【2021年05月の雑感③】
▲ポピーの花畑。知人からの贈り物です。綺麗ですね。私の近所、近隣にはこういう風景はありません。ついついミニマムな花の撮影が多くなります。早く須磨離宮公園の薔薇園に行きたいものです。これから1週間ほどがチャンスです。晴れた日に行ってきます。
荒磯親方と藤川球児氏の解説
■大相撲夏場所が終わりました。新大関照の富士関が千秋楽で同じ大関の貴景勝関との優勝決定戦を制して見事4度目の優勝でした。おめでとうよくやった。反則負けという不運な一番もありましたが、腐らず乗り切ったのは見事です。
これで来場所は綱取りの場所になります。緊張せず現在の地力を発揮すれば夢は叶うでしょう。「夢叶う」を目標に頑張ってもらいたいと思います。
●最後まで場所を盛り上げた貴景勝関にも来場所の健闘を願います。大川栄策さんの「男の火花」をYoutubeで鑑賞して貴景勝の良さに思いを馳せています。
一方、同じ大関の朝乃山関の不祥事には残念な思いです。別途「道を踏み外す生き方」について考え、書いてみます。
●相撲が終わり月曜日から淋しい思いをしています。(笑)ですが今日25日からはプロ野球の交流戦が2年ぶりに始まります。これが新たな楽しみです。わが巨人軍は負傷者続出でピンチです。なんとか9勝9敗の五分で終えて欲しいと思っています。(弱気ですが、客観的には容易ではありません)
●相撲と野球の愉しみの中で気づいたのが相撲解説の荒磯親方と今年から野球解説陣に加わった藤川球児氏の卓越した解説ぶりです。相撲の荒磯親方の名解説はすでに定評のあるところで、大先輩の北の富士勝昭さんも機会あるごとに賞賛されています。コラムではNHKの専属解説になればかつての神風正一さんのようになれるとまでおっしゃっています。
●ですが荒磯親方は大学で相撲部屋のこれからという論文も書かれて将来の部屋持ち親方の道に進まれるようです。私はぜひともそうしてもらいたいと思います。親方の解説の良い所は「相撲の技術的なことを実践的にわかりやすく伝える力があること」です。
●具体例を挙げることはできませんが、聴いていてなるほどと思うことが多々あります。
同時に声の質と話し方が天性のものか聴いて心地よいのです。NHKの解説陣の中にはぼそぼそと何を言っているのか分かりにくい方も多いのですから。
●「話の内容」と「伝え方」の両輪が水準以上なのは荒磯親方がダントツです。話の内容の視点の多さ、目の付け所、褒めるポイントの的確さ、改善点の指摘がしつこくなく、力士への愛情が感じられるのも良い点です。
■今年の驚きはプロ野球の新人解説者藤川球児氏の魅力です。まず故野村克也さんばりのバッテリーの打者との投球予測です。これが思い付きではなく実戦経験からくる「なるほど」と思わせる内容です。投手の組み立てが的確です。実際には投げる投手の逆玉などがありその差がよく分かります。
●それにチーム事情について内幕を明かしてくれることがあります。ただ阪神タイガースについては一線を超えないところで寸止めすることがあります。これがまた思わせぶりで知りたい欲求が刺激されます。この抑制のきいた姿勢は彼の人間性でしょう。
●最初は阪神戦の解説が多かったのですが、最近はパリーグの試合も解説してくれます。特徴は何といってもバッテリー間の投球術、投手心理、継投、打者心理などに聴きごたえがあります。よく勉強されているのが伺えます。
●藤川さんも声が聴きやすく、柔らかいトーンです。目線も低く高飛車な発言はされません。選手に寄り添った発言は同業界人としての愛が感じられます。球界のOBとして偉そうにしないだけでも立派なものです。先日の阪神タイガースの元同僚の若手が打ち込まれたときも、「叱咤激励したい」とコメントされていました。叱咤と激励を同時に口にできるところが指導者としても期待が持てます。
■2人の新進気鋭の解説者の登場は、大相撲とプロ野球を愛する人々に大いに期待を持たせるでしょう。少なくとも私は60年強のファン歴からしてそういう評価をしています。藤川さんは今日の開幕戦はNHKBS1でDNA対オリックス戦の解説を務められます。オリックスの先発山岡投手をどのように料理するか楽しみです。ぜひ野球ファンの方はお試しください。
■昨日神戸医療センターで定期健診を行ってきました。今回は抗がん剤の投薬明けですし、腫瘍マーカーの検査もありません。血液検査の結果は異状なしで、好中球(白血球)も正常値範囲以内でした。
●体調の変化は腰の痛みが取れないんですという事しかありませんでしたので伝えると、「当病院で診察を受けますか」と言って頂けました。最悪の場合はその選択肢もありますが、今行っているクリニックの先生の診察も初診以来受けていませんでしたので、「明日、久しぶりに診察を受けるつもりなので結構です」とお断りしました。
●これでいつか頼む時も頼みやすくなりました。(笑)主治医の先生も「この病院では待ち時間も長くなりますし、薬の処方しかないでしょうから、近所のクリニックで診てもらう方が良いんじゃないですか」と言って頂けました。
●「ところで先生、コロナワクチンは打っても良いでしょうか」と目下の関心事についても尋ねました。「いですよ、しかし抗がん剤の休薬期間中にしてください。白血球が減っている時は支障が出るかもしれませんから」と助言頂きました。
●あとはいつも通り抗がん剤以外の薬の処方をお願いして15分少々の診察は終わりました。今日は収穫がありました。(笑)帰り際のあいさつで「いつまで持つんでしょうかね」とつぶやくと、「鶴崎さんは元気そうですし、他の患者さんはもっとしんどいとおっしゃっていますよ。抗がん剤ロンサーフ使用では最長記録になるんじゃないですか」などと愛想を言って頂きました。(笑)
●このような「他の人より頑張っておられますよ」という言葉は私には快適に聞こえます。実は内心聴きたかった言葉です。(笑)そんなんで久々に元気に帰りました。それに薬局では限度額の18,000円を前回で越えているので、抗がん剤以外の薬をたっぷり無料で持って帰りました。(笑)腰の湿布薬も随分と在庫が増えましたね。
■5月25日(火)朝から寝起きの腰の痛みで唸っていました。朝食時に入れ歯を付け忘れるぐらい痛かった。急いで近所のクリニックに行って、2か月ぶりに先生の診察を受けるよう申請しました。
先生には開口一番「2か月電気治療しましたがこの2,3日激痛ですねん」と訴えました。先生はレントゲンを見ながら「骨折が悪化しとんかもしれんな」「あんたようけ薬飲んどるから出すのを止めてるんや、注射打つか、でも先に電気治療しといで」と仰いました。
●電気治療をすると一時的に痛みは和らぎます。終えて待っていると診察再開ですぐに注射をしてくれました。先生は「どの辺が痛いねん」と仰るので、手で示すと今度は指圧の要領で一番痛いところを探されました。「うっ、いたっ、そこですわ」というとぷちゅと針を刺されました。それがまた痛い。「これでちょっとは大丈夫やろ」と言われて終わりました。
●ここで身支度をしながら「先生、コロナのワクチンも打ってくれますンか」と聴きたいと思っていたことを尋ねました。神戸市の情報誌ではクリニック名は掲載されていませんが、電気治療室で他の患者さんが「ここの先生に打ってもらうんや」と理学士さんと話しているのを聴いていたので確認しました。
●先生は「かかりつけは無いんか」と言われたので「私の場合は神戸医療センター一本ですから」というと先生は「そうやなあそこは打たへんからな、いいよ看護師さんと調整しといて」と。「先生、抗がん剤の服用期間中は避けるように」と言われていますと伝えると「それも含めて隣の部屋で確認しとき」で完了。
●先週半ばにお知らせの封書が届き、見たけれどどう動いて良いかが分かりにくいお知らせでした。抗がん剤の副作用と腰の痛みで集中力も欠けていました。面倒だなという思いと、クリニックの先生に聴いてみた方が早いという気でいました。
●思わぬ展開にやったという気持ちで気が晴れました。既に予約の方がかなりおられるようで看護師さんが「6月の後半になりますよ、近づいたら電話で注射の日を知らせます」とのこと。「2回目も3週間から4週間でもOKになったので、休薬期間になりますね」との安心情報。
●昨日から今日にかけては良い展開です。(笑)家内とも入れ歯の件でひと悶着があり冷戦状態でしたが、コロナワクチンの予約が上手く行ったと伝えると話に乗ってきて、なし崩しの和解です。(苦笑)
●電気治療に2か月、日曜日以外は毎朝通った甲斐がありました。受付の方々、看護師さん、理学士さんとも顔なじみですから雰囲気が親し気です。人間関係における接触頻度の効果が表れた事例ですね。真面目だが堅苦しさのない患者の態度は長い病院通いで身についたようです。(笑)<完>
- 登録日時
- 2021/05/25(火) 16:51