【今月のトピックス】 リーガル映画館「ルーキー」から
■日本経済新聞14面の法務欄に毎月1回最終月曜日に連載されているのが弁護士の中島茂先生の「リーガル映画館」です。週刊誌などの映画紹介は殆ど最新映画の評論です。しかし、中島先生は映画で学べる法曹界というように対象が絞られ明確です。
■「12人の怒れる男」など法廷サスペンスものが好きな私にとってこの欄は楽しみのひとつです。毎週ではなく月に1回というペースも映画ばかりを見て生きていないので程よい情報提供となっています。
■今回のご紹介は「ルーキー」です。以下先生の紹介文の冒頭を再掲いたします。(全文は4月27日付け日本経済新聞をご参照下さい)
■『春は新人たちの季節である。そうした新人と、彼らが目指すべき「プロ」との差とは何だろうか。私は以前、知識と経験だと思っていた。しかし今では仕事における「詰めの厳しさ」こそ決定的な差だと考えている。それを描き出すのが映画「ルーキー」だ。』
■以下映画の内容の紹介があり、先生の若き日の失敗談から仕事における「結果を出すまでの詰めの厳しさ」の必要性が説かれています。そして最後には先輩たちへ、新人を暖かく見守る度量を期待したいとある。監督のクリント・イーストウッドの映画を通じたメッセージを解説しながら…。
■弁護士の世界を想定しながらのメッセージでしょうが、このコラムは一般のビジネスパーソンにも共通する部分だと共感しました。私なんかも能力を要素で分解して知識・知恵、情熱・愛情、意志・意欲、体力・体質を磨こうなどと研修で話をすることがあります。
■それぞれに体験談や具体例を交えて話しますから解かっていただけますが、どれだけインパクトがあるかと思うと今回のメッセージには叶いません。一言でもって、実践で通用する影響力のあるメッセージを発信してこそプロだということを思い起こさせていただきました。
■皆様ならどのように受け止められるでしょう?ぜひ映画を見て考えてみられてはいかがでしょう? <完>
- 登録日時
- 2009/04/27(月) 16:19