【2015年1月のトピックス②】
SONYの3つの重点製品戦略「4K」「ハイレゾ」「ウェアラブル」
■ケータイのニュースでSONYの平井社長が今後の重点製品分野として「4K」「ハイレゾ」「ウェアラブル」をあげておられるのを見ました。いったん閉じてしばらくしてから再度見ようと思ったがどこに行ったか分かりません。(笑)
●家電業界や通信業界で仕事をしてきた私にとってはアンテナにひっかかる情報です。テレビ、スマホ、タブレットなどのハードウェアの『補完的生産者』
(ゲーム理論で勝つ経営‐協調と競争のコーペティション戦略に出てくる)の事例としても学べます。
●そこで私自身の備忘録としてこの3分野の言葉の意味を記録しておきます。興味のある方にとっても役に立つと思います。以下ネットからのコピペです。こうしておくと必要な時に情報を引き出すことができます。
■知恵蔵2014の解説
4Kテレビ
表示パネルの画素数が、フルハイビジョンの4倍ある高画質化を追求したテレビ。横(水平画素)が3840(約4000)で、1000は1K (キロ)という単位で表されるため、4Kテレビと呼ばれる。
現在主流のフルハイビジョンテレビの画素数は、横(水平画素)1920×縦(垂直画素)1080で、縦横合計で207万3600あるが、4Kテレビは、横3840×縦2160で合計829万4400。つまり、フルハイビジョンの4倍の画素数となる。2010年は立体映像が楽しめる3Dテレビが話題となったが、国内メーカーが韓国メーカーとの価格競争で苦戦を強いられたため、価格は発売当時の半値以下に暴落。当初国内メーカーが期待したほどの利益は見込めない状況となっている。
そのような中、11年10月に日本で開催されたアジア最大級の家電見本市「CEATEC(シーテック)JAPAN」で登場したのが4Kテレビである。「CEATEC」では、東芝が11年12月中旬発売予定の4K2Kテレビ「レグザ(REGZA)55X3」を展示。シャープは、ベンチャー企業のI^3(「I」に3乗の印)(アイキューブド)研究所が開発したICC(Integrated Cognitive Creation)技術を採り入れた「ICC 4K液晶テレビ」のデモを行った。「ICC 4K液晶テレビ」は、4Kの高画質化技術に、人が直接目にする風景を生成するというICC技術の使用を合わせることで、より映像の精細感を増やすことができるテレビである。
また、テレビではないが、ソニーは、フルハイビジョンの映像を4K画像に変換し投影する家庭用プロジェクターを12月下旬に発売する予定。同時に、4Kテレビの発売も視野に入れている。
いずれも大画面で高画質が売りで、4Kほどの解像度になれば、あたかもそこに実体があるかのようなリアルな映像が楽しめるのだが、はたして、一般家庭の多くがそれほどの画質を望んでいるのかは定かではない。
(横田一輝 ICTディレクター / 2011年)
■ハイレゾ→ハイレゾレーション音源
CDより数段、高音質の音楽を聴くことができるもの。詳しくはSONYのホームページを参照してください。
http://www.sony.jp/high-resolution/
■知恵蔵miniの解説
ウェアラブル端末
身につけて持ち歩くことができる情報端末の総称。1990年代より、米国マサチューセッツ工科大学内のメディアラボを始めとする研究室が技術研究を行っている。携帯情報端末機能を持つ腕時計や頭部に装着するディスプレイなどはすでに製品化されているが、米グーグル社が14年の一般発売を目指して開発中のメガネ型情報端末「グーグル・グラス」によって認知度が高まった。見た目や重さ、プライバシーの問題など実用化には課題もあるが、13年には国内外の電機メーカーやIT企業による開発競争が激化し、各社、投入を急いでいる。
(2013-9-9)
●これらは今後3年以内にかなり普及していくでしょう。「4Kテレビ」は家電量販店のテレビコーナーでは主力になっています。「2K(従来の液晶TV)」より画面は綺麗ですね。ですが私は安くなった2K液晶テレビを買います。(笑)
●ハイレゾはとても興味があります。ですがこれも生演奏にはかなわないのでしょうね。昨年12月22日の朝日新聞の記事では「実際のライブよりライブらしいとも言える音を楽しめる」とありますが、実際に自分で体験してみないと分かりませんからね。今年の目標のひとつです。(新聞記事は後日アップします)
●ウェアラブル端末はケータイショップに製品が展示されていますが、プレゼンテーションがないため何のことか分かりませんね。健康管理に有効だという記事を読んだ記憶があります。これも注目です。
●これらの製品分野に特化していくというソニーの戦略は、ソニーの再建に貢献するのか、経営陣の手腕が問われるところです。引き続き注目して行きます。
<完>
- 登録日時
- 2015/01/09(金) 11:16