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【2017年5月の雑感①】病気備忘録
▲藤の花。知人からの贈り物です。私の近隣でも咲きましたが、もう藤色ではありません。綺麗に咲いていたツツジも今はもう枯れてしまいました。代わりにサツキが満開です。季節は足早に移ろいますね。
6回目、7回目の抗がん剤投与終わる
■5月2日(火)に6回目の抗がん剤投与を行いましたが、想像以上に副作用がきつくへたってしまいました。薬の累積効果が副作用も厳しくしたのでしょう。「痺れ」が手の指先と口の中で一段と強くなりました。指先はお湯の使用で何とか凌げますが、口の中は味覚を奪い食事が美味しくありません。
●食べないと体重が減ってしまうので無理やりねじ込んでいます。美味しくない食事は味気ないものです。体の「だるさ」は長引くようになりました。薬の投与は火水木の3日間です。抜針が木曜の夕方、そこからだるさがはじまります。
●今までは翌週の火曜から水曜には元気になっていましたが、6回目の後は13日の土曜日までかかりました。ようやくましになったと思ったなら翌週の16日火曜日には7回目の投与です。この「だるい」感覚は体に力が入らず本欄への投稿もその気にならないほどでした。
●同時に毎朝「鼻血」が出ました。ヒノキの花粉症が5月中旬まで続きましたので毎朝鼻をかみます。そうすると血と鼻の混じった塊が出てその後はしばらく鮮血が止まりません。鼻にティッシュを詰めながらラジオ体操や散歩をするのも大変でした。でも継続しました。
●「痺れ」「だるい」「鼻血」の3大副作用が私の気力と体力を奪っていきました。あとは「声が掠れる」のです。体がだるい間は同時に思うように声が出ません。さらに「脱毛と毛が生えない」状態が続いています。毎朝の髭はあまり生えなく、眉毛も減っています。頭髪も薄くなり老人化が進んでいます。
●以上5つの副作用の症状を克服する生活が毎日続いています。7回目の投与は5月16日(火)でした。副作用は6回目のあとと変わりません。ですが今回は昨日の23日(火)には体調がましになりました。過ぎればあっという間の5月でしたがようやく本欄に報告記事を書く気になりました。
●元プロ野球選手、監督の大島康徳さんも大腸がんのステージ4からの回復を目指して抗がん剤治療をされているようです。一昨日のネットの記事でこれから7回目の治療に入りますという報告記事を読みました。「嫌だな…と思いますが頑張ります」との宣言をされ通院在宅治療のようです。(私と同じ方法)
1週間後には解説の仕事が入っているのが楽しみとされていましたが、副作用をこらえての仕事だと思います。頑張ってください。
●私の方は家事の手伝いの量を増やすだけです。昨日はようやくカーペットとこたつを仕舞いました。週3日の掃除、毎日の風呂掃除、家内の布団の上げ下げ、(背中を痛めて重いものが持てません)、毎日の買い物、(重いものは私が買います)、週3回のゴミ出し、ほぼ毎日の洗濯物の取り入れと結構することがあります。
●「痺れ」が取れないと食事がまずいと書きましたが、今週はこれからどこまで回復するかがポイントです。口の中が痺れなくなると食事は美味しくなります。食いしん坊の私にはそこが一番大事です。(笑)
●また「痺れ」は冷たいものが厳禁です。これから暑い夏に向かいますが、冷たい飲み物、食事は飲食出来ません。ビールは病気が発症後止めましたので欲しくはありませんが、冷たいノンアルコールドリンクは飲みたいですね。
●ざるそばやソーメンもおそらく難しいでしょう。寿司も難しいかもしれません。暖かい食べ物で体を冷やさず過ごすことになるでしょう。それはそれで私の療養生活には良いことだと思いあきらめるものは諦めます。
●与えられた条件の中でより良く生きるにはどうすれば良いのか、ビジネスでも同じことですね。無理なものは無理と見極め、自分(たち)ができることは何かに目を向け、そこに新しい魅力を見出すことが大事です。今年の夏はそこに問題意識を持って新しい価値を見出したいと思います。
■昨日の阪神VS巨人戦は久しぶりに好試合でした。秋山、菅野の投げ合いは両投手見事でした。巨人ファンの私はとりあえず菅野で勝ってほっとしています。今日の吉川、明日の大竹では厳しい結果が予想されます。今年の阪神は強そうです。糸井、福留がへたらなければ優勝も見えてきます。
●今年は巨人戦の野球中継は出来るだけ見ないようにしています。あまりにも力が入り過ぎて体に悪いと思うからです。しかも勝率5割そこそこですから精神面でのストレスになります。ストレスは癌の強敵です。穏やかに暮らすには愛する対象から遠ざかるのも手段のひとつです。(笑)
●大相撲も愉しんでいますが、今日から新横綱稀勢の里関が休場です。やはり怪我の箇所を痛めたのではないでしょうか?早く休んで回復に努めてもらいたいものです。今のままじゃ短命横綱になりかねません。今場所の相撲を見ていれば白鵬、日馬富士との差は歴然です。スピードと技に格段の差があります。もういちど、一から稽古、稽古でやり直しですね。
■このまま副作用が和らげば来月はもう少し本欄への投稿を増やします。自分の病を忘れるようなテーマに取り組みたいですね。ではまた<完>
- 登録日時
- 2017/05/24(水) 11:00