【2020年1月の雑感④】
▲白いさざんかの花。近隣の赤いさざんかは晩期に入っていますが、赤い色のせいかまだまだ存在感はあります。そんななか白い花を見つけました。さざんかの花言葉の「困難に打ち克つ」は素敵ですが、白い花の花言葉は「愛嬌」だそうです。
アルベルト・シュバイツァー(ドイツ出身の哲学者、医者、ノーベル平和賞受賞 / 1875~1965)博士の言葉が紹介されていました。
人のために生きる時、人生はより困難になる。しかし、より豊かで幸せにもなれる。(ネット記事から)
今月気になった言葉と今月の生活態度評価
■1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、で年明けの3か月は過ぎるのが早いと言われています。物理的には他の月と変わりがないのですが、寒い冬から早く暖かい春が来てほしいという願望からそう感じるのかもしれません。人の心の働きは時間を早く感じたり遅く感じることは多くの方が経験されていることですね。
●私の1月は早く感じましたね。12月から冬の導入期とし、1月は最盛期、2月が晩期と捉えていますから、最盛期は早く過ぎてくれという願望もあったのでしょう。大寒のころを過ぎれば春はもう見えてくるというのが私の心の働きです。ですが今年は暖冬でそんなに寒いとは感じませんでした。
●2月の方が心配です。寒さもですが中国武漢で発症したコロナウイルスの感染の方が心配です。既に多くの中国の方が亡くなられています。患者も海外に飛び火しています。日本国内でも患者が出ているし、チャーター便で緊急帰国の方々の中から5人も病院へ搬送されています。政府には万全の対策を行って頂きたいものです。
■今月の最後の当欄は「気になった言葉」を3つ取り上げます。
最初は「フィードフォワード」です。随分と前に本欄で仕事を通じて学んだことのうち印象に残っている物を10個ほど挙げた時に書きました。ところが詳細は書かずにそのままにしてありました。本人以外は誰も覚えておられないでしょうが、私は覚えています。(笑)
●サラリーマン時代、「戦略的全員経営」「新・営業システム」「3か月先行営業計画」というものを導入した中に「フィードフォワード」という言葉がありました。私は「フィードバック」というのはよく使っていましたが、「フィードフォワード」は意味がよく分かりませんでした。
●当時分からないまま、先行して企画を考え、時間と共に状況の変化を鑑みながら内容を充実させていくものだと理解していました。しかし現実には形は出来ましたがなかなかうまく成果を上げるには至らなかったですね。(反省)
●ところが今月ひょんなことからこの言葉が気になりネットで検索すると、とてもわかりやすい解説が3つ見つかりました。以下にURLを掲げて置きますので興味を持たれた方はご参照ください。とてもよくわかります。
https://biz.trans-suite.jp/16354
https://bizhint.jp/keyword/151735
https://techacademy.jp/biz/hrmagazine/1098/
●フィードフォワードは変えられない過去ではなく、変えられる未来に焦点を当てます。人材育成の方法として注目されているようです。けなさず、侮らず、善し悪しの判断もなくポジティブに明るく行うとありますね。
そういえば「他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる」という言葉を思い出しました。
●生きているということは、反省は必要ですがあまり過去にとらわれることなく、未来に向けて前向きに取り組むことしかないとあらためて気づかされました。想像力と創造力を働かせて困難に打ち克つことが大切です。
■2つめは朝日新聞朝刊の「折々のことば」から1月28日分。3つ目は翌29日からです。28日は以下の言葉でした。
「一言でいってしまえば、私は化粧する女が好きです。そこには、虚構によって現実を乗り切ろうとするエネルギーが感じられます。」寺山修司
●鷲田清一さんのコメントは、「化粧は自己陶酔でも小市民的な贅沢でもなく、むしろ「ゲーム」であって、人生を支える力が想像力にあることの証だと、演劇家・歌人は言う。そして「たかが人生じゃないの」というほどの余裕すら時に感じると。くわえて私は、会った相手のまなざしをデコレートしてあげる行為だという考え方も好きだけど。「青女論」から。
●いいですね。(笑)私は女性がなぜ化粧をするのかよく分かりませんでした。母親に尋ねたこともありません。出会った女性にも、家内にも尋ねませんでした。でも不思議だなとはずっと思っていました。他の小さな子もお母さんに尋ねないのかしらと思ったりしますね。
●今回、寺山修司さんの言葉を読んで、「なるほどとは思えませんでした」が「人生を支える力が想像力にあることの証」だというのは考えをめぐらすヒントになります。でも今回はここまでですね。(笑)詩人の言葉はすっとは理解できない私です。
■3つ目は29日の言葉です。
「人間というのは、男女とも、たのもしくない人格にみりょくを感じないのである。」司馬遼太郎
●鷲田さんのコメントは、「作家が小学6年生に向けて書いた『21世紀に生きる君たちへ』から。自分がより大きなものによって生かされていることを知って欲しい、他人の痛みを感じ『いたわる』人になってほしいとの、願いがこもる。『たのもし』は『頼りになる』こと。私の言い方だと『逃げない』『体を張ってくれる』ということ。『こんなときあいつがいたらなあ』と言ってもらえる人になりたいな。」
●これはよくわかります。別稿でリーダーシップについて学んだことを書いていますが、司馬さんのこの言葉はリーダーになる人に当てはまりますね。鷲田さんの言われるいざという時に「逃げない」ひとが「頼りになる人」だというのも同感です。
■2020年1月の生活態度評価
●健康管理
今月は白血球が減って抗がん剤の休薬期間が4週間にも及びました。食欲不振の副作用は起こらなかったのですが、体の痒みがひどくて毎日苦労しました。主治医の先生に「レスタミンコーワクリーム」を処方してもらったのでそれで凌げました。抗がん剤は休薬なのに副作用が出るのはなぜか?気になるところです。
①食事:今回も食欲減退はなくてよく食べることが出来ました。酸化マグネシウム薬のおかげで便通も引き続き良くなり快調です。それにこれだけ食べられれば普通の生活状態だと思います。但し間食のお菓子も多かったので評価点は前月より厳しく90点にします。
②運動:引き続き息子の病院見舞いが多く、月、水、金と週3回しあわせの村の神戸リハビリテーション病院に通いました。1月29日(水)にまだリハビリが必要ですが退院しました。2月3日より職場復帰をするそうです。親としては心配ですが、本人も仕事に慣れないといけませんので働きながらの回復を支援します。おかげで自然と私の運動量は増えました。80点
➂睡眠:よく眠れました。毎日午後10時には床についてすぐに眠れます。夜途中トイレに2回ぐらい行きますがとにかく朝7時半まで床にいます。1週間前から朝6時には目が覚める練習をしています。最初の3日間は久々に6時半から7時まで散歩しましたが、2日ほど休むともう出られません。2月3日からは息子のサポートのため7時15分には出勤体制です。頑張るぞ!90点
④ストレス:たまらないように注意はしていますが、家内とはついつい衝突することがあります。怒らず、穏やかに生きねば。50点
⑤行った行動:息子の見舞いに足しげく通いました。これは愉しく行えました。今月だけで12回でした。もう行くことは無いかもしれません。また耳鼻咽喉科にも8回通いました。もう今月で通院はやめにしようと思っています。家事手伝いは変わらず順調に行いました。得点は80点。
以上5項目を20%ずつ配分で計算すると総合は78点になります。前月と同じ点数でしたね。安定していますが進歩無しです。
●晩御飯は美味しくいただきました。家内からは新しい料理は出てきません。相変わらずシチューとカレーライスはとってもおいしいのですが、他は印象に残るものはありませんでした。(笑)贅沢言ってはいけませんね。
あと千回の晩飯は通算381回で381/1000で38%の進捗です。<完>
■大相撲初場所は同郷の力士、徳勝龍の初優勝で終わりました。横綱が早々に休場しましたが、なかなか面白い場所でした。世代交代が確実に進んでいる相撲界ですね。豪栄道が引退しました。勝負の世界ではやむを得ないことです。親方として頑張ってもらいたいですね。
もう今から3月8日の春場所初日が待ち遠しいですね。(笑)
●プロ野球もキャンプインが近づきました。今年も熱戦が期待されます。この時期は前向きで希望に満ちた内容の連発です。(笑)私も何とか観戦できればいいのですが、癌君にはもう少しおとなしくしていてもらいたいものです。
- 登録日時
- 2020/01/30(木) 10:18