【2020年5月の雑感②】
▲自宅の廻りで満開を過ぎたツツジの花です。特に早く咲いた花はもう萎れてみすぼらしくなっています。日当たりの悪かったところでかろうじて咲いているのを撮影しました。神戸市は自宅周辺の公道はツツジの植え込みで統一されているようです。五月晴れの中、目には青葉とツツジの赤、ピンク、白の花々が美しく映えていましたがもうそれも見納めのようです。
コロナ情報アラカルト
■全国的にコロナウイルスに感染する人の数は減ってきています。やはり人と人の接触を減らすと効果が出てくるのでしょう。しかし、感染すれば危険な病気であることには変わり有りません。治療薬やワクチンが開発されないともう安全とは言えませんね。
●私は相変わらず毎朝ネットサーフィンをしていますが、ほとんどコロナウイルスに関する情報があふれています。自分なりの「玉石混合」の選択基準で時間の無駄をしないように注意しています。
●今日はそんな中から私が選んだ玉情報をシェアします。ひとつめは、
コロナに負けない免疫力をつけるために/宮坂昌之氏(大阪大学名誉教授)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200509-00010000-videonewsv-soci
映像情報でもあります。「免疫力」については癌患者でも私にとって興味深い話でした。
●ふたつめは、雑誌「文芸春秋」6月号です。5月8日(金)の新聞広告で特集内容を見て購入しようと決めました。ところが近所の本屋さんは2軒ありますが休業中です。困ったなと思っていましたが、息子を送って地下鉄三宮駅まで行った11日の帰りに構内のファミマにあるのを見つけました。
●早速買って帰って読み始めています。久しぶりの文芸春秋誌ですがなかなか興味深い記事のオンパレードです。最初に目についたのが順天堂大学教授の奥村康先生の『最後は「集団免疫」しかない』という記者の取材記事です。
抗体保持者が人口のうち一定割合になればコロナ禍は自然と終息に向かうという内容です。
●興味のある方はご一読ください。読んで私ができることは免疫力アップをめざすということ。そのためには「笑う門には福来る」を信じてできるだけご機嫌に過ごすことです。(笑)先生もそうおっしゃっています。2つの情報で得られた「玉」情報はやはり免疫力アップが大事だということでした。
■5月11日(月)に神戸医療センターに定期診察に行ってきました。今月の抗がん剤ロンサーフは飲み終わり休薬期間に入りました。血液検査ではまだ白血球(好中球)は極端に減っておらず許容範囲内でした。これから副作用の骨髄抑制が働き減少するでしょう。対策は無いそうです。私の体の薬に対するリズムがそうなっているのだからやむを得ないようです。
●前回と今回薬剤師さんが診察前に問診をされることになりました。急になぜかという疑問があるのですが、理由は尋ねずに質問に答えました。主治医の先生と違って時間をかけて親身に聴いていただけるので待ち時間つぶしのつもりで答えました。次回も問診があるようでしたなら理由を尋ねてみようと思います。おそらくロンサーフを服用し始めて平均生存月数の9か月が過ぎているのに生きている私の経過を観察しようということなのでしょう。そう推察していますが。(笑)
●喉の調子が今一つなので痰が出ないような薬を処方してもらいました。これも薬剤師さんとの面談で出てきた話から先生に頼みました。処方された薬は今年の初めに近所の耳鼻咽喉科に通っていた時と同じものでした。これなら神戸医療センターで処方してもらった方が楽です。費用も安く上がりそうです。主治医の先生が変わられると対応も違ってきますね。前の先生は耳鼻咽喉科に行くように言われたのですが。
■朝の喫茶店での読書の本を決めました。長らく本棚に鎮座していた橋本治著「双調平家物語」全16巻中公文庫への再挑戦です。第2巻の三分の二ぐらいまで読んで行方不明になっていましたが見つかったのです。
●平家物語なのに最初は中国のお話。謀反を企てる重臣たちの列伝です。そして飛鳥時代です。第2巻は飛鳥の巻で再読し始めたのが中大兄皇子と藤原の鎌足公の会話からでした。蘇我入鹿を討ち果たす大化の改新の始まりです。平家はいずこと思いますがなかなか面白い物語のようです。これからいくつかの権力闘争が始まる予感です。それが平家と源氏の物語につながるのでしょう。愉しみです。これでしばらくは本書が私の伴となるでしょう。
●同時にテレビの韓国時代劇「大王世宗」が面白くなってきています。BS日テレ(4ch)で月から金まで午後1時から60分、ライブもしくは録画で観ています。86回もあるうちの半分に近づいてきました。ようやく長男の世子(せじゃ)から3男への交代が近づいています。
●2年間も北方に飛ばされ無為な日々を送っていた若き日の世宗が目覚める時です。まだ20歳過ぎの年齢かと思われます。長男は気性が荒く親父譲りの性格です。女好きでもあるようです。李王朝3代王、大宗も気性が激しく側室を寵愛して王妃は悲しい思いをしています。2人の親子は似た者同士ですね。ここ数回で波乱の世子交代劇が描かれそうです。重臣たちの動き、思惑も観ていて面白いですね。
●韓国時代劇は面白い。日本の大河ドラマより興味がそそられます。大王世宗は、王になっても前半は3代王が死ぬまでコントロールされる苦難、その後は自分の政治をするのですが次々と困難が立ちはだかります。ですが韓国史上最も国民から功績が認められ聖君と慕われる世宗の物語は興味深いものです。
●韓国時代劇はこの後も世宗の息子が第5代国王へ、ですが病弱で早死に、そしてその息子が幼くして第6代国王になります。ですが5代国王の弟、首陽大君(スヤンテグン)による謀反で殺されます。第7代王になるのが首陽大君です。この時代のドラマも面白くて病みつきになります。私のおススメは「インス大妃」です。これがまたドロドロの内容です。韓国時代劇に多くの人が嵌まる理由が分かります。(笑)
●平家物語も大王世宗も似たような内紛劇の連続ですね。「権力闘争」が根底にあります。親子、兄弟、夫婦、愛人、君主と臣下、政敵、忠誠と裏切りなどが形を変えて描かれる群像劇です。渦中にいたのでは大変です。傍観者としてドラマを観て巣ごもり生活を愉しみます。(笑)
■5月13日(水)にBS1でゴッドファーザーPARTⅢの放映がありました。録画しましたがまだ観ていません。このドラマもまた平家物語や大王世宗で描かれた世界と同じような群像劇です。私には興味深い内容なのでこれからじっくり愉しみます。晩年のマイケルを演じるアル・パチーノには先代のドンを演じたマーロン・ブランドのようなカリスマ性がありません。やはりパチーノには若きドンの時代が秀逸です。<完>
- 登録日時
- 2020/05/14(木) 14:37