【2019年02月の雑感②】
▲晩秋から春にかけて沢山の花を咲かせるジュリアンキャンディ。花色が豊富でパンジーと共に冬の寄せ植えの定番になっています。フラワーショップの店頭で撮影しました。寒さの厳しい冬に美しい花を咲かせ、夏を目の前に枯れてしまうことから、『青春の喜びと悲しみ』という花言葉が付けられました。
起業家:河野万里子さんのこと
■河野万里子さんをご存知でしょうか?まだまだ知らない人の方が多いかもしれません。彼女は株式会社色彩舎の代表取締役でありかつカラータイプ協会の代表理事でもある『起業家』です。
●プロフィールは下記のURLをクリックしてご覧ください。
https://www.shikisaisha.jp/greeting
●河野さんと私の出会いは2003年ごろにさかのぼります。当時私はコンサルタントとして独立したてでした。私の売りは小売業の「店づくり」「売場づくり」
でした。実務経験から小売りのノウハウには精通している自信がありました。課題はその伝え方やコンサルティングの仕方だった記憶があります。
●ただ専門知識のうち「カラーコーディネイト」に関する見識には自信がありませんでした。例えばPOP広告の中身にどういうキャッチコピーやセールスコピーを制作すれば良いかは分かりますが、効果的な配色には今一つ自信がありませんでした。
●そこですでに活躍されていたPOPコンサルタントの石川佳代さんと当時無名ですがカラーを専門に仕事をされていた河野万里子さんにパートナーとしてのオファーを出しました。お二人に面談しましたが、石川さんには断られ、河野さんには快諾を頂きました。
●以来、2000年の一桁代には数多くご一緒に仕事をさせて頂きました。近畿二府四県は御一緒にお店の巡回指導や研修をいたしましたね。主婦であり小学生のお子さんがいらっしゃった河野さんにとっては大変な時期でしたがそのころから凄い頑張り屋さんでした。
●当時から河野さんには本業の色彩舎を通して『カラーで社会に貢献する』というビジョンをお持ちでした。人生の目的が明確ですからその実現への意欲は素晴らしい行動力で示されていました。生活のためにコンサルタントになった私とは気迫が違います。傍で見ていて「ようやるな」というのが率直な感想でしたね。
●そんな河野さんは私の所属するプロセスコンサルティングのメンバーとの交流も積極的でしたし、独自の人脈でビジョンの実現に努力されていました。私との提携業務も一息ついたころにはプロコンの代表池田光とも協働で「カラータイプ診断」の開発を行われました。そのころには河野さんの廻りにはシンパも増え、強力な協力者が増えていました。
●2010年代に入ると私のコンサルティング活動は衰退の方向に入り晩期を迎えていました。(笑)ところが河野さんは昇竜の勢いで事業を伸ばしていかれました。私は凄いなと感心して傍観していましたが。(笑)
●私が2015年に病に倒れてまもなく4年になります。その間にも河野さんの事業は発展して、カラータイプ協会も設立され東京への進出も果たされました。各地に強力なパートナーを育成され組織の拡大を実現されています。
●そんな河野さんから昨年夏ごろに「関西学院大学の佐藤善信教授の援助の元論文を発表しました」というお知らせを頂きました。これまた凄いなという感想でした。その論文を本欄で紹介する約束をしました直後に薬の副作用で体調を崩してしまいそのままになっていました。
●すると年末から年明けにかけて次々とカラータイプに関する研究論文を発表されているというご案内を頂きました。凄いパワーですね。そこで私の体調も小康状態なので遅ればせながら本欄でも紹介をさせて頂く次第です。
●最初の論文では河野さんの若いころからの夢を実現するための体験記が読みどころです。カラータイプ理論についてはすでに著書を出版されています。「色使いで人を見抜くカラー読心術」【こう書房】2013年刊。本論文の読みどころはまさに夢を実現する起業家の体験記です。その中では私の名前も挙げていただいており恐縮しています。私の貢献度は高くありませんので。
●最初の論文ではカラータイプ理論を補強するような佐藤先生の解説も読みどころですが、私には起業家河野万里子の夢の実現への実践記が興味深かったですね。このあともどのような道を歩まれるか楽しみです。
●尚、私は佐藤善信教授とは面識はないのですが、先生が神戸市の流通科学大学の教授でいらっしゃった頃に数多くのケーススタディを発表されていました。私はそのケースをいくつか買い求め、自己啓発やクライアントの研修に使わせていただきました。その際、何を課題に討議をすればよいのか迷い、事務局の方を通じて先生が作成された課題シートをいただいたものです。
●最近では放送大学のテレビ講座を拝聴し、先生が半分くらい出ておられる「ケースで学ぶ経営学」だったと思いますが、その講座を視聴して勉強させていただきました。特に神戸市に本社のある珍味の製造販売の株式会社伍魚福の事例はとても勉強になりました。
●2012年の制作なので来シーズン(4月開講予定)はどなるかわかりませんが、興味のある方はぜひご覧ください。中小企業の経営全体像が学べる素晴らしい教材です。
●さて河野万里子さんの力作論文は下記のURLをクリックしたお読みください。また河野さんはメルマガも精力的に発行されています。色彩舎にお申込みいただければ定期購読ができます。(無料)
■河野万里子さんの論文一覧。
https://kwansei-ac.jp/iba/journals/review/BandA_review_vol21_p37-56.pdf
カラータイプ理論の特徴とその開発プロセスについて
https://kwansei-ac.jp/iba/journals/review/BandA_review_vol22_p21-37.pdf
経営理念・ビジョンと経営戦略の整合性
◆河野万里子のカラータイプ理論
論文のバックナンバーページはこちら
https://www.shikisaisha.jp/treatise
■最初のURLが河野さんの起業体験記が書かれています。ぜひご覧ください。
何よりも、ご自分が実現したいことが『カラーを通じて社会に貢献する』という
事業目的と一致しているのが素晴らしいです。そこには利益さえ挙げればよい
という匂いが致しません。起業家のお手本ではないかと思います。
●その後も次々と論文を発表されているようです。まだすべてを拝見しており
ませんが楽しみです。ご縁のあった河野万里子さんが成功されているのは嬉
しいですね。小さかったお子さんも大学生になられたそうです。よく頑張られ
ましたね。素晴らしい!
頑張れ河野万里子さん!応援しています。
■カラータイプ診断について興味のある方は色彩舎のホームページからお問い合わせください。【講師を目指される方はプロコンのホームページを参照してください】。個人の簡易診断は河野さんの著書を購入すればできます。ちなみに私の好む色は槐色(茶色系)と濃紺(青色系)それに黒色です。基本が分かれば冒険してみようという色も決めることが出来ます。私はバイオレット系でしたね。このあいだその色の背広も惜しみつつ捨てました。<完>
■以下は河野さんの最新のメルマガです。
全文転載しておきます。
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カラータイプ河野万里子メールマガジン
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皆さま、こんにちは。
カラービジネスコンサルタントの河野万里子です。
嵐の2020年12月末での活動休止宣言、ビックリしましたね。
2020年と言えば、
東京オリンピック開催と、教育改革。
どちらももう目前です!
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■今日のテーマ 『教育改革×カラータイプに出来ることとは?』
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まだまだ先だと思っていた 2020年 教育改革。
大学のセンター試験が無くなって大学受検はどうなるのか?
受検生はもちろん、親も気が気ではありませんね。
ただ、どんな高い理想を掲げてもそれを現場で実行し引っ張っていくのは
学校や塾といった教育関係者であることには変わりはありません。
その急激な変化にストレスを抱える教員がたくさんいらっしゃるのは
当然のことだと思います。
【カラータイプ理論論文】
感情労働とストレスの関係性への考察
ー カラータイプ理論のストレス診断を中心に ー
http://www.j-mac.or.jp/oral/dtl.php?os_id=112
教師経験〇十年といったベテラン教師であれば
「子供の創造性を伸ばす教育、
と言っても一体具体的に何をどうすれがいいのか?
今までの教育スタイルをどう変えていのかが分からない。」
と不安を募らせ、
大学を出たばかりの若い教師は、
言うことを聞かない子供への対応に困り、
自分よりもずっと年上の保護者への対応に
振り回されてしまう。
「どうしてあの子は全く言う事を聞いてくれないのか?」
「どうしてあの親はこんなムチャな要求をしてくるのか?」
教育改革プログラム実施と言っても、
実際教師は、日々教育現場で起きている対応に追われている
というのが実態ではないでしょうか?
実際私も、
今「非常勤講師」という立場で大学で講座を持っていますが、
毎回講座の中では、
「次の講座に〇○持って来てね。忘れないでね、分かった?!」
みたいなことを言っています(笑)
また、この教育改革に関して、
それに対応できる教師が圧倒的に不足しているとも聞きます。
「子供の個性を伸ばす」ことが出来る教師
「子供の創造性を育む」ことが出来る教師
理想を掲げた教育改革。
まずは教師教育が必要ですね。
「意識改革」と「個性を伸ばすとは具体的に何をすればいいのか?」
下記、文科省サイトの
「教育改革プログラムについて」(平成11年10月15日)
の中からの抜粋です。
↓
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―基本的考え方―
・・・
我が国の教育は、これまで知識を一方的に教え込む教育に陥りがちで、
自ら学び、自ら考える力や豊かな人間性をはぐくむ教育が
おろそかになってきたこと、
また、教育における平等性を重視するあまり
、一人一人の多様な個性や能力の伸長という点に必ずしも十分意を用いて
こなかったことも否定できない。
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(六) 教員の採用・研修の見直しと養成との連携
○ 教員養成カリキュラムの改善
教育職員養成審議会の答申を踏まえ、使命感、得意分野、個性を持ち、
現場の課題に適切に対応できる力量ある教員を養成する
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20年も前から、現状の日本の教育を問題視してきたこの教育改革。
「自ら学び」「自ら考える力」「豊かな人間性」
「多様な個性」「能力の伸長」
「現場の課題に適切に対応できる力量ある教師を育成する」
これらに、カラータイプがお役に立てると考えています。
その教育改革プロブラムの中に
「起業家精神を有する人材の育成」というのもあります。
「産学連携を一層推進する。」とあるその取り組みの一つに
2月23日(土)の【関西ベンチャー学会第18回大会】が
あります。
私は下記のテーマで研究報告を行います。
著名起業家にみる起業家精神と成功・失敗パターンの考察
~カラータイプ理論からのアプローチ~
ご参加お申し込み、詳細はこちらから。
備考欄に「河野紹介」といれていただけましたら幸いです。
http://www.kansai-venture.org/?p=2572
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■編集後記
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自分で考え、自分で動き、まわりを巻き込んで
したいことを実現する!
そんな人たちが私のまわりにはたくさんいます。
刺激的で一緒にいてとても楽しいのですよ♪
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◆コミュニケーション学やブランディングの講師をお探しの大学職員様
こちらにお気軽にお問合せください。
(一社)カラータイプ協会所属で大学講師に相応しいインストラクターを
ご紹介させていただきます。
https://www.shikisaisha.jp/contact
◆カラータイプとは何?まずはこの4時間から
「(一社)カラータイプ協会アドバイザー講座」
https://www.color-type.jp/certification/advisor_course.html#adviser_page
◆コミュニケーションからマーケティングまで使える!
「カラータイプ研修」についてはこちら
https://www.shikisaisha.jp/colortype_seminar
◆河野万里子のカラータイプ理論
論文のバックナンバーページはこちら
https://www.shikisaisha.jp/treatise
◆河野万里子Facebookはこちらから
https://www.facebook.com/mariko.kono.1
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■カラータイプ河野万里子メールマガジン 発行人
一般社団法人カラータイプ協会
株式会社色彩舎 河野万里子
※ご友人などへ転送いただいて結構です。
無断転載は厳禁です。出所を明記してください。
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一般社団法人カラータイプ協会公式サイト
https://www.color-type.jp/
株式会社色彩舎
https://www.shikisaisha.jp/
- 登録日時
- 2019/02/08(金) 09:42