【2017年8月の雑感①】病気備忘録
▲カワラナデシコ(河原撫子)の花。花言葉は「大胆」と「可憐」の2つがあります。女子サッカーの 「新生なでしこジャパン」にも頑張ってもらいたいですね。
退院しました。疲労困憊です。
■新たな副作用、頻便と下痢、手足のしびれ、歯茎が白くなる口内炎。抗がん剤を変える治療のため神戸医療センターに5日間入院してきましたが、今は「ぐったり」です。先週7月の24日から28日まで5日間、冷房の効いた病室は快適でしたが、治療による副作用には「まいりました」ですね。
●今日8月1日(火)になっても「痺れ」と「だるさ」がひどくてなかなか本文も進みません。薬剤師さんによれば「痺れは人によって半年から1年は続きますよ」だって、「そんなこと聞いてないぞ」と腹の中で思ってもどうしようもありません。患者にとって不都合な情報は後出しなんでしょう。
●今回の入院は治療薬の変更に伴う経過観察が目的です。変更の理由はアレルギーショックという副作用を回避するためです。変更薬はひとつ、『エルプラット』から『イリノテカン』です。これによりアレルギーショックの危険性の回避、痺れの軽減ということでした。
●新たな薬の副作用として、下痢、嘔吐、脱毛が激しくなるという可能性があるということでした。24日(月)は治療前日ということでのんびり過ごしました。2日目が投薬開始です。入院病棟は外科ですから抗がん剤治療が専門ではありません。
●外来の方が毎日専門でやっているのでそちらの看護師さんは熟練しています。先生は当初は外来で投薬して外科病棟で経過観察するように言われていたので安心していましたが、外科病棟の方の面子もあるのでしょうか、すべて病棟の方で行うことになりました。
●ご担当の看護師さんは2年目の方でしたがやる気満々、事前にシミュレーションもされていたようで先輩のフォローを受けながら私にかかりきりでやってくれました。当初は懸念をしていましたが熱心で誠実な対応に安心しました。
●放射線が出るので防具が必要なんですが、怯えることなく果敢に処置をしてくれました。当然と言えば当然のことですが仕事への取り組み姿勢は流石だなと感心致しました。
●投薬の途中から「頻便」が始まり、4時間半で8回も行きました。途中でトイレが満タンで別の階へ行ったところ、管理されている心電図が消えたと看護師さんに叱られてしまいました。ですが大便は辛抱できるものではありません。いざという時の対応が必要でしょう。素直に謝りましたけどね。
●翌日(水)から下痢が始まりました。1日7回も行きました。途中で下痢止めの漢方薬を処方してもらいようやく治まりました。ところがそれから3日間は便秘です。日曜日にようやく通じましたが、今度はまた今日(月)は回数が増え始めています。下痢止め薬はやめて整腸剤を食後に飲んで凌いでいます。
●その間「痺れ」がますますひどくなり体もぐったりしています。以前は火曜日になると随分とましになって、水曜日にはほぼ回復してうぃたものです。今回は今のところ以前より拙い状態です。
●救いは唯一、味覚障害が軽減され食事が普通に摂れるようになったことです。病院では不味くて満足に食べられないこともありましたが、それは解消されつつあります。ぜひ味覚障害は無いように願いたいものです。
●歯茎が真っ白になりびっくりしましたが、口内炎ということです。今のところ悪化していないので放置しています。痛くて食事ができないようにならぬことを願うばかりです。
●今後の副作用としては白血球、赤血球の減少、色素沈着(爪が黒くなる)などの症状もあると小冊子には書かれています。今回出なかった嘔吐や脱毛も回を重ねると出る可能性があるらしい。
●つるっパゲになっても構わないのですが、現在のだるさ、痺れ、不安定な便は困ったものです。何とか克服していきたいと思います。痺れで本文のパソコンの打ち間違いが頻発してきました。今日はこれくらいにして明日推敲をしてアップします。
■昨日はここで休止をしたのですがその後、夕方から下痢便が始まりました。薬の投薬は無いのでおかしいなと思いましたが、夜から明朝明け方にかけて11回の下痢便に苦しめられました。途中に処方してもらっていた頓服薬を飲みましたが、朝まで苦しめられました。午前4時半の便でようやく治まったようです。
ほとんど排泄してしまったのかもしれません。
●こうなると「力の誦句」どころではありません。そういう余裕もなくひたすらトイレと寝室の往復です。冷たいものを食べたからだろうか、少し食事の量が多かったのかもしれないなどと反省しながらひたすら耐え抜きました。
●今朝はラジオ体操も散歩も取り止めました。7時過ぎまで横になり、朝食も抜いて白湯だけにしました。昼食から薬を服用しながら再挑戦です。ソーメンやざるそばは厳禁、暖かいものを食します。さてどうなることやら。この先を考えると不安になりますね。
●みなさんどうか「癌」にはならないようにしてください。ある情報ではがん患者はがんで死ぬばかりでなく栄養失調で死ぬことがあるとありました。本当にそういうこともあり得るなと妙に納得しています。まだまだ続く闘病生活ですが、できるだけポジティブな思考で頑張りたいと思います。
●8月4日(金)には胸部のCT検査を行います。肝心の癌がどのように変化しているか診断していただきます。薬が効いて小さくなっていることを願い、副作用との戦いに立ち向かっていきます。<完>
- 登録日時
- 2017/08/02(水) 10:02