【2017年1月の雑感➂】病気診察備忘録
▲ヒヤシンスの花、右の紫色の花です。花言葉は「悲しみを超えた愛」です。
残念!肺の影が大きくなっていました。
■1月24日(火):神戸医療センターへCT検査と血液検査の結果を聴きに行きました。主治医の先生は忙しいせいもあるのでしょう、早々に「結論から申しますと影が大きくなっていました」と告げられました。
●内心、体調が良くなっているので現状維持かと思いましたが悪化でした。テレビ番組のプレバトで「降格」と告げられた出演者のような気持になりました。要は「がっかり」です。‐笑
●「どれくらい大きくなったのですか?」と尋ねると、比較データを示してくれました。右肺が8ミリから8・6ミリぐらい、左肺が10・1ミリから10.6ミリぐらいです。「やはりがんの転移ですかね」「そうですね他のものだと大きくはならないでしょうから…」
●「がんだと一刻も早く治療しなければならないのでもう一度PET検査を受けてくれませんか」「がんと分かれば抗がん剤治療ですか?」「そうです」
「内容はどういうものですか」「最初は入院して点滴をします。その後は2週間に1回通院で点滴です」
●「それはいつまでやるんですか?治るのですか」「ずっとやることになるでしょう。治るとは言えませんが、ほっておくと1年後ぐらいにはガクッとくるでしょう」このあたりで私の気分はぐっと暗くなりました。
●しかも「鶴崎さんの体にはもっとがんが潜んでいるかもしれません。肺にしても細かいものがあるかもしれませんし、肝臓にも潜んでいる可能性だってあるんですよ」と抗がん剤治療をしないと危険だという告知ですね。とどめを刺すことばでしょう。(恐怖の動機づけだと思いました)
●そこで次は経済的な懸念を問いました。「費用は随分とかかるのでしょうね」「保険がききます、限度額適用もありますから」「それでも前回の抗がん剤服用と同じくらいでしょうか」「そうですね」…<それでも月に6万弱、年間70万ぐらいはかかるな…、3年で210万、5年だと350万、家族に迷惑をかけないためには生命保険を解約するか…>などを思いめぐらせました。
●「副作用はなにがありますか」「嘔吐とか痺れでしょうか、下痢もあるかもしれません」<これまた大変だな…>気分はますますダウンです。<髪の毛は抜けますかとは尋ねませんでした。抜けるでしょうな>
●ここで先生から抗がん剤治療の小冊子をいただきました。これを読んでおいてくださいとのことでした。もう会話を打ち切りたそうでしたので「ところで先生、知人から温熱治療や尿を飲む治療などを紹介されているのですがこれらはどうなんですか」と尋ねました。
●答えは「病院が勧めるのは多くの治験者によって効果が検証されたもので、科学的根拠にもとづいた最大公約数、良い方法なんです」とのこと。他のものはエビデンスが不明確という主張でした。
●今日の結論を急ぎたい先生は「もう一度PET検査を受けてもらえませんか」とクロージングを掛けてこられました。「分かりました、それじゃ先生の方で予約をお願いします」ということで、結果1月30日(月)にポートアイランドの先端医療センターに行くことになりました。
●次回、「その結果を踏まえて今後の治療方針について相談したいので奥様を連れてきてください」とのこと。先生はがんと確信されているようです。その次回は2月7日(火)です。もしかしたら即入院となるかもしれません。
●現在は体調も良く、体重も57㎏に戻ってきました。血液検査の結果数字も前回より良くなっていました。それだけに「残念」というのが正直な気持ちです。流石に当日は帰ってから落ち込みました。ですがある程度は覚悟していたことですので、一晩寝て翌朝には元に戻りました。
●最近ブログに書いたように、贔屓の大相撲の稀勢の里関の初優勝と横綱昇進を祝うときに目にした記事から思い起こすことがあります。『諦めず、腐らず、目の前の一番一番に集中する』ということが一番印象に残っています。
●私のことを気に掛けてくださる方々や家族の存在に感謝する気持ちがあるので、私も前向きに、「がんを治すには免疫力の向上だ、そのためには日々の運動、食事、睡眠を改善して、ストレスのたまらない生活に集中しようと思います」
●今朝も「甦りの誦句」と「力の誦句」を唱え、本文を書きました。もう一本書きかけていた仕事に関するコラムと共々アップします。今月はこれでおしまいにします。ご笑覧ください。<完>
- 登録日時
- 2017/01/26(木) 10:37