【2019年01月の雑感④】病気備忘録他思うこと。
▲雪の中の金魚草。春の花ですが雪の中でも咲いているのですね。そういえば近所のビオラもパンジーも寒い中で咲いています。花言葉は「おしゃべり、おせっかい、でしゃばり」だそうです。(知人からの贈り物です)
治療に変化なしと竹中平蔵氏の記事に思うこと
■1月22日(火)に今年2回目の抗がん剤投与の治療に行ってきました。結果は尿検査、血液検査の結果ともに僅かながら良化しておりました。課題の尿たんぱくは3.0から2.0と抗がん剤アバスチン投入の許容範囲まで回復していました。
●ただもう一つの数字が1.0以下でなければというのが1.1ありました。これでも十分にアバスチン+イリノテカンの投薬は出来そうなのですが、先生は慎重になられたのか次回からにしましょうということになりました。
●副作用が懸念されていた白血球の減少もすくなく4.100でした。(前回は5.000ですからやはりイリノテカンを1.2倍にしたことによる副作用には影響を与えているのでしょう。先生の判断では問題なしとのこと)
●前回からの顕著な副作用は血圧が高めであったことです。下が90~100、上は120~150でした。これは高血圧の部類に入るので先生と相談の上、血圧を下げる薬の服用を決めました。(アムロジピンを毎朝1錠服用、2日で回復)
●先生に血圧測定の上の数値と下の数値にはどのような意味があるのですかと質問しました。お答えいただきましたが短い答えなのでようわかりませんでした。看護師さんに質問した時は納得のいく答えは得られませんでしたのでというと先生は苦笑いをされていました。(その心は?そういうことを訊く人はいないと思われたのかもしれません)
●病気のことはネットでは調べない(情報が玉石混合で理解と判断が難しいからです)で病院に尋ねることにしていましたが、久しぶりに血圧について検索してみました。信頼がおけそうで納得できる内容だったのでホームページのURLを掲載しておきます。興味のある方はクリックしてお読みください。
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph84.html
●その他の副作用は軽度です。爪が割れたり、あちこちが痒くて掻き毟るぐらいですか。食欲も昨日25日は少し減少しましたが何とか詰め込みました。睡眠も投薬日には2時間しか眠れませんでしたが、水、木、金と何とか眠れています。
●今回も乗り切れそうです。次回の投薬からは薬が増えますのでどのような副作用が起こるか分かりません。その時はその時で頑張ろうと思っています。今は比較的穏やかなので寒いですが日常生活を愉しんでいます。
●先週土曜日(1月19日)には久々に兵庫芸術センターにて同管弦楽団(通称PAC)の新春定期演奏会を愉しんできました。音楽監督の佐渡裕さんの指揮で、イディシュ・ラプソディーとベルリオーズの幻想交響曲でした。ゲストのイザベル・ジョルジュさんの歌声が素敵でした。幻想はよう鳴り響いていました。佐渡さんは元気です。(笑)
■毎朝のネットサーフィンをしていましたところ私にとって興味深い記事に出会いました。それは現在東洋大学教授の竹中平蔵氏に関するものです。この方の政治舞台での活躍は小泉純一郎内閣時代が有名です。
●大活躍をされ任務を果たした後、民主党政権時代にはさっさと大学教授に戻るとともに、民間企業の幹部に収まりました。とりわけ株式会社パソナの取締役会長に就任されたことには唖然とした記憶があります。この人のルポルタージュ本を読みましたが、若いころから野心家で努力家であったことが伺えます。
●功罪半ばする人だと思いますが、とりわけ日本企業の業績復活に貢献したのが正社員の非正規化への流れを創ったことです。これによって年功序列による正社員の人件費圧迫を押さえました。非正規化をすることで解雇もしやすく、人件費の変動費化に成功しました。
●それは一概に悪いことではないと思います。ところが新しい流れが出来た後に社会に出ることになった若者には大変厳しい状況でした。正社員で入社して頑張っていける人は良いのですが、就職に失敗したり、途中で退職をしてしまうと再就職での正社員化は厳しくなりました。
●竹中氏は優秀な人がより活躍出来て、高額な報酬が得られる社会が正しいという考え方です。弱者はいろんな形で仕事をしていけば良いというマクロ経済的発想の持ち主です。個々の悲惨な事例など関心がありません。
●今のところ異を唱える論説は多くはないようですが、政権側、大企業の経営者側には受け入れられています。「竹中、お主も悪党ようの」という会話などはしていないと思いますが。(笑)
●竹中先生にとってはそのことは過去のことで、現在も国際的に活躍されているようです。時々ラジオなどのお説を聴きますが流石にできる人は違うというようなことをおっしゃっています。
●最近、あの森永卓郎さんが自信を付けられたのか批判本を出されました。(未読)その森永さんが推薦されているのが、あの将来有望ながらわいせつで捕まった、植草一秀氏の著書です。タイトルは「国家はいつも嘘をつく」です。(未読)この本の中で仇敵竹中平蔵氏を切り捨てているようです。そういえば事件を起こす前はテレビで丁々発止のやりとりをされていました。
●いつか読んでみようとは思っています。ところで今回私が興味を持ったネット記事は以下に掲げました。1つは東洋大学の学生が「竹中平蔵の講義に反対ビラ」を配った男に退学勧告というものです。筆者の山本一郎氏は学生と大学を批判しながら竹中氏のこの数年の仕事の問題点を明らかにしています。上手いやり方だなと思いました。
●2つめは森功(ジャーナリスト)の「竹中平蔵が重用する男」というもので水道の民営化にも直結する裏話です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20190122-00112056/
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190123-00000006-pseven-soci
●竹中平蔵氏に対して何の影響力も及ぼせない私ですから、関心を持つことに意味はありません。こういう人も世の中にいて、ご自分の野心を実現しようと生きて行かれるのだなという事例です。私には興味深い人ですが。
●自信を付けた森永卓郎頑張れ!植草一秀も復活せよ! とエールを送っておきます。(笑)批評、反対意見も参考になりますからね。
■大相撲初場所が終盤を迎えています。横綱白鵬が3連敗して俄然面白くなってきました。あと2日間の愉しみです。玉鷲関に初優勝してもらいたいですね。貴景勝関は準優勝で良いでしょう。来場所大関への足掛かりにすれば上等だと思います。
●大関高安がだらしないですね。場所前にインフルエンザに罹ったとはいえ相撲内容がいまいちです。引退した同部屋の稀勢の里にも通ずる不器用さが見えます。なぜもっと万全の型を身に着けないのか、右上手が使えないのは兄弟子と同じです。心配ですね。来場所以降に期待はしますが。
■テニスの大坂なおみさんも全豪オープンで、サッカー日本代表もアジアカップで優勝してください。若い人たちの元気な姿を見ているのも楽しいもんです。プロ野球ももうすぐキャンプインです。阪神タイガースの原口選手が大腸がんに罹ったそうですね。頑張って早く治してもらいたいものです。祈っています。
■正月早々にアップしたP・F・ドラッカー教授の「仕事ができる人の習慣」の記事ですが、ほぼ同じ内容のものを2014年に5回に分けてアップしていました。失礼しました。若干の修正は入っていますが、当人は初めてアップしたつもりでしたからボケています。(笑)要注意ですね。
以上雑感です。
<完>
- 登録日時
- 2019/01/26(土) 11:05