【2017年6月のトピックス①】
▲姫小百合の花。花言葉は好奇心の芽生え、飾らぬ美、純潔等だそうです。可愛い花ですね。美しい!
将棋、競馬、ゴルフ、プロ野球、そして読書から
■私は今日6月28日(水)現在、昨日の10回目の抗がん剤投薬を半分終えて、首から48時間の残りの抗がん剤の入ったボトルを吊り下げ投入しながら自宅で本文を書いています。もう痺れが始まっておりつらいのですが、明日抜針(ボトルを取り外すこと)をするとさらに強い副作用が襲ってきます。
●今のうちに外は雨ですから今月の備忘録を書いておこうと決心しました。決心しないと横になってテレビを見るだけになり体には良くないと思うんです。また痺れによる味覚障害で食事がまずくなり、愉しみもなくなるから、気晴らしに書きます。
●まず何といっても将棋界のニューフェイス、藤井聡太4段の快進撃の話題です。30年ぶりの連勝記録29は歴代第一位です。しかもデビューからということですから前人未到の記録となりました。
●これだけテレビ、新聞、ネットで取り上げられていますから多くの方がご存知のことと思います。将棋というのは知らないものにとってはその攻防の内容は難しいものです。ですからテレビは藤井4段の勝負飯とかグッズのフィーバーぶりを取り上げます。
●私の興味はそんなところにはありません。かといって将棋の内容について詳しいかと言いうと全くのへぼ将棋指しです。恥ずかしながら棋譜の投了図を見ても状況によっては何故詰んだのかが分からない場合がある始末です。ですから彼がなぜ強いのかが詳しく分かりません。
●ですが将棋は序盤、中盤、終盤の大きく3つ分けての戦いだということは承知しています。序盤は棋士の戦略が現れる場面でしょう。戦国大名の戦いのように鶴翼の陣とか横陣、魚鱗の陣などと同じように居飛車、振り飛車という大分類があってそれぞれに、金矢倉、舟囲い、穴熊、美濃囲い、銀冠、などがあります。プロ棋士は独自の研究でいくつも開発しています。
●これについては、藤井4段は特別な陣形を得意にしているとは聞き及びません。彼の強みは終盤です。これは小さいころから詰将棋で鍛えたと言われています。チャンスと見たなら確実に相手を追い込み「詰めろ」に持っていく力が抜きんでているようです。
●もう一つの強みは中盤戦の攻防に卓越した一手が見られることが多いようです。これはご本人がコンピュータのAI将棋を駆使して研究、反省をしているそうです。
●今やAI将棋は強さ筆頭の「ボナンザ」が若き名人、佐藤天彦さんに勝って人類を超えたともいわれています。藤井4段はこういったソフトを使って自分の将棋の反省にとか研究に余念がないようです。
●いまのところこの2点しか知りえませんが、一つのことに集中する集中力と研究熱心さ(稽古十分)が強みになっているのではないかと推察します。一点突破、全面展開という言葉があります。物事を成し遂げるには必須の考え方ですね。ビジネスマンならこのトピックスからそういう仮説を導き出していただきたいですね。同じ勝負飯を食ったからと言ってご利益は無いと思います。(笑)
■2つ目は競馬の宝塚記念で圧倒的人気(単勝1.4倍)を集めたキタサンブラック号の9着惨敗についてです。春の天皇賞の快勝ぶりから競馬マスコミの多くがキタサン勝利の可能性を祭り上げました。
●その結果はファンには周知のとおり。ショックで言葉が出ないという状態でした。その後の敗因分析情報にも納得がいくものが少なく、調教師の「馬は故障もなく普段と変わりない」「これといった原因はわからない、馬が疲れていて海外(勝てばフランスの凱旋門賞に挑戦の予定だった)に行くのが嫌だったのかもしれないね」などと曖昧な見解しか述べていません。
●北島三郎オーナーはもともと海外遠征には消極的でしたからいち早く当日に遠征断念、夏は休ませ秋の国内G1秋の天皇賞から有馬記念というプランの意向を述べておられました。武豊騎手の野望による意向が強かっただけに負けて2億円のボーナスは吹っ飛びましたが、内心ほっとされているのではないかと思います。
●さて私見ですが、私はこの宝塚記念は負けるのでは、いや故障するのではという懸念を持っていました。長年の競馬ファン歴から嫌な予感がしていました。胸騒ぎというものでしょうか、なぜなら古馬の春の三冠(大阪杯、天皇賞、宝塚記念)を連破したのはあのディープインパクトただ1頭しかいないのです。(テイエムオペラオーが4歳時に8戦8勝の偉業を打ち立てたのですがこの時はG2の阪神大賞典を含め春に4連勝しています)
●両馬匹敵する力を付けているのではと思いましたが、反面京都競馬場の3,000ⅿ以上を走った反動は競走馬には相当ダメージが残るものなのです。しかも天皇賞はディ-プインパクトのレコード記録を1秒以上も短縮する快時計だったのです。おそらくダメージが強かったことは他の同レースで好走した馬たちが今一つ伸びなかったのも頷けます。
●もう一つの要因は、この馬はデビュー以来スプリングステークスに3連勝した以外は3連勝が無いのです。2連勝はするのですが、3戦目には負けているのです。
●休養明けには強くて1着3回に2着1回です。今回も2か月の休み明けですが、短期放牧に出したのが馬に気のゆるみを与えたのかもれません。しかもこの馬の場合、5月末から6月という季節はやる気が無くなるのではと思います。2年前のダービーで14着に惨敗したのが5月31日、今回の9着が6月25日、いずれも蒸し暑くなるころです。
●逆に秋から春(冬は休んでいる)には好成績を残しています。全10勝がこの時期に集中しています。惨敗は5月末と6月末だけです。きっと涼しい季節が好きなのでしょう。調教師さんも把握されていたのかもしれませんが、打つ手が見当たらなかったと思います。
●私の馬券は、キタサンが2着は外さないだろうという思いで馬連を控えめに購入しましたが、惨敗です。でも故障という最悪の事態に至らなかったので安堵しています。秋には復活してくれるでしょうが、5歳の秋は衰えが出るころです。まだ17戦しか走っていないので余力はあるでしょう。元気に復活して有馬記念で引退してもらいたいですね。(北島オーナーはまだまだ引退しないとおっしゃっていますが、競走馬という生き物には限度があることを承知してもらいたいですね。)
■少し長くなりました。手が痺れているせいか打ち間違いが多く手こずっています。続きは明日に<Ⅱ>として書きます。
- 登録日時
- 2017/06/28(水) 11:54