▲キンモクセイの花。最盛期は9月ごろ。花言葉は「謙虚」「気高い人」です。
謙虚は「控えめ」「慎ましやか」、気高いとは「上品」で「気品」に満ちていることの意味があります。病を得てもわがままになるとか、生活が乱れることがないようにしたいと思っています。
【2016年11月の雑感➂】
病気診察備忘録より
■11月22日(火)に国立病院機構神戸医療センターにて主治医の診察を受けました。内容は11月16日(水)にポートアイランドの神戸先端医療センターで検査した【PET検査】の結果を聴くためでした。
●結論は現時点でがんの転移の判定は困難であるということでした。明確な光の反応がなくぼんやりしているとのことです。しかし影が左右の肺に1つずつあるのは明白で、それが何なのかを判定できないというのです。
●この状態で抗がん剤を投入する治療は開始できない。でもがんではないとは言いきれないというなんとももどかしい診断でした。ということで経過観察は継続ということになり、次回は2017年1月17日(火)にCT検査と血液検査を行うことになりました。診察は1月24日(火)です。
●幸いなことにPET検査の結果、肺以外の他の臓器への転移は今のところは無いということでした。その点はひとまず安心です。
●なぜがんの転移は起こるのか、防ぐ方法は無いのかと主治医に質問したところ、私の直腸がんはステージ3B(以前の主治医は3.5Bと言っておられたが、そう言うと現在の主治医は首をかしげておられた)なので、40%か50%ぐらいの確率で転移するとのこと。
●がんのステージにはAとBがあってBは1つ上のステージに近いとのこと。
(私の場合はステージ4)直腸がんは全体では30%の確率で転移するが、Bだけでみると40%から50%かもしれないとのことでした。AかBの判断はリンパ節への転移の数だそうです。私の場合は4つとのこと。(以前の主治医は6個あったとおっしゃっていたが…)記録ではそのようになっているそうです。(不思議ですね)
●もうひとつは、直腸がんの手術の時点ですでに肺に転移していた可能性もあるとのことです。(ごく小さな状態だと事前の検査では発見できない)
●がんが肺に転移していた場合それは直腸がんであって肺がんではないということも知りました。万一転移をしていたなら直腸がんに対して抗がん剤治療を施すことになるそうです。(私は肺がんの小冊子を持ち帰っていました)
●どうやら手術はないようです。肺への転移で1個だけがん細胞が明確になれば手術で取り除くことになるそうですが、私の場合は今の状態から推察すると肺に複数個潜んでいるかもしれないので抗がん剤治療になるでしょうとのことでした。
●抗がん剤治療だと苦しくて、頭髪も抜けてボロボロになりませんかと尋ねましたが、そう心配はいりませんよとのこと。ですが前回の手術後の抗がん剤の服用でも副作用に苦しみましたからね。ま、その時はその時ですね。
●主治医の先生はまだ転移の疑いは捨てきれないようです。ですが私にとってはとりあえず刑の執行が先延ばしになったような気分です。まずは2016年から2017年の年末年始は無事迎えられそうです。(笑)
●1年4か月前に直腸がんの手術を受け、半年間の抗がん剤治療を受けた時から覚悟はしていましたので動揺も焦りも少なくて済みます。今月のPET検査から22日の診察までの5日間は人生の終わりへのカウントダウンを想定して、実におだやかに過ごしました。
●すぐには逝かないでしょうが闘病の覚悟を決めていました。そして治療が終われば今度こそ身辺を整理整頓して家族に迷惑のかからない準備をしようと考えていました。どうやらそのことがこの猶予の期間にゆっくりできそうです。
●今後は主治医の先生も以前の主治医と同じように「普通に暮らす」ことですとしかおっしゃいません。私にできることは食生活の改善、適度な運動、充分な睡眠(これが一番難しい、夜中に何度か目が覚める)しかありません。主治医の先生は「それがなかなかできない人が多い」と言っておられました。
●今朝も午前6時15分に起きて自宅前でストレッチとラジオ体操をこなしました。今月の他の病気による入院の後、家内から朝の公園でのラジオ体操と散歩を止められました。そこで自宅前で体操だけして、あとは陽が昇ってから散歩することで折り合いを付けました。
●朝の45分から50分の運動の継続がリハビリの私の努力のひとつでした。冬期は仰せのとおりにして、春になれば元に戻そうと密かに思っています。(笑)癌経験の知人からの「鶴崎さん免疫力を付けるのが一番ですよ」のアドバイスがすごく心に残っているものですから。
●食生活は家内にまかせています。私の強敵は間食にお菓子を食べることです。先生は少しならいいですよとおっしゃってくださいましたが、『菓子から果物へ』の転換を行います。チョコやピーナッツ、まんじゅう、アンパンよ『さようなら』です。<完>
■私の病気の話題が続き恐縮しています。読者の中に私の体調を気に掛けていただく方がおられますので個別報告に変えて記事をアップさせていただいています。ご容赦ください。病気の方は2か月ほど猶予がありますのでトピックスや読書体験などアップしますので興味のある方はご笑覧ください。
- 登録日時
- 2016/11/25(金) 10:04