【2020年4月の雑感⑥】
▲台湾菊の花。お茶として利用されるようですね。近所の花屋さんの店頭で見つけました。色が鮮やかなので目につきました。
玉石混合の情報の中から「玉」を選ぶ
■女優の岡江久美子さんがコロナウイルスに感染して亡くなられるというニュースでコロナの恐怖が増幅されましたね。同じ1人の人間でも著名人の訃報は社会に対するインパクトが違います。まだまだ自分は大丈夫と思っている方々にも警戒が必要だと思わせたことでしょう。
●人は自分の生命維持にかかわる恐怖には強く反応します。岡江さんとご家族の哀しみと悔しさにはこみ上げる感情がぬぐえません。ご冥福をお祈りいたします。お嬢さんの美帆さんのメッセージにありますようにコロナは怖いという警告には素直に反応しましょう。基本的な生活態度(特に手洗い)を遵守するようにしたいと思います。
■緊急事態宣言はいつまで続くのだろうかという憶測が飛び交っています。今の状況だと5月6日に解除されるなどとは到底思えません。まだ1か月です。目処が立つのは3か月から4か月はかかるでしょう。これは私の推測ですが。
その後もワクチンが開発され一般化されるまで更なる時間が必要かと思います。
●国の指針はとりあえず5月6日までの12日間は自宅に籠って欲しいという要請です。何もなければ気候も暖かくなるGWですから旅行、レジャーに大賑わいという時です。ですがこういう状況ですから各人が外出は我慢の時だと心得、インドアレジャーで過ごしましょう。
●もともとインドア派の私には何の苦痛もありません。隠居生活ですし人に合わなくてもストレスにはなりません。そういう性分ですから私には問題はありませんが。(笑)アウトドア派の方々には同情しますが頑張ってこらえてください。室内でも体は動かせますからね。
■インドア派の私の毎朝の習慣は新聞を読んだ後のパソコンでのネットサーフィン(インターネットで興味の赴くままに情報を検索すること。 次々にウェブサイトを見て回るのを波乗りにたとえていう。)です。この時注意するのが情報の玉石混合を見極めることです。
●私の判断基準は自分の生活に役立つと思うものと好奇心を満たしてくれそうなものが「玉」情報で、それ以外はすべて石ころです。以前は仕事に役立つものが「玉」でしたが今は関心が薄れました。(笑)
●最近の「玉」情報は本欄で今月皆様におススメしたようなものです。それ以外は見出しだけは見ますができるだけスルーします。特にタレントさんや芸人さんの『意見』は読みません。それ以外でも辛坊治郎、ホリエモン、東国原英夫、高須院長、百田尚樹、舛添要一、室井佑月、小島慶子さんなどなどです。
●事実情報はクリックします。特に身近な出来事には関心があります。兵庫県や神戸市のコロナ感染者数の増加やどこそこで集団感染が起こったなどはチェックします。
●では最近の「玉」情報は何かというと、デイリー新潮に掲出された作家の佐藤優さんと経営コンサルタントの森岡毅さんの対談記事です。週刊新潮の4月16日号に掲載されたものですからおそらく対談は緊急事態宣言の少し前かと思います。
●デイリー新潮の記事のURLを以下に掲載しておきます。興味を持たれたならぜひご覧ください。
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/business/dailyshincho-620970.html
●同記事に対する私のメモは以下の通りです。
・市場における価値を創造するのがマーケティング(森岡)
・マーケティングと商品開発は一体化が必要(森岡)
・統計学確率論(森岡氏の著書が2016年には発刊されている)
・人間は意識的にも無意識的にも、いくつかのオプションの中から「怠惰な脳」が何かを選ばせている。(森岡)
・サイコロを振って確率に委ねてしまうのは、複雑性を削減すること。(佐藤)
・神様の正体は確率だと思う。言い換えれば偶然性。(森岡)
・コロナウイルスに過度に反応するのは、1日にコロナという文字にあたる回数がすごく増えているから。それはコロナの持つ実力以上のダメージを受けることになる。(森岡)
・人間は自分の意識下で自分をコントロールしていると思っても、奥底にあるのは根源的な欲求という生存とか恐れに根ざしている。(森岡)
・コロナ騒動はいつまでという佐藤氏の問いに‐人の噂も75日という経験知と同じ。1つのことにこだわり続けるのは2~3か月が限度。+情報過多による影響でもう少し伸びるかも。(森岡)
・医療資源が限定されているので感染者数の把握よりは、治療に重きを置く、選択と取捨が日本政府の判断。(佐藤)
・2週間で抑え込めないと分かると批判を避けるため戦線の拡大を行った。それが経済的に影響の少ない「学校の休校」というのが選ばれた。(佐藤)
・安倍政権は自身の危機管理においては、非常によくできている。逆に野党は稚拙です。(佐藤)
・科学的な根拠に基づかない感情論は同調圧力を生みやすい。(佐藤)
・安全という言葉に思考停止をして、すぐに止める選択をするのはプロとして失格(森岡)‐上の息子の会社に近所の居酒屋が昼の弁当の売り込みに来たのでみんなで買って食べたという話に居酒屋さんの根性に敬意。
・私はこれまで数十という企業を見てきましたが、強みのない会社なんて見たことがありません。(森岡)
・変えちゃいけないことだけ残して、それ以外は全部変える。つまり不易流行なんですよ。今回の危機が多くの方々の危機感に火をつけて本来為すべき改革の方に持って行けるなら、この騒動も意味があるかもしれません。(森岡)
・魚の欲しい人に魚を持っていくのではなく、釣り竿を与えて釣り方を教える。つまりはその手法や思想を多くの人に理解していただくのが一番いいんです。(森岡)‐大賛成。
●メモを見ながらまた本分を読みかえし、自分の言葉で語れるよう考える。こういうことをしていると退屈しません。(笑)今日は下の息子が買ってきてくれた日刊ゲンダイの臨時特別号「新型コロナ熱、咳、その時どうする完全ガイド」4月23日発行、250円を読んでいます。これはよくできていますね。興味のある方にはお勧めです。日刊ゲンダイは週末の競馬情報のみしか読みませんが、こういうのも発行するんですね。企業努力だと思います。
●今朝の体温も35.8度。月曜日には神戸医療センターで定期診察です。白血球も増えている(白血球は背骨で作っているというのもこのゲンダイ誌で知りました。)でしょう。また抗がん剤「ロンサーフ」が飲めそうです。<完>
- 登録日時
- 2020/04/25(土) 11:39