【2018年11月の雑感➂】
▲私の近所ではこの写真のような紅葉は観られません。知人が送ってくれた写真で楽しませていただいています。早く遠出ができるようになりたいものです。
今年の秋に想うこと
■今日11月19日(月)は入院が決まってから1か月強が経ちました。退院してから2週間弱です。今朝ようやく午前6時20分に起きられるようになりました。退院後は朝が起きづらく、起床は午前7時半から8時ごろになっていました。よってラジオ体操もストレッチ運動も朝の散歩もやっていなかったのです。
●早く入院前の生活に戻さなくてはと考えていましたが、体と気持ちが思うようになりません。ようやく今朝はトイレへの目覚めが午前6時過ぎになり、再度寝ることより脳が「起きろ」と指令を出してくれました。
●午前5時半のトイレだと再び寝床に入っていたでしょう。(笑)なぜ30分も遅くなったのか、それは昨夜から「湯たんぽ」を入れ、長いズボン下を履いて寝たからかもしれません。布団の中が温かいからでしょう。夜中の目覚めも1回になりました。
●寒くなったらやせ我慢はせずに温かくすることです。体を冷やすのは良くありませんね。準備は手間ですが安眠のためには必要な努力です。ですが昨晩は何か夢を見ていたようです。何の夢か思い出せませんが。(笑)
●朝目が覚めた時部屋は真っ暗でした。「あれまだ夜明け前か」と思っていましたが、時計は午前6時を指しています。目覚ましを止めて「なぜこんなに暗いのだ、雨かな」など思っていましたが、「そうだあと1か月もすれば冬至じゃないか」と気づきました。
●冬至といえば夜の時間が年中で一番長く、昼の時間は短いのだから夜が明けるのは遅くなるのだと納得しました。思い切って起きてカーテンを開け、窓を開けると外は雨模様です。路面が濡れているのが見えました。ですが明るくなっています。夜は永遠に続くものでなく明けるのだなと思い、自分の病気も明け方を迎えようとしているのかもしれないと自分自身に言い聞かせました。
■今日は11月22日(木)です。今朝も6時20分に起きましたが朝のラジオ体操や散歩は休んでいます。少し雨がぱらついているのを言い訳にしました。2日に1回は買い物散歩に出かけていますが、運動らしい運動はできていません。もうそろそろ動き出さないとこのまま流されそうです。
●テレビや新聞、ネットは日産のカルロス・ゴーン氏の逮捕とその後の話題がトップを飾っています。今後も長くこの話題は続くのでしょう。最初の感想は「奢れる平氏久しからず」と「信長の高転び」という言葉です。
●権力の座に長くいるとごく一部の人を除いてその言動が腐敗の方向に向かうようです。ゴーン氏の個人的な資質による犯罪かと思っていましたが、その後の続報ではフランス政府とルノーの影響力の変化に対する日産の反撃の一環だという見解も出てきています。
●経済ミステリー小説のような展開ですかね。このことはやがて数冊の本として出版されるでしょう。週刊誌もジャーナリストも張り切っているのではないでしょうか(笑)
●上半期は東芝問題がクローズアップされましたが、下半期は日産問題が経済界のトップニュースになりそうですね。ジャーナリズムのビジネスチャンス到来ですか。
●私にとっては何ら影響がありませんし、連載小説を読んでいるようなものです。ゴーン氏も聖人君子でもないでしょうから、権力の行使の虜になっても不思議ではありません。ま、このことは高みの見物です。それよりゴーンさんとケリーさんは拘置されているそうですが、拘置所の居心地はどうなのかと心配しています。寒さは体に堪えますからね。飯も不味いでしょう。
■買い物散歩の内容が変化してきました。自分が食べられるものが減ってしまい、その売り場には足が向かなくなりました。塩分の多い食物はパスです。加工食品はほとんど全滅です。
●家内の食事の準備が大変なので惣菜も購入しますが、ほとんどの食品の塩分は2から3%含んでいます。朝1%(食パン1枚)、昼2%(惣菜と野菜)、夜3%(家内の料理)を目安にしていますので、買い物時の塩分チェックが大変です。
●おかげで私の食品への関心は変わり、新たな知識が増えつつあります。0・5%から0・7%の塩分で美味しい惣菜を見つけるのが目標にもなっています。例えば昨日ローソンでカボチャのサラダ(120円税込み)を見つけて食べましたが、これが実に美味しい。(笑)これ1品しか1%以下は無くて掘り出し物を見つけた感覚です。
●私の舌の方も塩には敏感になり、食パンは塩辛く感じたりします。スーパーの惣菜で、塩分1・6%の「肉じゃが」を購入して食べましたが、これが思った以上に塩っ辛く、安易に信用できないと思い残しました。
●そらそうですね、パッケージごとに塩分を測定しているわけではなく、あくまで目安でしょう。自分の舌を拠り所にもして食品選びに磨きをかけようと思っています。ですがこれも抗がん剤を投入して味覚障害の副作用がきつくなると効果的ではありません。
●現在は抗がん剤を休止して約2か月になるので前の薬の副作用が和らいできているのかもしれません。来週には再開ですのでどうなりますことやら。一進一退ですね。頑張りましょう。
■大相撲九州場所が大詰めを迎えています。あと3日で相撲が見られなくなると思うと淋しいものです。横綱稀勢の里関については過去に何度か問題点を指摘するブログを書いていますが、今回は止めます。もういいんじゃないでしょうか、「来場所もう1回チャンスをくれ」とのことです。暖かく見守ってやりましょう。(今場所前に油断して食べ過ぎで太ってしまったという記事を読みましたが残念な横綱です)
●今場所は元気な小結貴景勝関と大関高安関に頑張って優勝争いをしていただき千秋楽まで楽しませてもらいましょう。
●スポーツ選手に自ら考えて自主的に創意工夫せよというのは、「言うは易し行うは難し」なのでしょうか。やはり適切なコーチ(指導者)がいてそれでようやく必要条件が満たされるもので、十分条件とは言えず、そのうえで選手自身の創意工夫、練習の努力が求められるのではないかと思います。
●この件ではプロ野球の阪神タイガースの矢野新監督の所信にある、「自分で考えて創意工夫をせよ」という主旨について見ものだと思っています。金本監督は上達のための練習は強制的であったと聞きます。
●矢野新監督は独自のコーチ学を学ばれたのでしょうか、選手の自主性を重んじ、そのために「対話」を重視されているようです。今のところ矢野監督は選手に「将来どういう選手になりたいんだ」と問いかけて、プロ野球選手としての目的を自覚させようとされているようです。
●それを鮮明にしてからそれに向かって具体的な努力目標を立て、自分なりに創意工夫して練習せよと言われているようです。さて来シーズン前はこれで良いでしょう。ですが年が明ければコーチ陣の役割、重点選手への進捗管理と援助が必要です。
●「自分で考えて創意工夫せよ」の次に、どのような手段・方法で考えるのかを教えないといけないでしょう。考えると創意工夫にはそれぞれ別々の具体策が必要です。「下手の考え休むに似たり」という諺があります。考えるという行為に間違いがあると効果にはつながりません。
●考えるには少なくとも論理的に考えることが求められます。論理的とは目的と手段、結果と原因を筋道立てて話せるようになることなどがあげられます。また問題点を見つけ課題化するということが必要です。
●そのうえで、土台から創り直すのか、修正程度で良いのかなど判断するのも考えることの重要な要素です。ですから考えるという行為の手段・方法が分からずして考えるのは無駄な努力になりがちです。簡単ではありません。
●また創意工夫にもいろんな手段・方法があるでしょう。しっかりとした投球理論、打撃理論を持ったコーチが、個々の選手の現状に応じて、勘所をアドバイスしないと創意工夫は実を結びません。
●考えると創意工夫の手段・方法なくして「自分で考えて創意工夫をせよ」は効果に繋がりにくい所信表明になる危険性があります。矢野新監督はそこのところは考えておられ、コーチ陣も組閣されているものと思います。
●気になるのは選手とのコミュニケーションを重視するあまり、「監督とは呼ばず矢野さんと呼んでくれ」と言っているらしいのですが、これは危ないと思います。野球チームには監督が絶対必要です。コーチこそ○○さんで良いと思いますが、監督は監督と呼んで選手との間に一線を画すべきと思います。監督はコーチじゃないんですから。
●矢野新監督にはコミュニケーションが大事と思うなら自ら必要な選手に話しかける機会を増やせば良いのです。監督には他にもやらねばならないことが沢山あるはずです。<完>
- 登録日時
- 2018/11/23(金) 10:20