【2020年3月の雑感➂】
▲ヤマザクラの花。知人からの贈り物です。そろそろ近隣の桜の花を撮影したいと思います。未だ満開ではないようです。
読書&テレビ三昧の日々
■今日27日(金)は朝から雨。息子は泊まりなので今朝の同行はお休みです。それでも午前6時に起床して久々にモーニングショーを見ていたら各局ともにコロナウイルスの話題一色です。よくぞまあ短時間でボードなどの作成をして分かりやすく説明してくれます。スタッフの方々の努力が伺えます。(テレビ朝日ですが)
●東京が危機を迎えているようです。フジテレビでは小池知事が出演し危機を訴えておられました。しかしまだ「不要不急の外出の自粛要請」です。ヨーロッパ、インド、ハワイの外出禁止の映像が流れていましたが強制的に外出禁止命令ですから街に人は居ません。インドでは警官が外出している若者を棒でしばいていました。凄いですね。
●イタリアやスペインなどのように爆発的感染に陥ると医療危機を招いて死者が増えています。アメリカも危ないですね。表面的には発生源の中国では沈静化しているようですが、本当でしょうかね。私の疑問と興味は「なぜ中国武漢市で発生したのか、何が発生源なのか」ということです。今のところ原因究明どころではないかもしれませんが、いつか明らかになるのでしょうか?
●トンデモ発言だと思うのですが増田俊男先生のインターネット情報では、中国とアメリカの細菌戦争の始まりだという説が流れています。(笑)ゴルゴ13
でぜひもっともらしい創作をお願いしたいものです。さいとうたかを先生へ。
●京大の山中教授がネットやテレビのインタビューでコロナウイルスとの戦いはマラソンになると警告されています。専門外でも権威ある方が発信されると権威効果の影響を受けるものです。「転ばぬ先の高須クリニック」じゃなくて『杖』になっていただければと思います。
■今日は28日(土)。コロナウイルスの話題で気が滅入ってきます。やる気が湧かない状態が続いていましたがようやくブログを書く気になっています。大相撲春場所も何とか無観客でしたが終えました。力士たちはよく頑張ったと思います。それにしても白鵬は出てくれば強いですね。流石です。朝乃山関、大関昇進おめでとう。
●東京オリンピックは1年ぐらいをめどに延期になりました。残念ですが仕方がないですね。1年と言っても今年は4か月も前でしたから実質は16か月も先になるかもしれません。真っ先に思ったのは「自分はそこまで生きられるのか」ということでした。
●2度目の東京オリンピックを観戦してから冥土に行きたいと思っていましたが、さてどうなりますことやら。気持ちは「あきらめない」で頑張るつもりです。自分よりも選手たちにはくじけず頑張ってもらいたいものです。
●プロ野球は阪神の藤浪投手他のコロナウイルス感染で一挙に4月24日の開幕は怪しくなってきました。おそらく再延期でしょうね。残念です。無観客のペナントレースは考えられません(興行的に無理)から日本国内の終息が得られないと今年は中止かも。前代未聞の事態です。昭和の前半の戦争の時代ってこういう気分だったのでしょうかね。私たちは歴史上、大変な時代を迎えているのかもしれません。
■この1か月半ほどは息子の送り迎え以外は自宅に籠って読書とテレビ三昧でした。唯一外出しての愉しみである兵庫芸術文化センターのPAC定期演奏会は2月が最後で3月は中止でした。特別演奏会の広上淳一指揮の京都市交響楽団の演奏会(3月22日)も良い席を取ったのに中止です。残念。このままでは4月以降も不確かですね。
●同劇場のホームページでは連日公演中止や延期のお知らせばかりです。例年4月には来シーズンの年間予約開始の時期ですが、それどころではないようです。劇場関係やアーティストの方々も仕事がなくなり大変でしょうね。
●唯一ホームページで佐渡裕音楽監督指揮のベルリオーズの幻想交響曲がユーチューブでアップされています。昨年1月の公演記録だと思います。久々のアップですのでパソコンで愉しみました。生演奏には及びませんが、楽しめます。興味のある方は以前のブルックナーの交響曲9番共々楽しんでください。
●テレビ番組で印象に残ったのは韓流ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」です。私は2回目でしたがよくぞ72回も観たものです。(笑)本当に上手に創っていますね。ところが最近またまた3回目がBSテレ東で放映されています。もう三分の一ぐらい放映されていますがまだまだ面白いのでおススメです。
●昨年録画していたNHK‐BSの「刑事ルーサー」というイギリスのTVドラマが面白い。シーズン4までの16回が放映されましたがこれが意外と面白かったですね。残りのシーズン5の4回は夏までには放映されるでしょう。早く観たいですね。
●この枠では現在「オックスフォード事件簿・刑事モース」が放送されています。今日が最終回のようです。これも面白い。刑事フォイル、刑事ルーサー、刑事モースの3人を主人公のイギリステレビドラマはいずれも秀逸な作品です。愉しめましたね。
●ドキュメンタリーではBS1の「渡辺恒雄氏へのインタビュー昭和篇」は興味深かったですね。巨人のナベツネとしては悪名高い人ですが、本作では昭和の政治史の舞台裏で活躍する姿が描かれています。大越健介アナのインタビューも歯切れが良くナベツネさんによく語らせています。続編の平成篇の放送がまだのようですが楽しみです。これもお勧めです。
●いま一所懸命に消化しているのがアメリカのテレビドラマ「スコーピオン3」と「グッドワイフ4と5」です。Dライフで録画したものですが、今月末でDライフの無料放送が終了するので残念です。
●スコーピオンもグッドワイフも1話完結ながらシーズンを通してのエピソードも同時に進行させるという最近のドラマのパターンです。天才チーム「スコーピオン」の活躍はテンポが良くて面白いのですが、メンバー同士の恋愛の駆け引きは私には退屈です。(笑)
●グッドワイフも同じく1話完結ですが長いシーズン(現在はシーズン6まで進んでいるようです。)を通しての話も絡んでいます。これは弁護士事務所の弁護士たちの話ですから法廷でのやりとりは興味深いですね。
●最後にBS‐TBSで毎週土曜日の昼に放映されている「関口宏の近現代史」です。明治元年からほぼ2~3年で1回分の出来事を保坂正康氏が解説する紙芝居のような番組です。まだ明治時代ですが私は大正時代と昭和の前半が待ち遠しいですね。これも録画したものを消化しつつあります。
■ここからは最近の読書感想文です。
決算!忠臣蔵 中村義洋著(新潮文庫)この本で面白かったのは赤穂事件をお金の面でとらえたことです。討ち入り前に有った金が現在の貨幣価値で30億円、それが0円になるまでの状況が時間軸と共にリアルの描かれていることです。当初は主君の命日の3月14日に討ち入るつもりが、金がなくなって前年の12月14日になったとのことなど面白いですね。
●さらに大石内蔵助以下の主要登場人物の年収が現在価値で記されていることです。例えば大石は6,923万円の年収、映画で岡村隆史が演じた勘定方の矢頭長助は266万円、有名な前原伊助、141万円、神崎与五郎109万円などその格差が分かって面白い。ちなみに剣豪堀部安兵衛は923万円でした。
●次に新火盗改め鬼与力<最後の秘剣> 鳥羽亮著(角川文庫)毎度同じパターンの気楽に読む江戸時代小説。池波正太郎の鬼平犯科帳に比べれば味わいも少ないチャンバラ小説。お勧めではありません。(笑)ただ惰性でシリーズ12冊中、9冊を読みました。2冊は本棚に。完結してくれてほっとしています。(笑)
●白土三平伝<カムイ伝の真実> 毛利甚八著(小学館) 白土三平のカムイ伝1部、2部とカムイ外伝、それに忍者武芸長はコミックファンの私の記憶に残る作品です。その白土の評伝を「家裁の人」(小学館)の原作者の毛利甚八氏が書かれたというので読みました。白土氏は現在も健在ですが毛利氏は2015年に没しておられました。
●カムイ伝も家裁の人もコミックです。いずれも読みごたえのある内容で若き日から中年に頃まで読んだ記憶があります。ここ数年の本の処分でいずれも手元にはありません。わずかにカムイ外伝「スガルの島」が本棚にあります。また忍者武芸長の小学館文庫版が残っていました。
●毛利氏の本書を読んでいると白土三平とカムイ伝の魅力が改めて深く理解が出来ます。自分が読んでいたころに気づかなかったことがいくつも明示されます。ただ面白いだけではないんだなと気づかされました。もう時間がないので再読はしませんが作者の精魂を傾けた仕事にはまだまだ魅力が埋まっているのだと気づかされましたね。
●随分と長くなったのでここまでにします。続きは今月の最終号で書きます。今朝で今月の抗がん剤「ロンサーフ」を飲み終わったので、気のせいか元気がでてきています。月曜日には定期診察があり25日のCT検査の結果もわかります。さてどうでしょうか、癌の進行具合は、現状維持であって欲しですね。
<続く>
- 登録日時
- 2020/03/28(土) 12:20