【2019年04月の雑感②】病気備忘録
▲今年で3回目となりました私の花見ロード。近隣の滝が谷公園から総合運動公園のコスモスの丘へ、そして桜の道を通り抜けてほっともっと神戸野球場まで約2時間のコースです。滝が谷公園の桜、コスモスの丘の菜の花畑、桜の道の桜を愛でてきました。
白血球が減少して投薬は休止。満開の菜の花ともう一息の桜たち
■4月8日(月)に3週間ぶりの抗がん剤投薬に行ってきました。今日から新しい主治医に変わる予定でした。当初担当になると聞いていた外科部長は不在で、若手の先生(HPによると専修医とありました)が1人で2つの診察室を掛け持ちしていました。血液検査の結果が遅れているということで2時間半も待たされました。受付で催促するとようやく診てくれましたが結局遅れていた腫瘍マーカーの検査結果は間に合いませんでした。どうしたんでしょうね。
●4月から新体制になったのでしょうがドタバタ感がぬぐえません。随分と医師のメンバーが入れ替わっていたのと1人減っていました。どうやら外科は縮小傾向にあるようです。採算がとれないのでしょうか?要因は分かりませんが。ちょっと不安ですね。
●初対面ですので「よろしくお願いします」と言いましたが、若い先生は名乗りもせずいきなり「痺れの具合はどうですか」とこられました。状態を説明しましたが、何か心配そうなので不安になりました。ついで血液検査の結果、白血球が減っているのと尿たんぱくの数値が改善できていないとおっしゃいました。
●結局は今日の投薬は休止しようということでした。前回もアバスチンを止めてイリノテカン中心の投薬でしたが白血球が減るのは薬の副作用だとのこと。(以前の経験ではイリノテカンが要因です)尿たんぱくも改善できていないので今回投薬すると確実に次回は数値が悪くなるので無理はしないでおこうという判断です。
●慎重な判断だと思いましたが、いけいけどんどんより安全運転ですから異論はありません。癌は喜ぶでしょうが、わたしも副作用から解放されるので楽です。先生の判断に従いました。あとは眼科の予約をお願いしました。本当は早く診てもらいたかったのですが先生のペースで次回の診察日(4月22日)と同じ日になってしまいました。家に帰るまで気が付きませんでした。なぜ次回の診察日にしたのか、私の不覚です。(笑)
●こういうのをまだ呼吸が合っていないというんでしょうな。前の先生との会話ならもっと現実的な対応になったんでしょうが。早く回を重ねるごとに関係づくりをしていきたいと思います。(4月8日記)
■抗がん剤の投薬を休止したおかげで昨夜は風呂に入れました。やはり風呂はいいですね。体はリラックスできますし、気分も爽快です。夜もぐっすり眠れました。副交感神経もしっかり働いているのか久しぶりに「春眠暁を覚えず」という言葉を思い出しました。
●抗がん剤を休むというのは今の私には快適な日々ですが、同時に癌が増殖する可能性を高めています。今は良くても先に悪い可能性が秘められていると思うと不安になります。ですが深く考えてもどうにもなりませんので、「ま、いいか今を愉しもう」と自分自身に言い聞かせています。(笑)
■花見に出かけたのは先週の4月5日(金)でした。ようやく気温が上がってきて春らしくなってきました。次週の抗がん剤投薬を控えて体調がましな早めにとの判断でした。結果的には桜は満開に今一息という状態でした。
●3年前に初めてこのコースを歩きました。30年以上住んでいるのに初めて行ったのが総合運動公園のコスモスの丘でした。家内は子供たちが小さいころによく行ったと言っていました。私がいかに家庭サービスなどをしなかったという証左です。
●自宅から坂道を北に登ると滝が谷公園というのがあります。上段の写真ですね。桜はまだすべてが満開ではありません。ソメイヨシノは樹ごとに遺伝子が
同じなので一斉に咲いて一斉に散るとどこかに書いてありました。その通り満開の樹もあれば7~8分咲きの樹もありました。
●昨年よりまだまだふっくらした感じが無いのです。満開の樹が多くなれば多いほど樹の下に行けば薄いピンクの花たちに包まれるよう感覚になります。桜の花の花見の良さはそこにあるのではと思っています。
●滝が谷公園から総合運動公園のコスモスの丘へ向かいました。菜の花祭りの幟が沢山風にはためいています。競技場の横の坂をゆっくりと登りました。金曜日ですから人影も少なく静かですが淋しさも漂っています。やはり子供さんの声が響き渡っているほうがいいですね。
●広場に出ると一面の菜の花畑を観ることが出来ます。壮観な眺めです。昨年と一昨年とも同じ景色です。またみることが出来ました。丘の上の方は幼稚園や保育園の立札が立っています。園児たちが植えられたのでしょうね。この時期はすっかり満開です。
●丘を下ると桜の木があります。黄色の菜の花と白っぽいピンクの桜のコントラストはまだ桜が満開でないためいまひとつでした。近くを新幹線が走っています。数秒間だけトンネルからトンネルへと顔を出します。子供さんなら大喜びでしょうね。地下鉄も外を走っているので特に男の子は興味津々になるでしょう。
●そこからしばらく歩くと桜の道に行き当たります。左手の大きな樹は満開です。日当たりが良いからでしょうか。右手の樹々は未だ満開までは時間がかかりそうです。昨年はいずれも満開でトンネルをくぐるようでしたが、今年はもう一息でした。
●桜の道を進むと広場に出て花壇があります。その奥が地下鉄の総合運動公園駅で、そばにはほっともっと神戸野球場があります。そこまでの道の両側にも桜の樹々が植えられているのですが、やはり7~8分咲きの桜が多くて見栄えが落ちます。やはりちょっと来るのが早すぎた感があります。
●抗がん剤の投薬が休止になったので、1週間後の12日(金)ごろに野球場の近隣の桜だけでも観に来ようかと思います。きっとふくよかに満開になっていると思うのですが。明日水曜の雨でソメイヨシノの一部は散ってしまうかもしれません。
●桜の花は1年に1回だけ春にその美しい姿を見せてくれます。それぞれの分野で新しい旅立ちを迎える人々のこころに何かしら決意めいたものを思い起こさせる力があるようです。
●私は高浜虚子の俳句を思い起こしました。
『春風や闘志抱きて丘に立つ』本欄でも何度か取り上げましたが良い句ですね。解説は以下のURLをクリックしてご覧ください。
http://www.chikumashobo.co.jp/kyoukasho/tsuushin/rensai/jugyou/003-04-02.html
●次にNHKBSで放映中の「陽炎の辻3」居眠り磐音江戸双紙を見ていて心に響いた言葉を紹介しておきましょう。主人公坂崎磐音の元婚約者の奈緒さんが現在の磐音の婚約者おこんさんにあてた手紙に、少し間違っているかもしれませんが、「何があろうと、凛として前を向いて歩んでいきましょう」というのがありました。
●令和の時代を迎えるにあたって、「凛として」という言葉はふさわしいと思います。苦難に有ろうとも背筋を伸ばし、胸を張って前向きに歩むというのは私にも必要です。そうありたいと共感しました。そういえば私が好きな歌手、島津亜矢さんの新曲は「凛」です。大ヒットはしないでしょうが、良い歌です。(笑)
■プロ野球が開幕して毎日愉しんでいます。野球と競馬は好みのスポーツです。プロ野球はまだまだこれからです。当面の勝敗に一喜一憂せず長い目で見ていきたいと思います。交流戦が始まるまでが一つの区切りです。そこまでじっくり見極めましょう。
●競馬はG1シリーズ開幕です。大阪杯は100円馬券が当たり3,680円の配当でした。つぎ込んだお金と差し引きすると1,000円の儲けにすぎません。(笑)桜花賞は女の子の競走なので危ういと手を出しませんでした。正解です。2着の穴馬は予想していましたが1着の馬は間違えましたから。
●来週の男の子の競走、皐月賞は買います。たぶん当たるでしょう。(笑)
ではこのへんで。<完>
- 登録日時
- 2019/04/09(火) 12:40