【2021年03月の雑感④】
▲私の家の近所の桜の樹も満開になりました。椿の樹々と一緒に咲いている場所が1カ所あり、ピンクのソメイヨシノと真っ赤な椿のコントラストが鮮やかです。1枚では上手く撮れませんでしたので2枚にしました。
大相撲春場所、高安関の心・技・体
■大相撲春場所が28日(日)に千秋楽を迎えて終わりました。優勝争いは混とんとしましたが見事、照の富士関が逆転優勝で大関復帰に華を添えました。おめでとうございます。私の優勝予想は12日目で優勝争いのトップに立った高安関でした。
ですが、残念ながら高安関は終盤3日間に平幕相手に3連敗してしまい脱落です。応援していただけに残念です。そこで彼の力士としての心・技・体について振り返ってみたいと思います。
●相撲界では力士の心・技・体の充実が指導のポイントです。ですがこれはあらゆるスポーツ選手に共通する大課題です。今回の高安関の心・技・体を語る前にそもそも心・技・体とは何なのかを掘り下げておきましょう。確か以前にも書いた記憶があるのですが、いつだったか思い出せません。重複はご容赦ください。
●まず「心」ですが、英語では3つに分けられます。「ハート」「スピリット」「マインド」です。まず「ハート」は主に感情の働きを現します。心情、気持ち、気分、愛情など「喜怒哀楽」を意味するものです。「スピリット」は精神、知性より意志や根性に裏打ちされたというニュアンスがあります。魂(たましい)という表現も適切かと思います。「マインド」は内面的な意思や知性が支える精神作用で、平たく言えば「心構え」でしょう。
●これが私の言葉の定義みたいなものです。そこで高安関の心の内を覗いてみましょう。今場所の前に高安関には第一子の娘さんが誕生していました。奥様は歌手の杜このみさんです。高安関は大喜びで「子供の誕生が励みになる」ととても前向きにとらえていました。ハートは喜びに満ち溢れていたことでしょう。そこでスピリットは「大関復帰への起点にする」という目標を持ったようです。マインドも「稽古に励み、1日一番相撲に集中する」という心構えで臨んだようです。
●12日目まで10勝2敗優勝争いのトップに立ち、追いかける力士たちに1敗差をつけました。この時点での成績で優勝の確率は95%ぐらいあったそうです。しかし高安関は残り3日間、緊張のためかふがいない結果に終わりました。おそらく「心・技・体」の「心」の状態が影響したことは容易に想像できます。
●相撲の「技術的な能力」は急に落ちわけではありません。ただ高安関にはこれさえあればという「強みの型」は十分にありません。左差し右上手の得意の左四つになる確率は高くないのです。しかも腹は出ていますが脚が太くなくやや腰高ですから不安定です。「体」のバランスがやや悪いといえます。「こころ」の状態が万全でなくなると「技」と「体」の弱点が出てしまいます。
●終盤3日間の相撲を見ていると若隆景関戦は相手が上手かったのでやむを得ませんが、飛猿関、碧山関には十分勝てた相撲でした。普通なら12勝3敗で優勝決定戦です。「心・技・体」のバランスが悪くなり相撲が崩れました。一番の要因は「こころの乱れ」ではないかと思っています。
●先の3分類でいえば「ハート」が乱れたのでしょう。推測ですが緊張であがってしまい、地に足が着かない状態だったと思います。それに最後の2番は勝負所を逃がしてしまい、あせりから十分ではない体勢で前に出て落ちてしまいました。
●兄弟子だった元横綱稀勢の里関も緊張しいでしたがそれ以上に緊張したのでしょう。初優勝がかかっていましたから無理もないのですが。勝負師にとっては致命的な弱点ですからこれを肥やしにして来場所にまた頑張ってもらいたいと思います。
●「スピリット」も「マインド」も影響は受けたでしょうが大きな問題ではなかったと思います。やはり「こころ」の働きでは「ハート」である感情が一番影響を受けますね。平常心を保つ訓練はしなければいけないでしょう。
●以上が大相撲春場所における初優勝のチャンスを逃がした高安関の「心・技・体」のバランスの崩れに対する私の見解です。ご本人は悔しさと不甲斐なさに打ちひしがれているかもしれません。初優勝は出来ませんでしたが、大関復帰への足掛かりとなる10勝は挙げたわけです。後悔はせずに反省をしっかり行って来場所以降につなげてもらいたいと願っています。
■大相撲初場所を連日テレビ桟敷で観戦したんですが、27日(土)から左腰の腰痛が始まりました。午後4時ごろから6時まで横着な姿勢でテレビを観ていたツケか、左腰が痛くてたまりません。ようやく抗がん剤の服用が終わってやれやれと思っていたのに不快感は増しています。自業自得でしょうが医者に行くのが面倒なのでロキソニンテープを貼って耐えています。歩けないほどではないので何とか回復するだろうと思っていますが、困ったものです。
●相撲が終わればプロ野球の開幕です。今日30日(火)からは開幕2カード目です。巨人戦はバンテリンドーム(名古屋)なので関西では地上波もBSも放送がありません。仕方がないので阪神対広島戦を観ます。タイガースが開幕3連勝と好調な滑り出しをしました。もう優勝宣言をしている芸人さんがいますが、ファンは何を言っても構いません。(笑)大いに自分勝手に野球を楽しみましょう。
●昨日29日(月)は定期診察で神戸医療センターに行ってきました。本欄でご報告するようなことはありませんでした。血液検査も尿検査も異常なし、癌がいなければ元気な体なんでしょうね。CT検査は次回の診察後にしようということになりました。次回の診察は4月12日(月)です。
■それでは3月の生活状態の評価をしておきます。
●健康管理
3月は抗がん剤の服用は1回スキップになりました。白血球(好中球)が減ったからです。15日に再開後は2週間大きな変化はなく服用しました。
①食事:昼食は相変わらず自分で調達することが多く、好きなものを食べました。2回ほどレストランで食事をしました。1回は家内と、2回目は長男とです。いずれも美味しくて食べ過ぎましたがね。(笑)
家内の料理ではシチュー、ハヤシライス、カレーライスが美味しかった。夕食ではバランスを考えた献立で野菜も十分に食しました。
よく食べられたので点数は90点。
②運動:買い物散歩は続けています。ですが後半はテレビ桟敷で競馬や相撲を見ることが多く、ラジオ体操すらサボってしまいました。2年ぶりに腰痛が起きたので50点にします。
➂睡眠:午後10時半の就寝。途中の目覚めは1回ないし2回です。快適に目覚めた回数は少なかったようです。寝る姿勢も左下にしないと安定せず拙いのではないかと思います。評価は60点。
④ストレス:あまり感じませんでした。ただ最後に来て腰痛になり不快感がいっぱいです。家内との間もおだやかです。テレビ鑑賞や読書、音楽鑑賞で退屈することはありません。得点は80点
⑤行った行動:家事手伝いは変わらず順調に行いました。買い物、風呂洗い、部屋の掃除、ゴミ出し、布団上げ、洗濯物の取り入れと変わらずやりました。家内の評価は上がりませんが、評価は90点。
●総合得点は370点で平均74点です。前月より4点下がりました。今月は緩和ケア病院2軒の訪問がハイライトでした。ブログも病気備忘録のようなものが多く、読者の皆様の役に立つようなことは書けませんでした。ご容赦ください。
●あと千回の晩飯は通算806回で806/1000で80.6%の進捗です。ようやく8割を超えました。1,000回を超えるのはプロ野球の今シーズンが終わった頃です。そこまで生きられるかどうかは分かりませんが、何とか1,000回は達成したいと思っています。
■遅れ気味の桜の花も満開が近づいています。今年は市バスで奥須磨公園に行こうと決めていたので4月早々に行ってきます。天気が良い日がいいでしょう。
●今朝本稿を推敲したのですが、そのまえにとうとう近所のクリニックに行って腰の理学療法をしてきました。今朝は痛くて起きるのもつらかったんです。1週間ほど通えば少しはマシになるかもしれません。このままでは奥須磨公園に花見には行けないでしょうから。頑張って治すぞ。<完>
- 登録日時
- 2021/03/31(水) 11:48