【2017年4月の雑感➂】病気備忘録
▲水仙とチューリップ。知人からの贈り物です。こういうコラボは初めてです。水仙もチューリップももう盛は過ぎたようです。花の命は本当に短いですね。ですから写真の効果が生きてきます。
5回目の抗がん剤投与で副作用が堪える
■4月18日(火)に5回目の抗がん剤を投与しました。それに先立ち前回の血液検査で腫瘍マーカーの数値が上がっているため造影剤使用のCT検査を受けました。
●検査結果は肺の影が少し小さくなっており薬の効果は出ているとのことでした。しかし影の数がこれまでの2つから3つになっていました。なぜ1つ増えたのか尋ねるのを躊躇してしまいました。先生は、1つはたいしたことはないから当初の2つとも小さくなっているので今のままの薬を続けましょうとのこと。
●私もまた入院しなくてよかったという気持ちが先だってそのままにしました。次回はよく確認しようと思います。そのまま5回目の抗がん剤を投与してもらいました。ところが2日後の20日(木)に抜針してから副作用がきつくなりました。
●強烈な痺れが襲ってきました。手先と口内のしびれがきつくてたまりません。少しでも冷たいものに触れるとダメです。お湯に頼りながらの生活です。それにだるさがひどくなりました。体に力が入りません。
●喉が弱いのか声が掠れてしまいました。自分の声ではないような声しかでません。それに毎朝、鼻血が出ます。朝6時過ぎから午前8時、9時ごろまで鼻血の処理が必要です。
●しゃっくりは少なくなりました。歯の痛みも治療開始で和らぎました。ですが2週間に1回しか治療ができません。(冷たいもの、金属に触れる弊害のため)
なんとか反対側の歯で食事をかみ砕いで凌いでいます。
●歯の痛みがましになったのに今度は腰を痛めました。ラジオ体操をしている時に痛みが出ました。体はだるいので横になる時間が増えると腰痛も強くなり上手く動けません。この10日間ほどはとても苦しくてブログを書くこともできませんでした。
●ようやく(水)(木)とましになり今日28日(金)になって少し元気になりました。腰の痛みも和らいでいます。
今日は久しぶりに西宮市の兵庫芸術文化センターへ出かけるつもりです。体調は不安ですが何とか凌ごうと思っています。音楽に身を任せ抗がん剤治療のことは一時でも忘れようと思うからです。
■外はいつの間にか春から初夏へとうつろう季節になっています。近隣の花も咲き出しました。花は良いですね。美しい。冬に剪定されていた木々にも緑の葉が茂りだしています。桜のトンネルの後は緑葉のトンネルが増えるでしょう。
●抗がん剤治療を始める前には近くの小山や丘に登るとか、裏街道を探索していたのに治療を始めてからは体が動かず、気力も萎えていました。どこまで戻るかはわかりません。病院の看護師さんの話では薬の累積効果でこれから副作用もひどくなりますよと言われました。(オヨよ…)
●特に痺れはひどくなるようです。元気なころに戻りたいというような幻想を抱かずにその場その場で最善を尽くすという生き方が必要だと考えるようにしています。薬にさえ頼っていれば良しとせず、自分の免疫力をあげる運動、食事、睡眠を続けようと思っています。
●ただ最近睡眠が上手くいきません。夜中に2回は目が覚めますし、嫌な夢をよく見ます。夢はサラリーマン時代の出来事が多いようです。すぐ忘れるようにしていますが眠りが浅いので要注意です。
●対策として眠る時は過去の良い思い出を浮かべるようにし始めました。まだうまくいっていませんが、続けてみようと思います。こころを幸せだったころの気分にしてそれを思い浮かべながら眠る試みです。上手くいきますように。(笑)
■新聞報道によりますと抗がん剤による生存効果のデータは少なくて不十分のようです。これから力を入れるそうですね。私の体験も今後のデータになるのでしょう。薬が効いたか否かのデータだけで良いのでしょうかね。生活習慣ががんを引き起こすなら、罹病した人がどのような生活習慣に変えたかという調査も必要じゃないでしょうか?
●私がかかっている病院では先生は「普通の生活をしてください」としかおっしゃいません。ま、それだと純粋に薬が効いたかどうかだけを調査することになるのでしょう。各人の免疫力向上への努力は薬の効果測定には余分な要素になるのかもしれません。
●病院としては医療(手術、薬、放射線)による効果測定が目的になっているのでしょうから。患者の生存率はその結果の要素に過ぎないのでしょう。
●次回は5月2日(火)から6回目の薬の投与が始まります。どのような副作用が待っているのかは分かりませんが、「今を最善に生きる」をモットーに日々過ごしたいと思っています。<完>
- 登録日時
- 2017/04/28(金) 10:24