【2020年6月の雑感⑥】
▲雨の須磨離宮公園の薔薇園。まだまだ薔薇の写真はありますが今回でおしまい。私のお気に入りの3枚を掲出します。来月からはまた違った花々でお会いしましょう。上から「茜離宮」「メルヘン・ケニギン」「トゥルーズ・ロートレック」という品種だそうです。
「折々のことば」に触発されて
■プロ野球をテレビ観戦して一喜一憂しています。わが巨人軍もまずまずのスタートですがDNA横浜の強力打線が強敵です。広島カープと3強になる予感ががします。今日から東京ドームで横浜戦です。投手陣の奮起が期待されます。
●関西ではセリーグの阪神、パリーグのオリックスが不調の立ち上がりでマスコミは盛り上がらないようです。ネットやテレビでの解説陣のコメントが愉しみです。単なる憶測による感情論か根拠ある提言か、見極めながら「なるほど」というのを聞かせて欲しいと期待しています。今のところ不満ですが。(笑)
●もう一つの勝負事の関心事は将棋です。豊島名人と渡辺三冠の名人戦。豊島さんが2勝1敗でリードしました。まだまだ白熱した戦いが見られそうです。ところで朝日新聞で情報を拝見していますがなぜ対局者のおやつとか食事を詳しく紹介するのでしょうか?意味がわかりません。投了図以降の最終決着までの手順を紹介してくれた方が良いのになと思うんですが。(素人なんで‐笑)
●藤井聡太7段が渡辺棋聖に挑戦する5番勝負は藤井さんの2連勝です。史上最年少でのタイトルホルダーまであと1勝です。渡辺さんは名人戦挑戦があるので大変でしょうね。それにして藤井7段はすごいですね。第2局ではAIもびっくりの絶妙の手を打ったらしいですね。(テレビのワイドショーで解説していました)うらやましい才能です。明日から木村王位との王位戦7番勝負が開幕です。藤井さんにとっては初めての2日間将棋です。楽しみですね。
■さて今回の本題。朝日新聞の「折々のことば」から久しぶりに触発されました。内容は次の通りです。
●はじまったからには、終わらなければならないのだ。 久世光彦(てるひこ)
映画や小説にはラストシーンがあり、エッセイにも最後の1行がある。が、人生のオチは誰も自分では書けない。最後に人生の長い物語を閉じようにも「末期の刻になってこんなラストシーンのつもりじゃなかったとジタバタする」のがオチだと、作家・テレビドラマ演出家は言う。ひとの死は、そのぶんよけいに偲び(しのび)と悼みを誘う。『触れもせで、向田邦子との二十年』から。
●長い韓国&中国ドラマを4本見ています。そのうちの「華政」が26日で終わりました。(ほっとしています)「大王世宗」はまだ24話ほど残っています。「マザー・無償の愛」はあと2話、中国の「三国志」はまだ30話以上残っています。良いと思って観てしまえば最後が気になってついつい習慣になってしまいます。
●ドラマを観る時に私が願っているのは「ハッピーエンド」です。せめて自分が見るドラマは途中で紆余曲折があってもハッピーエンドで終わって欲しいと願っています。ひとの人生は永遠にハッピーなんてありえないと思うからです。ドラマの中での終わりは一時的なものです。そこはハッピーにしておいてほしいなと。
●現実は創作とは違うので、計画通りの死なんてありえないでしょう。自分の中では時期が来れば自然と消えていくものだと思っています。ですが思いがけずに事故に遭うとか、コロナウイルスにやられるとかということが起こり得るでしょう。
●それも想定しておいて覚悟をしておけばすくなくとも「ジタバタ」することはないと思います。久世さんは「こんなつもりじゃなかったとジタバタする」のが多くの人の現実だと言っておられるのでしょう。私にとってはあまり共感を覚えない言葉でした。また解説の鷲田清一さんのひとの死には「偲びと悼み」を誘うと結んでおられます。
●「偲び」とは「心惹かれる」「思いを馳せる」「慕わしく思う」という意味です。
「悼み」とは「人の死を悲しみ嘆く」という意味です。久世さんは向田邦子さんが絶頂期に飛行機事故で急逝されたことに思いを馳せこういう文章を書かれたのかもしれません。
●私は5年前に直腸がんに罹って7月5日に手術しました。その時から「死の覚悟」をしました。ですが息子との約束で「5年は生きるからな」と根拠なき誓いをしました。その約束は果たせそうです。ですが主治医の先生とのやり取りではそう長くはない将来にその時がやってきそうな気がしています。
●少なくとも自分は最後の時を迎えても「ジタバタはしない」という自信はあります。死ぬことに恐れも怖さもありません。それより早く身の廻りをもっと整理しなければという焦りの方があります。思い切って捨ててしまえば済むことなんですが。
●鷲田さんのおっしゃる「偲び」と「悼み」は私が死んでも「悼み」は無用と思っています。残された家族が一時的に悲しみ嘆くことはあってもすぐに忘れてほしい。人の世の歳月川はたゆまず流れているのです。自分の幸せを願って元気に生きて欲しいと切に思っています。
●ただ時々「偲んで」くれれば。希望の意味は「思いを馳せる」です。一緒に過ごした楽しかった出来事に思いを馳せてくれれば満足です。そして自分の生き抜く力にしてくれれば良いのです。私は今でも家内との花園の時代や子供たちが小さいころのやり取りや表情を思い出し元気の薬としているように。
■6月の生活態度評価は以下の通りです。コロナウイルス禍は反省の記事が見られるようになりました。最近注目したのは・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/71c318affe0116a54c1a6484d3611a1f75b2368b
辛坊治郎さんのコロナ緊急事態宣言に関する内容です。
しかし個人的にはまだまだ油断できませんよ。
●健康管理
6月は抗がん剤の副作用が強く、だるくて食欲減退に陥る日が多かったですね。頑張って無理やり食べるようにしました。久しぶりに苦しい1か月でした。
①食事:あまりおいしいと感じる食事は無かったですね。カレーライスやハヤシライスが救ってくれましたけど。
食材は前月の続き「さあにぎやかにいただく」を心がけています。美味しいと思って食べていないので体にとってはどうだったのでしょうか。60点にします。
②運動:息子の送迎もほぼ終わりました。元気に回復してくれたのがなによりです。ただ朝早くの動きは減って惰眠をむさぼることが多くなりました。起床は午前7時半ごろです。特に運動はしないで買い物散歩だけ続けています。梅雨になりそれも減ってきたので評価は60点。
➂睡眠:よく眠れていません。毎日午後10時には床についてほぼすぐに眠れますが夜途中トイレに2~3回ぐらい行きます。特に蒸し暑くなって夏布団を蹴とばすことが多くなりました。それで体が冷えてトイレに目覚めます。すぐに眠れますが熟睡感はありません。評価は70点。
④ストレス:イライラすることは少なくなりました。毎日テレビドラマを観て愉しんでいます。韓国や中国のドラマが多く、日本のドラマはあまり見ません。朝の喫茶店での読書が減っています。評価は80点。
⑤行った行動:息子のサポートは終わりました。家事手伝いは変わらず順調に行いました。部屋の夏への模様替えも終わりました。評価は90点。
以上5項目を20%ずつ配分で計算すると総合は72点になります。またまた前月より下がりました。7月は改善に向けてちょっと頑張ります。
●今月の晩御飯はあまりおいしくなかったですね。私の体調のせいでしょう。家内には感謝していますが時々自分で好きなおかずを調達して食べるとそれは旨いですね。(笑)タコとイカの天ぷら、じゃがいもとベーコンのチーズ炒め、サケの焼き魚、ネギ塩チキン、エビチリソース、冷ややっこ、ワカメのポン酢掛け、明太子スパゲティサラダなどなど好みです。
あと千回の晩飯は通算532回で532/1000で53.2%の進捗です。もう半分ですね。<完>
●明日7月1日は「半夏生」。蛸が旨い季節になりました。値段は上がったままです。ですが思い切って蛸の刺身と天ぷらを食べます。明日から3日間は家内が仕事なので3食とも自分で調達します。楽しみです。(笑)
- 登録日時
- 2020/06/30(火) 11:07