▲蕗の薹(ふきのとう)。これは食用になるんですね。我が家も春野菜が多く、ブロッコリーを毎日食しています。家内が畑で収穫してきたようで冷蔵庫の中は満タンです。
【2015年4月の雑感①】
春風や闘志いだきて丘に立つ
■ようやく春になりましたね。私の近所でも桜の花が咲きつつあります。光は1か月前から春の光でしたが、風が春を感じさせてくれるのは今日この頃です。北国ではまだ春は遠いでしょうが、一足先に満喫させていただいております。
●4月と言えば新しい旅立ちの時です。多くの方が仕事や環境が変わり、新たな気持ちで取り組んでおられることと思います。この時期になると思い出すのが高浜虚子の俳句、「春風や闘志いだきて丘に立つ」です。
●この句は本欄でも何度か取り上げたと思います。(いつだったか調べていませんが…)。俳句に特段の見識があるわけではありませんが、他の人の旅立ちにあたって色紙に書くのに覚えているもののひとつです。要は内容と語調が好きなんです。
●私の記憶では、30年以上勤めた会社が倒産し3か月の浪人ののち転職した会社も半年で辞めることになった春に、自分を奮い立たせるのに見つけたと思います。新しい環境に適応するのが苦手な私は行動を起こすのに先人の言葉に頼るところがありました。
●この俳句の解説もネットに出ています。「春風」を「はるかぜ」と読むのか「しゅんぷう」と読むのかの説があります。私は「はるかぜ」派です。柔らかいイメージがありますからね。
●「しゅんぷう」と読めば厳しさがイメージできて「闘志」と対を為すという意見もあります。虚子はどういう心境で読んだのでしょうかね?
●またなぜ「希望や夢」という目的を抱くのではなく「闘志」というこころの状態なのかという問いも興味深いですね。
以下のホームページのURLを参考に掲げておきます。興味のある方はご覧ください。
●http://www.chikumashobo.co.jp/kyoukasho/tsuushin/rensai/jugyou/003-04-02.html
http://kihaseason2015.hatenablog.com/entry/2015/03/16/090623
■テレビを見ているとキャスターの変更が多いようです。人事異動もあれば、独立もある。コメンテーターの交代を怒る古賀氏もいれば、新しくデビューする人も居る。新陳代謝は世の常、去る人をねぎらい、新しい人に期待するのが視聴者のほとんどだと思います。
●関西が主の日曜昼の「たかじんのそこまで言って委員会」の長老コメンテーターである俳優の津川雅彦さんが勇退されるそうです。番組からたかじんの冠名が無くなるのを期に決断されたようです。
●ネットのニュースを読んでいたなら、コメントの書き込みに津川さんは三宅久之氏の後釜だったが「役不足」であったという記述がありました。これは誤用ではないかと思います。私の感想は三宅さんと比べれば「力不足」であったが正しいと思っているんです。新しい方に期待いたしましょう。
●初めて朝日新聞の連載小説、林真理子さんの「マイストーリー」326回を毎日読み切りました。最初のころはセリフや記述が面白くて興味を持って読んでいましたが、途中からつまらなくなりました。
●最初の母娘の話は面白いのですが、2番目のメインとなる女性の話はつまらなくなりました。そして最後はとってつけたようなエピソードだと思います。最後に元同僚の女性が主人公を訪ねてくるオチは未来に希望が持てて流石だと思いましたが。おそらく単行本は加筆修正しないと買って読まないですね。
●私が興味津々の韓国時代劇ドラマ、アメリカTVドラマについては雑感②で取り上げます。(笑)ではまた。<完>
- 登録日時
- 2015/04/01(水) 10:47