【2019年09月の雑感①】病気備忘録
▲千日紅の花。知人からの贈り物です。センニチコウの花言葉は「色あせぬ愛」「不朽」。
「色あせぬ愛」「不朽」の花言葉は、センニチコウの長い花期やドライフラワーにしても美しい花色を保つことにちなみます。
最終章は近いのか?
■夏クールのテレビドラマを観ていると「いよいよ最終章突入」というキャッチフレーズが見られます。日本のテレビドラマは9回ぐらいで1クールのようです。米国のTVドラマだと13回から22回ぐらいが多いようですね。韓国だと20回から50回以上が普通です。なぜそうなっているのかは私にはわかりませんが。
●さて今回なぜ「最終章は近いのか?」というタイトルにしたかというと、9月2日(月)に神戸医療センターへ診察に行ったからです。前々回に書きました「平均生存期間9か月ってホンとかな?」という記事に書いた答えを主治医の先生に聴いてきたからです。
●先生から「体調はどうですか」と尋ねられ、「今回は通常に近い状態でした」と答えました。それより気になっていた「先生、大鵬薬品工業のホームページを観ていたら、ロンサーフを服用している患者の平均生存期間が9か月になっていましたがほんとですか?」と尋ねました。
●先生は簡単に「ほんとです」と答えられました。それから少し間をおいて「この薬を服用するようになった人は、何年か抗がん剤療法を行い効果が無かった人たちですから」と理由を述べられました。私もそれは分かっていましたが、じゃあ何か月ぐらい生存できるかなどは未確認でしたから内心「早く言ってくれよ」と思いました。
●先生には外見上動揺はありませんが、私の内心を察知されたのか「ま、数字ですからね、すべての人に当てはまるわけではありませんから」とのこと。「先生私はすでに4か月は服用していますから平均まであと5か月ぐらいですね。」というとまた「統計数字ですからね」と気にするなという雰囲気でした。
●それより今回のCT検査の結果と血液検査の結果の所見に話を持っていかれました。画像を示しながら「癌は左肺のひとつが少し大きくなっているかな」という感じで、「現状維持に近いでしょう」とのことでした。右肺の2つはサイズにほとんど変化なしでした。
●「腫瘍マーカーの数値はどうですか」と尋ねると、「前回よりは若干上昇気味ですが、問題視するほどではないですね」とのことでした。「以前も上がったり下がったりされていますから」とグラフを見せてくれました。
先生は現状の私の状態については特に懸念されているような様子はありませんでした。
●今後については「11月下旬ころにCT検査をしましょう」とのこと。「これから何か努力することはありませんか」と尋ねましたが、「しっかり薬を飲んでいただくのとあとは免疫力を上げることですかね」という『私には分かっているという答え』だけでした。(笑)
●病院としては、あとは私の生命力次第だということでしょうね。ロンサーフという抗がん剤を投薬してどこまで持つかを経過観察するだけでしょう。私にとっては「いよいよ最終章突入か」という思いですが、どうなることでしょう。先は読めません。結論は決まっていますがね。
■神戸医療センターでは9月2日から新しい受付システム、会計システムに変更されたようです。ところが会計がスムースに運ばず書類を出してから1時間待ちになったようです。待合はかつて見たことが無いほどの過密状態でした。中にはおじさん2人ほどがいきり立って抗議していました。
●しばらくするとマイクで事情説明とお詫びがありました。ほとんどの人はおとなしく待っておられました。システム変更にともなうシミュレーションが不十分だったのでしょうか。大変だなあと思いながら他人ごとにように見ていました。
■本稿は執筆が少し遅れました。9月2日に病院でしたから3日には書くつもりでした。ところが朝からパソコンがトラブルで一部のアプリが動きません。メールソフト、ワードが開かないのです。機械音痴の私は困り果て知人にSOSです。4日(水)に立ち寄ってくれて短時間で解決です。ありがとう。助かりました。
●どうやら余計なアプリがいくつかダウンロードされていたようで、アンインストールするとスムースに動き出しました。すでに5年は経過しているので機械も疲れるころです。いよいよダメかと思っていましたが、余計なものが取り除かれると快適に動いています。
●私の体も環境も何か余分なものが着いているかもしれません。これはなかなかわからないものですが、なんとか取り除いてスッキリしたいものです。
■9月2日(月)の夕食後から「ロンサーフ」を飲み始めています。1日2回、5日間飲んで2日間の休止、それからまた5日間飲んで2日間の休止。その後は2週間の休止です。この2週間が待ち遠しい。
●そろそろ副作用が出てくるころです。すこしムカムカしてきました。ですがまだ何とか食事は普通に摂れています。お腹は張った気がしますが、下痢の気配もないので何とか前半は持ちこたえられそうです。後半には何らかの症状が出るかもしれませんが。
●相変わらず手足のしびれは回復していません。特に膝から下のしびれが増しているようで歩くのが億劫になります。夏場は靴下も脱ぎ捨てていますし、夜も布団からはみ出て冷えるからでしょう。冷えは厳禁なんですがね。まだまだ暑いから辛抱でしょうか。
●ともあれ副作用についてはあまり気にしないで「あるがまま」に過ごしたいと思っています。この状態は永遠に続くのではなくやがて最終章から終わりが来るのですから。もう少し涼しくなれば最後の身辺整理に取り掛かろうと思っています。まだまだ身辺には余分なものがあふれていますから。(笑)(9月6日)<完>
- 登録日時
- 2019/09/06(金) 10:12