【2020年7月の雑感②】
▲近所の散歩道に咲いたアガパンサスの花。この花も雨の中では映えます。紫陽花と同じ薄い紫の色が私の眼には優しく映ります。紫君子蘭という和名もあります。花言葉の一つに「知的な装い」というのがありました。総じて愛の花という意味合いが強いそうです。
「ほうれんそう」には「おひたし」を
■久しぶりにビジネスパーソンに役立つだろうと思われる情報をネットサーフィンで見つけました。下記のURLをクリックしてご覧ください。
https://otonanswer.jp/post/8497/
ビジネスにおける部下の態度の定石として「ほうれんそう」は有名です。報告・連絡・相談の頭文字をとって覚えやすくしたものです。仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションの基本として学ばれた方も多いでしょう。
●それに対して上司の態度として奨めているのが「おひたし」です。ほうれん草のおひたしはご飯のおかずとしても美味しいですから皆さん良く知っておられることだと思います。私は大好きです。ほうれん草の効能は以下のURLで確認してください。栄養価の高い食材です。
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/epinard3.htm
●「おひたし」が部下からの報告・連絡・相談に対して上司が取るべき態度として推奨されている意味合いは、冒頭のURLをクリックして本文を参照ください。
抽出しておくと、「お→怒らない」「ひ→否定しない」「た→助ける(困ったことがあれば)」「し→指示する」です。
●それぞれの注意点も記載されています。もっともな内容です。そのまま覚えておいて活用するのはいいことです。何ごとも『知っているけどやらない』では身に付きません。いままでやれていないことで身に着けたいならばまず「やってみること」です。やることで新たな気づきも生まれます。それが上達への極意です。
●さて私のような実践から離れ書斎で情報発信しているものは、これでは飽き足らないことがあります。もう少しひねってみる方法は無いだろうかとか、関連して覚えておけばよいこともあったなと、知的作業を愉しみます。(笑)それを紹介しておきましょう。
●まずひねりから、「お→教える」「ひ→引き出す」「た→尋ねる」「し→指導する」です。教えると指導するの違いは、教えるのは情報レベル、指導するは手段・方法のレベルまで踏み込むことです。
●否定しないの代わりに「引き出す」。報告、連絡、相談を受けたら」5W2Hで内容を広げたり掘り下げたりします。「実態を把握する」「本音を掴む」などの目的に応じて「引き出す」ための質問ができるようになりましょう。都度5W2Hをすべてで使うという意味ではありません。あくまで必要に応じてです。
●助けるは状況によって使い分ける必要があります。私は部下が自力で解決できるように導くためには「尋ねる」が重要だと思います。率直に「君はどう思うんだ」とか「どうしてこういう状況になったんだ」とか尋ねることで下駄を相手に預けるチャンスを探ります。できるだけ自力で考えて問題解決ができるほうが部下の成長に貢献します。やってみてください。
■関連する言葉は「ほ・ね・み」です。「ほ→ほめる」「ね→ねぎらう」「み→認める」。これらはコミュニケーションを円滑に行い『成果を上げる』目的のための手段・方法のひとつです。
●「ほめる」には具体的成果をほめることです。仕事とは「成果を上げる」ことだというのを徹底するために、プロセス行動を誉めるのも大事ですが、結果を出す(目標を達成する)ことにウェイトを置くといいでしょう。成果のためには手段を選ばずではありませんから念のため。
●「ねぎらう」は「ごくろうさん」の言葉だけでは薄味です。そこに『励まし』の言葉を添えましょう。「いいね」「よくやった」「もうひといきだね」「流石だな」
「おかげで助かったよ」など次の行動にドライブをかける言葉を付加しましょう。
●これらのことを実戦で使いこなすために①「ほうれんそう」には②「おひたし」プラス③「ほねみ」と覚えておけばいつでも引き出しからその場にふさわしい態度・行動を引き出すことができます。
●しかも3つにしておけば頭でっかちにはならず、実践の手段・方法として目的に沿った使い方ができやすくなるでしょう。「7・5・3の法則」というのもありますが、重要なことは3つにまとめて覚えると良いという経験則です。興味のある方はやってみてください。<完>
- 登録日時
- 2020/07/11(土) 11:15