【2018年7月の雑感➂】病気備忘録続き
▲カサブランカの花。
カサブランカは、 「ユリの女王」といわれる、優美な曲線が美しい華やかな姿が特徴のお花です。
ほかのどんなお花よりノーブルな輝きを放つカサブランカは「誇り高い美しさ」のシンボルとされ、はなやかさの中にも神秘性や幻想的な雰囲気も併せ持っているとても魅力的なお花ですよね。
カサブランカは古くから「永遠の絆」や「結合」を意味する愛のお花でもあり、まさにあなたにとって特別な、大切な人に贈るのにふさわしいお花といえるでしょう。(ネット情報より)
愉しみな「薩摩オゴジョと声美人」
■昨日32回目の抗がん剤投与に行ってきました。直近では最悪の体調になったのでそのことを訴えました。先生は血液検査も尿検査も異常が無いので「体調にはリズムがありますからね」としかおっしゃいません。とりあえず「神経の痛みを和らげる薬を処方しましょう」ということになりました。別に痛みはそんなにないんですがと思いながらも受諾しました。
●今回の受診ではたいした変化もなく8月にCT検査の予約をとることだけが合意しました。8月14日(火)です。
●末梢神経障害に悩まされている私には手足と口内,舌の痺れが気になることです。これについてはやがて治るとは仰っていただけませんでした。やはり神経障害は現代医学でも未知の領域が多いようです。
●そんな中、20年前に起こった「和歌山毒物カレー事件」から今日7月25日で丸20年になるということでNHK他民放でも特集番組があるようです。今朝のNHKラジオのニュースでは未だ被害者の30%が砒素による末梢神経障害に悩まされているという回答があったと伝えていました。
●このことは先般本欄で帚木蓬生氏の著書「悲素」新潮文庫上下刊の紹介で述べました。逮捕され死刑囚となった林眞寿美は保険金詐欺に絡むご主人やその友人、雇用者への砒素の投与は認めていますが(死者もあり)カレー事件については一貫して無罪を訴え、再三にわたり再審請求を行っています。
●麻原彰晃のオウム事件より死刑執行が難しいかもしれませんね。状況証拠はクロですが、動機の曖昧さ、物的証拠の未確定、自白が無い、目撃者不在など闇に包まれた部分が多いからです。林死刑囚の図太さから自白は無いでしょう。
それより未だに末梢神経障害で苦しんでおられる方は気の毒です。同病がゆえに思いもひとしおです。
■前書きが長くなりました。本題に入ります。実は病気になって以来行動範囲が狭くなり人と会うこともめっきり減りました。そんな中で通う神戸医療センターのスタッフの方々との接触が増えています。
●今回注目して取り上げたのは、私に親切な(と感じる)薩摩オゴジョの看護師さんと会計受付で患者を呼びだす受付係のNさんの声が美人なんです。あくまで私にとってですが。演歌歌手の島津亜矢さんや天童よしみさんの歌を聴いているときの心地よさに似ています。
●まず薩摩オゴジョですが、目がパッチリ丸くて、色は少し黒めで、体型は小太りです。見た目は特別の美人ではないでしょうが、作家の林真理子さんは小説「西郷どん」の中で篤姫のことを「目はパッチリ大きくて小太りのがっちりした体型で健康そのものであった」と書いておられます。
●化学療法室の薩摩オゴジョは月2回の訪問で1回は確実に私の担当をしてくれます。私がからだの不調を伝えると粂細かく先生の伝言メモに書いてくれます。質問も的確で、ちょっとした変化にも気づいてくれます。
●気立ての良いのがすぐわかります。言葉は薩摩弁を使いませんが、かすかななまりが心地よく響きます。私はお返しにいつも1つか二つ「ほめ言葉をかけます」「いつも元気だね、君の顔をみるとこちらも元気がもらえるよ」「血色がいいね」、昨日は篤姫のことを伝えて「君と同じような人だね」と言ったら嬉しそうに、「国のお母さんに聞いてみよう」と言っていました。
●他には採血の注射の上手さ、ポートから点滴への接続とそれを固定する作業の手際よさなどを誉めます。「僕はSさんを信頼しているんだ」と小さな声で伝えます。決して他の看護師さんに聞こえるようには言いません。また「一番」という言葉も使いません。他の看護師さんにも同じように接するように心がけていますが、少し「薩摩オゴジョ」を贔屓にしているかなと思います。
●木曜日には抜針のため48時間の自宅投与が終われば病院に行きます。そこでSさんが居れば5分ほど2人きりになります。そこでもお互いにプラスの言葉やねぎらい、気遣いの言葉を交換するだけで気持ちよくなれます。「金曜日に鶴崎さんが苦しみを乗り越えられるようにと思っているんですよ」などと言われば小さな胸キュンです。病院には治療に行くだけでなくこういう出会いが愉しみだからなんですね。(笑)
■受付嬢のNさんへの愉しみはSさんに比べて受動的です。受付で支払いを待っている間の呼び出しの声が素敵なんですね。「○○さ~ん」時折の「鶴崎さ~ん」の呼び出しの声が私の脳髄を刺激します。
●なぜそうなるのかは説明できません。乏しい知識では以前テレビで財津一郎さんの竹本ピアノのCM「ピアノ売ってちょーだーい」の声が流れると幼児が一斉にテレビを注目するというのがありました。その理由は財津さん声の波長が幼児の快適脳に反応するからだというようなことを識者が言っておられました。
●また天童よしみさんの声がなぜ魅力的かという別の番組では、声の波長を取り上げておられました。歌の上手さ以外に地声のすばらしさ(波長が多くの人の心をとらえる)が要因なのでしょう。
●昨日はそのNさんが支払いを待っていると「鶴崎さん」と声を掛けられ「はいっ鶴崎です」と近寄ると「今日はお支払いが発生しておりませんので、お薬の処方箋と費用明細、次回の予約票をお持ち帰りください」そして笑顔で「お大事に」とその美声を聞かせてくれました。
●思わず顔を見直しましたが大きなマスクをされているのでよくわかりませんでした。声ほど美人でも無い気がしましたが、目が笑っているので好感が持てました。30秒ぐらいのやりとりでしたが快適でしたね。
●いつかまた機会があれば「声が素敵ですね」と投げかけてみようと思いました。
それも愉しみのひとつです。病院通いも長くなりました。明るく過ごすために愉しみを見つけていきたいと思う今日のこの頃です。(笑)
■また手のしびれで打ち間違いが多発しています。今日はここまでにして明日推敲のうえ掲載します。<完>
■26日(木)は循環器内科の診察と抜針日で神戸医療センターに行ってきました。昼頃には抜針が終わりましたが、途端に体調が悪化します。食欲が落ちて昼は無理やり「ちょこっとそば」を食べました。夜は巻きずし3巻と味噌汁だけで精一杯でした。よって本欄への投稿も1日遅れました。
●本来ならば魔の金曜日でとても体がだるく、食事もとれないのですが、今朝はバナナ、アンパン、トマトジュース、乳酸菌ドリンクが食べられました。最近では珍しい金曜日です。手足のしびれは変わりませんが、だるさが軽いようです。食欲もそんなに不振ではありません。今日は乗り切れそうかなと思っています。
●昨日本欄を見直すことができなかった要因があります。私の住む団地の11年ぶりの大規模修繕が始まったのです。私の住む棟が最初の工事となりました。これから約3か月かかるそうです。棟を取り巻く足場の建設が始まったのですが、そのせいで我が家のBSアンテナが受信不良になりました。
●さっそく現場監督に電話して対応をお願いしました。昨日は2人がかりでアンテナを移設してくれました。これで解決しましたが、大雨が降ると受信不能になります。前に出した分だけ雨の直撃はまぬかれません。そこは辛抱しなければならないでしょう。
●テレビのBS放送は私のお友達ですから一安心です。プロ野球中継、BSシネマ、BSプレミアムシアターなど私の好奇心を満たしてくれるテレビ放送ですから。
●もうすぐ建物に養生シートが架けられるので暑くなるでしょう。エアコンがあるので凌げそうです。あとは工事音に耐えるだけです。11年前は仕事に行っていましたからまったく気にならなかったのですが、今は終日工事の様子が伺えます。音は不快ですが無事に終えてもらいたいですね。<もういちど完>
- 登録日時
- 2018/07/27(金) 09:30