【2019年08月の雑感➂】
▲子鬼百合の花。ネットで検索していたら興味の湧く話が出ていました。転載します。
新潟県に伝わる赤い花のヤマユリ(山百合)の民話。
昔、或るところに、馬を飼い、田畑を耕して暮らしている青年がいた。青年は毎朝早く山に草刈りに出かけ、いい声で歌いながら草刈りをしていた。或る晩のこと、綺麗な娘が青年の家に来て、一晩泊めてくれるように頼んだ。青年は娘をもてなすことができそうもなかったので断わったが、娘は「私がご飯を炊いたり料理をしたい」というので、結局は泊めてやることにした。
娘は毎朝早起きして食事の支度をしていたが、とうとう青年の嫁になった。嫁は働き者で、青年は幸せだった。或る日、青年が馬小屋で馬に草をやっていると、草の中からきれいなヤマユリ(山百合)の花が1本出てきた。青年は山百合の花を嫁に見せようと思い、嫁を呼んだが返事がなかった。青年が嫁を捜しに家に入ると、嫁が座敷の真ん中で倒れているのを見つけた。嫁は青年にいった。
「私はヤマユリ(山百合)の花。あなたが毎日山で草刈りをしながら歌っているのを聞いて、あなたと一緒に暮らしたいと思っていた。その思いがかなって今まで一緒に暮らしていたが、今日あなたに刈られてしまったので私はもう死んでしまう。今まで有難う御座いました。」
ユリ(百合)の花は萎れて枯れてしまったという。
『花言葉は愉快、華、 陽気、賢者などである。』
夏の終わりに思うこと
■今年も夏が過ぎようとしています。朝のセミの鳴き声も減ってきました。夜には家の前の草むらから虫の鳴き声が聴こえてきます。ようやく暑い夏を乗り切ったかと感慨にふけっています。
●これで私の夏は最後になるのか、いやもうひとシーズン迎えたいななどぼんやり考えています。人の命は必ず蝉のように途絶えますが、それがいつなどかは誰にもわかりません。今週は月曜日と水曜日の2回も自宅の前に救急車が来ました。一人は誰だかわかりましたがもう一人は分かりません。
●私の住む団地の階段には10軒のお宅があります。みんな歳を重ねて老人が増えています。どなたかは分かりませんが無事回復されますようにと祈っています。私もいつか救急車で運ばれるんだろうか、いや入院していてそのまま逝ってしまう方が良いなとかとも考えます。ただ自宅でなんか死にたいとは思いません。後始末が大変だろうと思うからです。(笑)
●ただ今日30日(金)の週刊現代の新聞広告で「病院で死ぬのはこんなに不幸」という特集が訴求されていました。ちょっとコンビニで立ち読みしようという気になっています。(笑)
■毎晩テレビで世界柔道選手権を観ています。プロ野球中継はそっちのけです。日本人選手に肩入れしてとても疲れます。日、月、火と最初の3日間は特に力が入りました。とりわけ地元兵庫県出身の阿部兄妹の応援には体がねじれるほどの反応です。
●結果は妹の阿部 詩選手は圧倒的な強さで優勝しました。しかしコソボのケルメンディ選手は強敵でした。あの相手の背中を鷲掴みにする組手はやっかいです。もう一人の代表の志々目選手は動きを完全に封じられ完敗でした。来年のオリッピックまでに更なる対策が必要でしょう。
●48㎏級の渡名喜選手は決勝で負けましたが相手のビロティド選手(ウクライナ)も強敵でした。彼女は世界選手権2連覇の18歳です。来年も厄介な相手になりそうです。とにかく背が高く手足が長い。でも逆転の可能性はあるでしょう。日本女子には研究・精進してもらいたいですね。
●男子は66㎏級で丸山城志郎選手が優勝。阿部一二三選手は準決勝で丸山選手に負けてしまいました。これで対丸山3連敗です。オリンピック出場に黄信号が灯りましたね。私は技のキレ味、スタミナ共に丸山選手の方が一歩リードと見ました。
●男子73㎏級は一番安心して見ていられました。大野将平選手が圧倒的に強いですね。後は本番まで油断なく鍛錬してもらえればオリンピック2大会連続の金メダルは堅いでしょう。ですが世界は広いですからどんな伏兵が現れるかもしれません。油断なく研究していってもらいたいですね。
●昨夜からはややトーンが下がりました。中量級は日本人選手がやや劣る階級です。それより男女ともに重量級に注目です。世界には強い選手が沢山います。まだまだ注目の試合が続きます。頑張れニッポン。(8月29日)
■プロ野球は大詰めに来ました。セ・パ共にまだまだ一波乱ありそうな気配です。パリーグでは王者ソフトバンクがロッテに苦戦しています。セリーグも巨人がDNAと広島に苦戦です。特に左投手にやられていますね。阪神の高橋や中日の大野、DNAの今永、東、広島のジョンソンは全く打てません。巨人ファンとしては困った人たちです。(笑)
●プロ野球は3時間強もテレビ中継を見ていると力が入って疲れてしまうのでできるだけ見ないようにしています。巨人ファンですが阪神戦を観たりして途中経過をスマホで確認する方が疲れません。しかし後で勝ったからといってダイジェスト映像を見ても感激はありません。やはりライブが一番ですね。
●昨夜(29日)の広島戦は12対4で大勝しました。ですが4回以降は無得点です。カープのビハインドピッチャーが打てません。桜井投手は力投ですがコントロールがアバウトで不安定です。7回3失点でこんなもんでしょうが、今後に期待が持てる内容ではありませんでした。
●打線は若林、増田、重信、田中などの若手がこんな楽な展開でも活躍できないですね。これではCSまで安心という訳にはいかないでしょう。久しぶりに最後までテレビ観戦しましたが不満が残る試合でした。今日からは阪神と甲子園で試合をしますが、今日はまた雨で中止かもしれません。
■高校野球が終わりましたが、U18の世界大会に出る侍ジャパンには注目です。奥川君と佐々木君共に選手団の中ではひときわ輝いて見えます。ぜひ頑張って世界一になってもらいたいですね。今日30日からBSでテレビ放送があります。
●田中将大と斎藤佑樹、藤浪晋太郎と大谷翔平を思わせる2人です。いずれも片方の選手しか大成していませんが、奥川君、佐々木君共に日本の球界を背負って立つ人材に育ってほしいですね。やがて大リーグで活躍もしてもらいたい2人です。
●韓国での大会というので高野連は日本選手に日の丸を付けないTシャツで入国させました。何を忖度しているのでしょうか?馬鹿だなと思っていたら高野連は即刻撤回しました。日韓問題がヒートアップしていますが政治の問題です。スポーツ界は要らぬ忖度はやめてもらいたいですね。
■高校野球が終わっても次は大相撲秋場所です。9月8日(日)の初日が待ち遠しいですね。大関陣の奮起に期待しますが、高安はまだ腕が完治していないようです。豪栄道も栃ノ心もカド番です。取ってみなければわからないようですね。
●大関を陥落した貴景勝もようやく出場には間に合ったようですが、稽古不十分で不安がいっぱいというところでしょうか。頑張って10勝し、大関に復帰してもらいたいものです。
●この夏に巡業も含めて鍛え上げた力士が好成績を収めるでしょう。過ぎ去った時間はもう戻ってきません。夏の間にいかに過ごしたかが問われるのが秋以降です。子供さんたちも夏休みが終わりますが知識の習得だけでなく、学ぶ方法やP・D・Cがどれだけコンスタントにできるようになったか、が問われると思います。
■8月26日の朝日新聞で「セミの命 1週間よりずっと長いんだ」という記事を読みました。
岡山県立笠岡高校の3年生植松蒼君が小学1年生の夏から自由研究でセミを調べているということです。
●私が注目したのは、これは「研究的態度」の実践だということです。思い出したのが故伊櫻淑親先生から教わった『仕事研究』という考え方と実践方法です。そうかやはり「研究的態度」は自主的な学びには重要なのだと再認識しています。
●そこで思いついたのが、本欄ではまだ書いていない私が体得した「マネジメント手法」について書いておこうということです。以前には「マーケティング手法」である『販売のストーリー化』については書いています。仕事の両輪であるマネジメントについても自分が体得したものを書いてみる気になりました。
●過去のことなど未来にとって役に立たないことが多々あります。それでも普遍的なものもあるのは事実です。誰かの役に立つかどうかは分かりませんが、書いてみます。本稿は長くなりましたので来月より10回ぐらいに分けて掲載します。いまはキーワードをリストアップしているところです。ま、興味を持たれた方はご笑覧ください。
■今月の生活習慣の評価は0点でしょう。抗がん剤の副作用と暑さで怠惰な日々を送りました。その挙句、茹で卵放置事故です。あれ以来茹で卵は作っていませんが。(笑)目は覚めました。
●明日で満72歳になります。ようやくたどり着いたという気持ちです。今は無様な老後にならないようにとのみ考えています。身辺の整理を急ぎ家族に迷惑をかけないようにと思っています。それが当面の大きな目標です。<完>
- 登録日時
- 2019/08/30(金) 10:34