してもらいたいものです。
羽生選手の決断はその後のマスコミでも賛否両論です。
●私なら即棄権を勧めます。自分なら自ら止めるというでしょう。私は保守的ですし、安全運転で生きるのが信条ですから。(笑)
ネットに記事では来季の楽天イーグルスの大久保新監督(通称デーブ)が「感動した、あの勇気は見習わなくては」とコメントしたとあります。
こういうのを価値観の違いと言うのでしょうね。頑張れデーブ!<完>
- 登録日時
- 2014/11/11(火) 10:24