【2019年12月の雑感②】病気備忘録
▲須磨離宮公園の秋薔薇から。紅葉を観に行ったついでに見つけました。「チンチン」という名に思わず笑ってしまいましたがなぜこういう名になったのでしょう。イタリア語ですか、「乾杯」いいですね。
白血球が減ったままです。
■12月9日(月)に神戸医療センターで定期健診を受けてきました。血液検査の結果、白血球が減ったままでした。今までの経験では2週間の休薬期間が過ぎると白血球の値は正常値になっていたのですが。抗がん剤の副作用のようです。したがって今週からの投薬は休止となりました。次回の診察は12月23日(月)の予定です。
●主治医の先生に「副作用で白血球が減るということは抗がん剤も効いているからですかね」と尋ねると、「そうとも言えますが、副作用だけが起こることもあります」との返事でした。抗がん剤を休むと私の体調も楽ですが、癌細胞も攻撃されないので喜んでいるかもしれません。
●看護師さんや先生も「鶴崎さんは顔色も良くて元気そうですから大丈夫ですよ」と言ってくれます。そうですかと喜んではいられないので、先週血痰が出て近所の耳鼻咽喉科で診てもらったら原因が分かり治療していますと報告したついでに「先生、私はどのようにして死に至るんですか」と質問しました。(笑)
●先生も一瞬戸惑われたようですが、「肺から血が出るというのはめったになく、体がしんどくなり、食欲が落ちて、痩せてくると危険です」と答えてくれました。
「ロンサーフ使用患者の平均生存月数が9か月ですから来年2月がヤマ場ですからね」と確認しますと、「5月から飲まれて今の状態だと薬が効いているのでしょう」と少し安堵と余裕の表情をされました。
●自分の担当する患者が生命維持を続けるのは、治療する先生にとっても悪い気はしないはずだと思いました。ともあれ白血球の減少は良くないことなのでこれから2週間ロンサーフは引き続き休薬します。尚、白血球が減っているので細菌感染をしないよう生ものなどは食さないようにしようと思います。
●「インフルエンザにも気を付けなければいけませんね」と尋ねたのですが「ウイルス感染にはあまり関係がないので細菌感染に注意してください」とのことでした。そうかインフルや風邪のようなウイルスには白血球の量は影響しないのかと思いつつも、時間も過ぎたのでそれで終わりにしました。
●自宅に帰ってパソコンで「細菌とウイルスの違い」で検索すると下記のような記事が見つかりました。よく分かりました。興味のある方はご参照ください。
https://www.funabori-naika.jp/virus/
https://www.asahi.com/articles/ASJD1541DJD1UBQU005.html
https://medicalnote.jp/contents/180508-002-CK
●ついでに「白血球の減少」で検索すると、参考になる記事が出てきましたが、注意事項が多くて対策になるものはありませんでした。以前は注射で増やしてもらったことがあるのですが、今の主治医の先生はまだその対策は採られません。次回まで細菌感染に注意をしながら疲れがたまらないように留意します。
■昨日、「決算!忠臣蔵」中村義洋著(新潮文庫)を読み終わりました。とても興味深く面白い小説でした。読みかけていた「それからの武蔵 第6巻」小山勝清著と「明智左馬之助の恋」加藤廣著を差し置いての読了でした。
●久しぶりに読書感想文を書いてみようかと思っています。近日中に書きます。
忠臣蔵に関する小説は、宮本武蔵、新選組関連の本と共に多数の作家の物を読んだ記憶があります。忠臣蔵関連で記憶に残っているのは・・・
●池宮彰一郎著「四十七人の刺客」「最期の忠臣蔵」、森村誠一著「忠臣蔵」「吉良忠臣蔵」、山田風太郎著「忍法忠臣蔵」、加藤廣著「謎手本忠臣蔵」、湯川裕光著「瑶泉院」、中島丈博著「元禄繚乱」などです。ですがすべて古本屋に行っています。唯一残っているのが小説ではない野口武彦著の「花の忠臣蔵」です。
●「決算!忠臣蔵」はこれらの本とは全く違う視点で描かれておりとても興味深いものでした。しかし何事もことを為すにはお金がつきものです。このテーマに真正面から取り組んだのがこの作品です。映画も公開されており好調なようです。観てみたいのですが人込みは避けた方が良いのでBD化を待ちます。
●さてこれから「それからの武蔵」と「明智左馬之助の恋」に戻ろうと思ったのですが、新聞広告で堺屋太一さんの「鬼と人と」の再発売を見て上巻を買ってしまいました。以前はPHP文庫から発売されていたものですが今回は朝日文庫になっていました。
●これを読んだのは1993年ですから26年前です。とても面白かった記憶があります。信長と光秀が同じ出来事をそれぞれの立場と視点から心情を述べるものです。来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送開始を控えて事前に読んでしまいたいですね。次は「明智左馬之助の恋」、「それからの武蔵」は後回しになりそうです。(笑)<完>
- 登録日時
- 2019/12/12(木) 13:58