先日、出先で家族とクルマに乗っていたときのこと。
路地裏の、そう交通量は多くない道路に
横断歩道を横切ろうとするおじいさんが見えました。
おじいさん、それはそれは重たそうに
自転車を押して歩いていたんですが
運転していたうちの主人も、助手席にいた私も
何度も何度も確認してしまいました。
クルマ側の信号が青だったのを…。
歩行者用信号はまぎれもなく赤。
横断歩道を渡ること自体危ないのに
そのおじいさん、何を思ったか
赤信号中の横断歩道の真ん中で
無謀にも自転車に乗ろうとしたんです。
おぼつかない足取りで
片足をペダルにおいてキコキコ反動をつけながら
乗る通称「おばちゃん乗り」
(っていう名前かどうかはわかりませんが)
をしようとしているじゃないですか。
その無謀な行動に
あいた口がふさがりませんでした。
◆減らない高齢者の交通事故
先日、ちょうど2010年度版交通安全白書が
発表されたという新聞記事を目にしました。
昨年の人口10万人当たりの交通事故死者は
平均3・9人だったというのに
今年は大幅に平均を上回ったそうです。
年代別に見ると、
65~74歳が6・1人、
75歳以上で11・6人。
交通事故死者数自体は10年前と比べて
45・4%と大幅に減っているのに
75歳以上が6・6%減など、
高齢者事故は微減どまり。
ちょっと先の横断歩道まで歩くのも
階段だらけの歩道橋を渡るのも
歳を取れば取るほど
しんどく、おっくうになるのかもしれません。
それでもやっぱり交通ルールは守ってほしい。
自身が事故にあうことはもちろん
そのご家族の気持ちや
ともすると加害者になってしまうかもしれない
ドライバーのことが心配です。
それにしても、自転車のおじいさん…、
反対車線から車がやってこなくてよかったなぁ。。
- 登録日時
- 2010/06/15(火) 01:16