【2017年1月のトピックス②】
▲水仙の花。花は可愛いのですが匂いが私には良くありません。最初なんかガス漏れしているんではないかと思いました。眺めるのには良いのですが近づくと嫌になります。(笑)花言葉と意味の解釈は以下に。(ネットより抜粋)7つあります。私のチョイスは「気高さ」です。<写真の方向がうまくいきません。ご了承ください>
・他人を愛するにはまず自分から「自己愛」
・「うぬぼれ」にならないためにも贈りたい
・他者を思う気持ちを忘れずに「エゴイズム」
・強い信念を感じさせる「気高さ」
・自分も成長できる「尊敬」
・「神秘」に魅せられて
・悲しき花言葉「もう一度愛して」
記事「ストレスを克服する」から思い出すこと
■ダイヤモンドオンラインの1月4日付の記事に「過労死の防止にはストレス原因の自覚が不可欠な理由」というのがありました。<渡部准教授著>
以下のURLをクリックして本文を参照してください。
http://diamond.jp/articles/-/112752?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
●おそらく筆者は電通の事件に触発されて書かれたものと思われます。私がこの記事に注目したのは内容よりもその文章の構成のまとまりの良さにありました。身近な話題性のあるトピックスを取り上げること。それをこのような構成で料理すると上手く伝わりやすいのだなと思いました。
●本文は、『ストレス解消だけではその場しのぎに過ぎない』と問題提起に始まります。
そして『「自覚」が失われるとき過労死の危険信号がともる』と続きます。そこではストレスの原因を特定する作業が必要だと提案されています。たとえストレス解消の解決策が見つからずともストレスの原因を特定する作業が有用であると言う主張です。
●次に筆者は具体策を6つあげてそれぞれを解説されています。読んでいただくと分かりますが、これは問題解決の基本ステップにしたがってストレスの原因の特定法と対処について述べられているんですね。
●有益な内容だと思いますが、実際には効果があるのか少し疑問です。この文章ではご自身の体験で効果を実感されているようにも思えません。ですが文章の構成はとても分かりやすく伝えるのには効果的だと思います。
●ある重要と思われる問題を提起して、放置すると危険であるとあおり、それから具体的な解決策をのべる(PAS)の流れです。これだと読者は自然と流れに引き込まれますね。参考にしたいと思いました。で、内容についてですが…。
■私の経験での大きなストレスを振り返ってみますと、①阪神淡路大震災で担当の大型店舗の半壊とその対応、②会社の民事再生法への対応、➂数々のお客様からのクレーム対応、④部下の不祥事への対応、⑤バブル崩壊後の業績悪化への対応、⑥得意先の無理難題への対応などがあげられます。
●阪神淡路大震災の時は十二指腸潰瘍になりました。今も傷跡があるそうです。
②は生き生きと対応しました。ですが部下への退職勧奨の面談は辛かったですね。➂は期間が長く、辛かったですが病気にはなりませんでした。④は立場が優位ですからこたえません。⑤は私の認識不足もあって、今は大いに反省しています。しかしよく下痢をしていましたね。⑥はコンサルタントになってからが多かったのですが、自分の力不足もあり堪えました。
●それらを思い起こせばこの記事の筆者が解かれる内容ではストレスは解消しなかっただろうなと思われます。でも私は生き抜いてきました。おそらく持って生まれた才能がそうさせたと思います。(笑)
●これはマーカス・バッキンガム他著の「さあ自分の才能に目覚めよう」(日本経済新聞社刊)で述べられている「ストレングス・ファインダー=自分の強み」を診断してその結果を読んで確信しました。
●コンサルタントになった後の10年ぐらい前に読んで、診断しそのポジティブな内容に勇気づけられたからです。この時はもう50代後半の中年です。それまでは自分の強みの自覚もなく、無我夢中で仕事に取り組んでいたのです。
●ストレス体験では先に上げた①から⑤はサラリーマン時代のことで自分の強みの自覚はありませんでした。子供のころから若き日まで気弱で内向的だった私は勤めていた会社の環境が良かったのと、若い時から無理やり管理職(長)をやらされたのが脱皮への経験になったのでしょう。
●それと教育担当10年の経験が良かったと思います。以前にも書きましたが33歳の時の株式会社ビジネスコンサルタント主催の「組織開発能力啓発講座」での活躍と、その後同社からスカウトされた経験が自信になりました。結局転職しませんでしたが。
●その後は社内戦略プロジェクト事務局として日本マーケティングセンター(現船井総研)の故榎並雅弘先生の指導のもと仕事ができたことです。これは数年続きましたが必ずしも成功したとは言えませんでした。私の力不足でしたね。後年、会社が民事再生をしたときに同僚から「あなたは戦犯の一人だ」と言われました。
●そうかもしれませんが、そういわれても動じない自分が居ました。そのころにはそれをストレスには感じないたくましさを身に着けていたのでしょう。
●話がそれましたが、ストレス耐性についてもうひとつ役に立ったのが「天風会合宿訓練」を4年ほど経験させていただいたことです。中村天風先生の教えを3代目会長の杉山彦一先生、藤戸周一先生から学んだことです。
●ここでは知識教育だけではなくいくつかの体を使った実践法を学びました。私は藤戸先生の補導として全力投球をしましたので自然とその心身強化法が身についたのでしょう。尚ここでは効果的なストレス対処法が学べます。
●詳細についてはプロセスコンサルティング代表の池田光氏が著述された著書
『中村天風 幸運を呼ぶ「魔力」』という本に詳しく書かれています。三笠書房刊 アマゾンでは中古本しかありません。400円ぐらいで入手可能(送料250円)興味のある方はぜひご参照ください。体系的、論理的かつ実践的な内容です。
●もう何十年も前からストレスの危険性は叫ばれています。「病は気から」とも言います。私は現在病を得ています。食事、運動不足とともにストレスの積み重ねが原因だと思います。現在は食事、睡眠、運動の改善と共に、ストレスに左右されないよう自分の強みを読み直し、天風先生の教えの実践を少しずつやっています。
●今年になって毎朝唱え始めている誦句があります。それは『甦りの誦句』です。
最後に記載しておきます。括弧は自分なりに現状用に修正したものです。
読む時は杉山先生の厳かで格調高い声の響きが甦ります。真似をしています。
『われは今 力と勇気と信念とをもって甦り、新しい元気をもって、正しい人間
としての本領の発揮と、その本分の発揮に向かわんとするのである。
われはまた、わが日日の仕事(生活)に、溢るる熱誠をもって赴く。
われはまた、歓びと感謝に満たされて進み行かん。
一切の希望 一切の目的は、厳粛に正しいものをもって標準として定めよう。
そして、恒に明るく朗らかに統一道を実践し、ひたむきに 人の世にために役立つ自己を完成することに(自分自身が生き抜くことに) 努力しよう。
-黙想- 合掌 <完>
■明日で阪神淡路大震災から満22年目を迎えます。亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。2010年と2015年1月に私の思い出を本欄に書きました。今年は何も書きません。
- 登録日時
- 2017/01/16(月) 08:50